2012年3月23日金曜日

第17回ナイトウォーク

毎年恒例のナイトウォーク。 今年で17回目を迎えます。
今回も、那覇中と上山中の生徒が長距離ウォーキングに挑戦します。(昨年の模様はこちら

コースは、若狭公民館~那覇空港~豊崎~西崎~兼城~名嘉地~真玉橋~市民体育館~金城ダム~安里~泊高橋、そして再び若狭公民館へ戻る、32kmの道のりです。

参加者は、みな自分で希望して参加した生徒たちです。
「去年はもう二度と参加しないと思ったけど、辛い時にこれを思えば何だって耐えられる。だから今年も参加する!」
という生徒もいました。

本番の3月17日を前に、9日にスタッフ会議とコース夜間下見、15日は参加者オリエンテーションを行いました。


結団式。諸注意とスタッフ紹介のあとは、みんなでストレッチ。32km歩く準備をします。

集まったスタッフたち。平良館長をはじめ、みな緊張した面もちです。
事故の無いように戻って来られるよう、生徒のサポートをよろしくお願いします!

夜9時、いよいよ若狭公民館をスタート。みんな気をつけて!

最初は、はしゃいでいた生徒たちも、徐々に32km歩くことの意味が分かってきます。
時には粛々と、時には元気に声を出して歩きます。

沿道4カ所のチェックポイントでは、トイレ休憩と給水をとりつつ、時間と人数の確認。
西崎運動公園で夜食、市民体育館前でおやつを食べて元気を出し、次へ進みます。

夜も明けて、ゴールが近づいて来ました。ここまでくればあと少し、お互いがんばろう!

ゴール! 32kmを歩ききりました!!
疲れてヘトヘトですが、一気に喜びと嬉しさが押し寄せてきます。
引率のスタッフの顔にも、笑みがこぼれます。

朝食のうどんとヨーグルトを食べて一休み。
中には疲れ切って寝転んでいる人もいます(生徒もスタッフも!)

そう、うどんは地域の方々が早朝から公民館で準備して下さいました。
こうした裏方のみなさんにも支えられています。

 
最後に、完歩証を授与して終了です。
完歩証は、スタート前に撮影したグループの写真付き賞状。
32km歩くことは、本当にすごいことです。お疲れさまでした。

家に帰るまでがナイトウォークです。みなさん気をつけて帰ってね。


今回は、若狭周辺地域の方々を始め、医療法人陽心会(救護車及び救護班要員派遣)、那覇市ウォーキング協会会員(サポーター派遣)、中央・小禄南・石嶺の各公民館職員がスタッフとしてお手伝いくださいました。
また、スカイレーン、西崎運動公園、できすぎ屋、金城ダム管理所には、トイレの借用に関してご協力を賜りました。
みなさまのご協力あってこそのナイトウォークです。篤く御礼申し上げます。そして来年もよろしくお願いいたします。

2012年3月21日水曜日

「ニュース映像で振り返る 復帰40年」報告

3月18日、成人講座として「ニュース映像で振り返る 復帰40年」を実施しました。
この講座は、沖縄県復帰っ子連絡協議会と共催している「=復帰あのころを知る=」シーリーズの第5弾となります。

今回は、復帰当時からRBC(琉球放送)カメラマンとして活躍されたほか、米軍などが映した戦後沖縄の映像の収集・整理にも尽力されている新里勝彦さんをお迎えし、RBCの秘蔵映像をみせていただきながら、当時のお話を伺いました。

秘蔵映像を見ながらのお話を伺う

RBC開局の1960年から復帰直後まで使用していたTVカメラ「Bels & Hawell 」もみせていただきました。
1回で収録できるのは約3分。
重いですが、コンパクトです。
価格は当時で30万円くらいだったそうです。

Bels & Hawell 」について説明する新里さん
(写真は打合わせ時のもの)

今回は、復帰以前の沖縄の生活やその雰囲気をみていただきたいということで、アメリカ世(米軍統治下時代)の映像を中心にみせていただきました。
そのなかでも米国民政府制作の「琉球ニュース」を多く紹介していただきました。

 琉球ニュースのオープニング映像

琉球ニュースは、島ぐるみ闘争に入っていく時代と重なります。
米軍への反感が高まるなかで、基地を機能させるためには、沖縄の人たちの人心をつかむ必要があると制作されたプロパガンダだったそうです。
「琉米親善」(以前は米琉親善と言っていたそう)を掲げて沖縄の子どもたちにお菓子を配る米民生官や琉米親善水泳大会の映像などを次々に見せていただきました。

