那覇市指導員研修会で、若狭(福州園、辻、波の上)まちあるきをしました。
市内7つの公民館に勤務する指導員が、毎月研修企画を担当します。
11月は若狭公民館が担当。
指導員14名が、福州園に集合しました。
講師は那覇市街角ガイドの新城俊郁さん、福本恵子さんです。
新城さんは若狭公民館の「混声合唱団アミーチ」代表者でもあり、
今回の企画を相談すると、二つ返事で賛同をいただきました。嬉しかった(^^)
身近な場所ですが、なかなか行く機会がなく、とても楽しみでした。
2チームに分かれて、まちあるきがスタートしました。
福州園は、那覇市と中国福州市の友好都市締結10周年、那覇市制70周年記念事業として造られました。
水の音と、緑に囲まれた心地よさが漂います。
入り口には観光バスのツアー客も大勢いました。ここが無料!
四季を意味する門、円形の東屋、欄干を飾る十二支(中国では猪ではなく豚だそうです)、
滝の裏をくぐるなど、解説を聞きながらだと理解度も深まります。
続いて、松山公園へ。
久米村発祥の石碑があります。中国福建省から来た久米村の人々が、
琉球王国の外交文書作成等、国際交流、交易に寄与した功績を讃えて建立されたそうです。
那覇商業高校の裏手にある、袋中上人の碑。
法然上人の念仏を広めて「じゃんがら念仏」(福井県)を普及。
現在、沖縄の「エイサー」となりました。
袋中上人に帰依した経林寺の跡地が、松山公園。
白梅の乙女像(沖縄県立第二高等女学校跡)
太平洋戦争によって昭和19年10月10日校舎は全焼。自然廃校となりました。
講師の福本先生は、南西航空に勤務後、教員を経て現在ガイドをなさっているそうです。
那覇市街角ガイドは、多彩な講師陣がそろっています。
公式HPです。http://naha-machikado-guide.com/index.html
対馬丸記念館
昭和19年8月22日。米潜水艦ボーフィン号に撃沈された、対馬丸を記念します。
乗船していた学童は、暗闇の外海に向かって、この建物の高さから海に飛び込みました。
ここの展示は、ぜひ多くの方に見て欲しい。
10分程度の映像の後、解説をしていただきました。
今回、対馬丸記念館には指導員向けの研修という事で、様々なご配慮をいただきました。
心より、お礼申し上げます。
館を出て、屋上に上ると「海鳴りの像」「小桜の塔」。
「孔子廟」「ベッテルハイム」。
熊野三社権現を祀る波の上宮、護国寺をまわりました。
「汝のあしもとを掘れ。そこに甘き泉あり。」
という格言もありますが、目から鱗の約2時間。
地域の密度の濃さを体験し、公民館に到着しました。
この体験は、きっと各指導員のお仕事に生かされると思います。
公民館ではお茶を飲みながら、観光ガイドの活動を含めてお話ができました。
新城先生、福本先生ありがとうございました。
市内各地で次の展開が生まれそうです。
研修終了後は、指導員の情報交換会を行いました。(上江田)