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2013年7月3日水曜日

【2013年7月】孔子廟


那覇市には、日本最南端の孔子廟があります。孔子廟とは、古代中国の思想家で儒学の創始者、孔子を祀った場所です。孔子廟は日本各地にあるのですが、久米近辺には昔から久米三十六姓といって中国系の移民の方が多く暮している場所です。

最初に那覇の地に孔子廟が建てられたのが1674年で、その後沖縄戦の10.10大空襲で建物や蔵書などを消失、再建されたのが1975年のことです。その後、老朽化などが目立ったために、今回松山公園のそばに移築されました。

門構えも美しいです。隣には福州園があります。




門を入ると、すぐに楷の樹が植えてあります。本場の中国から種を取り寄せたそうです。





これが大成殿と呼ばれる建物で、孔子が祀られています。






中国といえば、龍。ということで、ここ孔子廟にも龍のレリーフが正面に置かれてあります。




この写真では若干わかりにくいのですが、この龍、爪が五本あります。五本の爪が許されているのは、中国の皇帝と孔子だけだそうです。試しに首里城の龍を見ると、爪の数は四本になっています。「まんが日本昔ばなし」に出てくる日本の龍はほとんどが爪三本なので、このあたりの微妙な違いも歴史ファンなら楽しんでいただけそうです。

さて今月の表紙ですが、若狭公民館職員の安次富恵がどこかに立っています。



正解はこちらですね。


若狭の新たなランドマークにもなっている孔子廟。近くにいらした際はぜひ訪れてみて下さい。近くの公園には、こんなかわいい遊具もありますよー(小)