「琉球ニュース」に見入る受講者

ほかにも、ペリー来琉100周年を祝う「ペリー百年祭」の様子や泊地区あたりとみられる場所で開催されたロデオショーなど興味深い映像が盛りだくさんでした。

新里さんは「琉球ニュースはプロパガンダのために制作されたものだが、それを否定的に捉えているわけではない。映像に映っている沖縄の人々はイキイキしていて、当時の社会状況も含めさまさまな情報を読み取ることができる貴重な資料記録となっている」と話されていました。

「琉球ニュース」をみながら講師の話に耳を傾ける

琉球ニュース以外にも、ご自身が撮影されたコザ騒動やジェーン・フォンダ来沖時の映像、屋良朝苗インタビューなど、貴重な映像を当時のエピソードを交えてお話しいただきました。

会場からあった、写真家石川文洋さんをウチナーンチュだと直感した理由や、復帰の日の取材状況などの質問にも丁寧にお答えくださいました。

質問を寄せる受講生

講座の様子は、OAM(沖縄オルタナティブメディア)の協力で、インターネット同時配信しました。
下の「▷」をクリックするとアーカイブをご覧いただけます。
(講座開始のあいさつのあと、3分50秒くらいから始まります。)




講座には新聞やテレビニュースなどの取材もありました。

→ 沖縄タイムス(3/19掲載)はこちら。

※RBCのザ・ニュースでは、本日(3/21)放送予定です。

(宮城)


「ニュース映像で振り返る 復帰40年」沖縄タイムスに掲載

3月18日に実施した青年講座、=復帰あの頃を知る=その5「ニュース映像で振り返る 復帰40年」の記事が、翌日19日の沖縄タイムスに掲載されました。

沖縄タイムス(2012.3.19)
※クリックすると拡大表示されます。

2012年3月19日月曜日

「100だる ファイナル!」ワラビーに掲載

昨日(3月18日)、沖縄タイムス子ども向け復読紙「ワラビー」に3日に開催した「100人でだるまさんがころんだ ファイナル!」の記事が掲載されていました。

沖縄タイムス復読紙「ワラビー」(2012.3.18)

さすが、記者さんはいい瞬間をしっかりカメラに収めていますね。
主催者が撮った写真とはまた異なる魅力があります。

この「100人でだるまさんがころんだ」については、本日の沖縄タイムス「大弦小弦」でも載触れています。
このようにひとつの事業が新聞等で紹介されるのは、こちらの趣旨やねらいとすることが広がっていくこととつながるので嬉しいです。

(宮城)




2012年3月16日金曜日

「100だるファイナル!」報告

少し遅れてしまいましたが、「100人でだるまさんがころんだ ファイナル!」の報告をします。

これまで4回(若狭地域文化祭プログラムも含む)実施してきた「100人でだるまさんがころんだ」は、去った3月3日でファイナル!、つまり最後となりました。

最終回になった理由は、会場の若狭海浜公園南側緑地を公園整備で駐車場にするため、今後は使用できなくなってしまうからです。
(駐車場になるのは若狭海浜公園の一部で、全てではありません)


前日、突然の豪雨があり天気を心配していたのですが、てるてる坊主をつくった効果が現れたのか、無事晴れ、ちょうどいい天気でした。

開会式では、簡単なルール説明を行います。
(100人で楽しめるよう、特別ルールにしています)

皆さん、このトロフィー目指して頑張ってくださーい!


鬼はチョンダラーです。2名いますよ。

いよいよゲームスタート!
ゴールは左端にある樹。
チョンダラー(鬼)の「だるまさんがころんだ!」のかけ声にあわせて、少しずつゴールに近づいてきます。

みんな本気です。かなりのスピード

チョンダラーのかけ声は「だるまさんがころんだ」だけではなく
「一本足がころんだ」
「三本足がころんだ」
とどんどん変化していきます。

一本足、と言われると一本足で停止。
三本足の場合は、両足と片手を地面につけなくてはなりません。

「三本足転んだ」で手をつく参加者

「四本足がこーろんだ」
のときはこんな感じ。

「四本足こーろんだ!」

さらにアレンジは進んでいき、
「ワニさんがころんだ」
と言うと、ワニの格好をしなくてはなりません。
面白いポーズが生まれて、どんどん盛り上がっていきます。

「ワニさんがころんだ」でワニのポーズ

何回かやると、上位陣が固定してくるので、低学年(3年生以下)、男の子、女の子と参加制限を設けてゲームを楽しみます。

大人限定でのゲームも行いました。
さすが、大人は礼儀正しい。
きちんとルールを守ります。
でも、そのぶんスピード感に欠けましたが。。。

大人の「だるまさんがころんだ」は、ちょっと地味?

何ゲームか行ったあと、各ゲームの一位同士で優勝決戦をしようとしたところで、パラパラと雨が降り出してしまいました。

そこで、急遽終了することに。。。

優勝決戦はなしにして、これまでの結果で優勝者を決めることにしました。
ゴールにたどり着いた数がもっとも多かった若狭マリナーズ(若狭小野球部)の新崎くんがチャンピオンに輝きました。

新崎くん、おめでとうございます!



