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2011年8月22日月曜日

少年教室「夏のトム・ソーヤ〜風力で動くもの〜」やりました!!

若狭公民館 3階ホールではじまりました。
8/20(土)午前10:00
受講生は18家族33名で、ご近所からボランティアスタッフ4名の方にも来てもらいました。


平良館長の挨拶ではじまりました。
「シャボン玉がうまく飛ばない場合は、なぜ飛ばないか考えましょう。」
という言葉が印象的でした。


風力発電について、(株)沖縄エネテックの比嘉 直人先生の講義です。


風車が回ると、なぜ発電するのか。
中学生レベルの内容をイラストを使った配布資料で、わかりやすく説明してくれました。
U字磁石のS極とN極の間を、導線の電気ブランコが横切ると電流が流れるそうです。

風車の種類。二酸化炭素は出ないけど、風が吹かなかったり強すぎると、電気は作れない。広い面積が必要など。良い面と弱点を教えてもらいました。



先生の手作り風車で、ランプが光る実験をしました。
家庭用の電球一個分(25w)の光が、幼稚園の小さな子でも点灯しました。


小学校高学年の子だと、連続した点灯でかなりの明るさです。


「点灯した状態を維持することが、一番電気を食う」そうです。
ハンドルを回し続けることが、一番疲れることで体験しました。


続いて、(株)沖縄TLOの新田 繁睦先生の工作です。


はじめに、完成品を披露しました。
みごとにシャボン玉が飛びました。


材料と工具、そしてマニュアルをすべて用意してもらいました。
500mlペットボトルとキャップ、針金、ペンチ、ハトメ玉、カッターなど、
使いなれない道具にチャレンジです。


手つきが危うい子は、ボランティアのおじ様方にサポートしてもらいました。




「おなかすいた〜」という声もあがる中、なんとか午前中で仕上げました。


お弁当を食べた後、若狭海浜公園に移動です。
那覇港管理組合のご協力により、電源も用意してもらいました。


プロペラと軸など微調整をして、いよいよ実験です。




自然の風だけでは難しいので、工業扇も用意しました。


ところが....数名の子はすぐにシャボン玉が飛んでいきましたが、
風車は回るけど、なかなか飛ばない子が多い。
この後、羽の角度を変えたり、針金を曲げたり、シャボン液に蜂蜜を入れたり、
試行錯誤の末、2/3くらいの子がなんとかできたかな(^^;)


その横では、巨大シャボン玉にもチャレンジしました。


シャボン玉製造機がなぜ飛ばないか、先生に相談する子。
巨大シャボン玉に夢中になる子、それぞれでした。
「理系と文系に分かれるのかな〜」という声も。
うまく飛ばない子の表情を見るのは、少し心苦しい....


とても暑い日でしたが、外で遊ぶ心地よさがありました。

みんなで汗をかいて遊ぶ体験、大切にしたいです。


この後、公民館にもどり閉校式をしました。
講師のお話でも、実際のモノづくりは試行錯誤の連続だそうです。

トム・ソーヤシリーズでは、子ども達の能力を引き出すことを大切にしたい。
講師にも、きれいな工作キットではなく、針金やペンチで作る手作り感を依頼していたので、
趣旨は受講生にある程度お伝えできたと思います。

子ども達にも、「なぜ?」を大事にしてほしい。
(上江田)


(おまけ)
講座の前日、巨大シャボン玉のレシピをつくりました。
レシピは
軟水1.5リットル、洗濯糊(クラノーラ)400ml、グラニュー糖20g、台所洗剤キュキュット(界面活性剤45%)250ml

上記の2リットルペットボトル6本準備しました。
綿ロープ(4mm)は、二日前から洗剤につけておきました。