在宅介護が必要となったとき戸惑うことのないよう「みんなに優しい介護と介護食」の講座を開催しました。
参加者の中には、実際に介護中という方もいて、3日連続の講座でしたが熱心な様子でご受講くださいました。
◆1日目のプログラム「優しい介護と介助のコツ」◆
大道中央病院リハビリ課 理学療法士の嶺井滋先生をお招きして、お互いに無理のない介助の仕方をレクチャーしていただきました。
立ち上がるとき、寝返りを打つ時などの日常の動作を相手の状態に合わせて補助すること、また体の衰えが進まないように、残っている機能を活かした補助の仕方、相手の気持ちを尊重しながら寄り添っていく姿勢が大切であることなど。。。ご本人の体験談も交えて、とても感慨深いお話しをしていただきました。
参加者の声
・とても分かりやすく丁寧に教えてくださったので実行に移せそうです。
・現在、夫の介護をしています。ヘルパーさんのやり方を見よう見まねで介助していましたが、今回の講座で楽に移動させるコツや、声かけするなどのコミュニケーションの大切さを教えていだだいて助かりました。気持ちに余裕をもって優しい介護をしたいと思います。
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◆2日目のプログラム「低栄養の予防と献立の工夫」◆
株式会社明治の末吉孝旨氏をお招きしてお話しを伺いました。
健康寿命を延ばすために低栄養がなぜ問題なのか?低栄養になったらどうなるのか?早期発見の目安は?などのお話しから予防法と献立作りの工夫、また効率よく栄養を摂取するための食べ方など、とても参考になるお話しをしていただきました。
参加者の感想
・ヨーグルトの効果的な食べ方がわかってよかったです。体に必要な栄養素にも気を付けていきたいと思います。
・夫婦二人だけの生活になり、あまり栄養について考えたことがありませんでした。年をとっても栄養が必要だということを知りました。
・とても分かりやすく説明してくださりありがとうございました。自立した生活をより長く続けるためにも食生活に気を付けたいと思います。
◆3日目のプログラム「簡単でおいしい介護食」◆
沖縄調理師専門学校 介護食士指導員の伊狩麻澄先生をお招きして調理実習を行いました。
ひと手間加えることで食べやすくしたり、盛り付けや色合いを工夫することにより食欲を刺激するなど改めて食の大切さを実感したことと思います。
参加者の感想
・わかりやすくてよかったです。ゼラチンライスは、初めて聞きました。のど越しが良く食べやすかったです。ありがとうございました。
・ハンダマ寿司、とても良いアイディアで美味しかったです。もっと介護食の講座を開いてほしいと思います。いつも介護食作りに悩んでいます。
・美味しさはもちろんのこと、盛り付けや色使い、食べやすさなどに気を配りながら介護食作りをしていきたいと思います。食事の時間を楽しみにしてもらえるようにしたいと思います。
☆メニュー☆
ハンダマ寿司(ゼラチンライス)
シブインブシー
魚のおろし煮
黒ゴマゼリー
美味しいものをいただくと、笑顔がこぼれますね。。。
どうもありがとうございました(^^)