「100人でだるまさんがころんだ」の様子がわかる動画をアップします。
3つの映像、それぞれ異なる視点で捉えているので楽しめますよ。

まずは、ゴールに参加者が集まってくる様子をご覧ください。

ゴール付近から全体を捉えた映像です。


先日もアップしましたが再掲載。
鬼(チョンダラー)目線で撮影された映像です。
こちらは、鬼ならではの視点、そして臨場感あふれる映像となっています。

鬼(チョンダラー)目線の動画


静止画で作成したスライドショーです。
会場の雰囲気や参加者の表情が伝わると思います。

「100人でだるまさんがころんだ ファイナル」スライドショー



今回の「100人でだるまさんがころんだ」は、ファイナルということもあって、かなり反響がありました。
100人どころか、150人も集まってかなりの盛り上がりをみせました。

メディア等にも取り上げられたのでご紹介します。

沖縄タイムスに報告記事が掲載されました。

沖縄タイムス(2012.3.4)掲載記事
※クリックすると拡大表示されます。

地元密着型エンタメ情報サイト「エンタ魂」にも取り上げていただきました。

そして、本日(3月16日)、OTVスーパーニュース「明日への方程式〜ひと×まち=未来〜」でも放映される予定です。
ご都合のあう方は、ご覧ください。

(宮城)


2012年3月15日木曜日

「平等と自立を手に入れるために」報告

 3月10日に地域学習支援事業として、シンポジウム「平等と自立を手に入れるために 〜シングルマザー 母と子・女性の人権を知る〜」を実施しました。

主催は、若狭公民館で定期的に活動しているしんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄のメンバーを中心に構成されるシングルマザーの生き方を支援する実行委員会。
会場は若狭公民館ではなく、沖縄県男女共同参画センターてぃるるでした。

若狭公民館は、共催として企画運営を協力したほか、講師派遣を行いました。

パネリストは4名。
フランス国立東洋言語文化研究所日本研究センター博士課程の猿ヶ澤かなえさんは、「日本の貧困とシングルマザー」と題し、国際比較によって日本の貧困についてお話しいただきました。

国際比較のデータを基に説明する猿ヶ澤さん(手前)

沖縄NGOセンター代表理事の新垣誠さんは、ネパールにおける女性の現状を紹介。
人権意識の低さが女性を苦しめている状況を説明し、DV被害の多い沖縄にも根底には同様の価値観があるのではないかと指摘されました。

ネパールの現状をお話しする新垣さん(左から2人目)

元沖縄タイムス記者で、フリーライターの山城紀子さんは、取材を通してみえてきたシングルマザーを取り巻く状況について紹介。
生活基盤を築けないことによる子どもへの影響や社会的価値観、保証制度の問題について話されました。

沖縄のシングルマザーについてお話しする山城さん

実行委員の一人であり、しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄代表の秋吉さんからは、非婚シングルマザーの抱える問題として、寡婦控除が適応されない現状を説明されました。

非婚シングルマザーの抱える問題について説明する秋吉さん(右)

シンポジウムには30名あまりが参加。
予想していたより男性の姿も多く、様々な立場の方がいらっしゃるように感じました。

熱心に話を聞く参加者

シングルマザーを取り巻く現状やそこからみえてくる問題は、当事者だけのものではなく、福祉政策や社会保障、人権意識などとも関わってくることをあらためて感じました。

社会全体でこのような問題を共有し、ともに考える場をつくるのは公民館の果たすべき役割ではないかと思っています。
また今後も継続的に取り組んでいきたいです。

(宮城)




2012年3月13日火曜日

復帰講座「ニュース映像で振り返る 復帰40年」

「復帰」について多角的に学ぶ講座の第5弾実施します。
下記チラシおよび概要をご覧ください。

※チラシ画像をクリックすると拡大表示されます。


=復帰あの頃を知る=その5「ニュース映像で振り返る 復帰40年」

沖縄県本土復帰40周年を迎え、あらためて「復帰」について多角的に学ぶことを目的に実施している講座「復帰あの頃を知る」シリーズの第5弾です。
今回は、復帰当時からRBC(琉球放送)のカメラマンとして活躍したほか、米軍などが撮影した戦後沖縄の映像の収集・整理にも尽力されている新里勝彦氏をお迎えし、RBCの秘蔵映像とその歴史的・技術的な背景、そしてレンズを通してみたウチナーンチュについて考えます。

【日時】3月18日(日)16時~18時
【場所】那覇市若狭公民館 2階 第1研修室
【講師】新里勝彦(元琉球放送カメラマン)
【参加費】無料
【問合せ】098-891-3446
     info@cs-wakasa.com
【主催】那覇市若狭公民館・復帰っ子連絡協議会
【協力】琉球放送

    OAM(沖縄オルタナティブメディア)

※尚、講座の様子はUSTREAM中継を行う予定です。
 会場まで足を運ぶことのできない方は、こちらでご視聴ください。
→ http://okinawa-am.net/ustream/index.html


【会場案内】
那覇市若狭公民館
http://naha-kouminkan.city.naha.okinawa.jp/wak-kou/about/access.html
※駐車場がありませんので、車でお越しの際は近くの有料駐車場をご利用ください。









2012年3月6日火曜日

「100人でだるまさんがころんだ ファイナル!」二つの映像

3月3日に実施した「100人でだるまさんがころんだ ファイナル!」の動画をアップします。

まずは、写真のスライドショーです。
当日の様子、全体の雰囲気が伝わると思います。

「100人でだるまさんがころんだ ファイナル」スライドショー

次は、鬼(チョンダラー)目線で撮影された映像です。
こちらは、鬼ならではの視点、そして臨場感あふれる映像となっています。


鬼(チョンダラー)目線の動画

この2つの動画のほかにも、全体を俯瞰した固定カメラで撮影したものがあるので、その映像もそのうちアップしますので、お楽しみに。

(宮城)

ひなまつり お茶会


3月3日(土曜日)
 「100人でだるまさんがころんだ、FINAL!」で思う存分遊んだ後・・・
「若狭ちむどんどん太鼓」の子ども達はひな祭りのお茶会に参加しました。
ご指導いただいたのは「はな茶の会」の茶道裏千家の山田宗民先生
  日本の文化である茶道をとおして、
思いやりの心や感謝の心を大切にという教えをいただきました。


        お昼には、お母さんたちが準備したちらし寿司とお吸い物を
        いただきました。

     
        
  

          赤い絨毯(毛氈というそうです)の上に正座した子供たち・・・
          身も心も引き締まります。

    
          不慣れな正座に、「足がしびれた~」「足が痛い~」と、
          言いながらも行儀よく先生のお話を聞いていました。
             床の掛け軸をみて今日の茶会のテーマを思い、
            花入れをみて季節を味わい、
             三人官女の人形をみてひな祭りを祝いました。


           ゆったりとした気持ちの中、お菓子とお茶をいただきました。
          抹茶の苦みに顔をしかめる姿も・・・


          とても貴重な体験をさせていただきました。
          どうもありがとうございました。
                            (あしとみ)

2012年3月5日月曜日

【沖縄タイムスに掲載】100だるファイナル!

3月3日に開催した「100人でだるまさんがころんだ ファイナル!」
おかげさまで事故もなく、心配していた天気もどうにかもってくれ、無事終了することができました。

またあらためて報告しますが、昨日(3/4)の沖縄タイムスに報告記事が掲載されていたのでご紹介します。


他にもいくつか取材がありました。
NHKは当日のお昼のニュースで放送したそうです。

16日(金)には、OTVスーパーニュース「明日への方程式〜ひと×まち=未来〜」でも放送される予定です。

そのほか、ムービータイムのエンタ魂というサイトでも紹介される予定です。


→ 沖縄タイムスの紹介記事(WEB版)はこちら。


2012年3月2日金曜日

【2012年3月】若狭海浜公園FINAL

3月のトップページは若狭海浜公園です。
若狭名物「100人でだるまさんがころんだ」おなじみです。
場所は、海に向かって(昨年開通した那覇空港向け「波の上臨海道路」の交差点)に
向かって左です。

 歩道には、このような案内板もあります。

この公園、今年度の工事で姿を変えることになります。
じつは「100だる」も、「若狭海浜公園が使われていないのはもったいない」
「工事でなくなる前に何かしたい」と、こちらも若狭名物「朝食会」の
有志により企画が立ち上がりました。
その「100だる」も、いよいよ工事が差し迫り3/3(土)がファイナルになりました。
写真右の木が、明日の受付。正面の芝生を超えると、


芝生を超えると、

 石の舞台、「大型旅客船バース」、そして今月の「wakasa」マークが見えてきました。

今月のトップページ画像には、ここにロゴマークが写っていました。

このすり鉢上のつくり、やはり面白いです。
明日、ここに100人が集まってだるまさんが転んだ。やります。


見物するもよし、参加するもよし。
公園を惜しむもよし。気軽にお越し下さい。


朝10時受付〜12時30分。参加無料。雨天中止。
若狭公民館 tel 891-3446


今月のトップページを担当したのは、上江田でした。

※工事でなくなるのは、若狭海浜公園の中でも「100人でだるまさんがころんだ」の会場となっている南側緑地で、若狭海浜公園がなくなるわけではないですよ。