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2013年10月20日日曜日

「私と仕事のいい関係」第2回目 レポート

若狭公民館の青年のための講座・交流事業「私と仕事のいい関係」
の第2回目を迎えた10月14日。

実は、台風のため7日に予定されていましたが、
一週間のびての開催でした。
しかし、この日は連休の最終日。外ではお祭りもやっているし、
皆さん来てくれるかしら…と心配していたのですが、
この日もたくさんの方がいらして下さいました。



この日の講師は、ジョブリッジ研究所の赤嶺久美さん。
キャリア教育のスペシャリストで、沖縄県キャリアセンターで
チーフキャリアコーチをされている方です。

経歴を見ていると、キラキラと華やかで眩しいくらい。
しかし、本人曰く、「ボロボロなんです…。」
そこのところの話も聞けるというので、
興味津々で臨みました。


まずはアイスブレイクでリラックスしてもらいつつ、
後半のワークショップで組む人を決めました。

今回の講座は受講生同士の交流も目的の一つ。
こうやって、知らない者同士が向かい合えるというのは
ワークショップの醍醐味だなあ、と思いました。

下の写真は、指を合わせ「E.T」ごっこ、ではなく、
指と指を合わせてご挨拶をしているところです。
「こんばんは。この時間を実りあるものにしましょう。
よろしくお願いします。」

じゃんけんで出した手で、コンビが決め。



前半は赤嶺さんの講話から。
終了後のアンケートで「素敵な映画を1本みたような、
そんな気持ちになりました。」と言わしめたのが納得の
ドラマチックな人生に、みんな聴き入っていました。

ここで簡単にご紹介するのが、はばかられるような非常に内容の濃い、
聞き応えのあるお話なので、ぜひぜひ動画でご覧下さい。
(※この投稿の最後に動画を貼り付けています。)





後半、休憩を挟んでワークショップに入りました。
一番最初に2人組になったコンビで、「人岩ゲーム」

これは、お互いが聞き役・話役に分かれて、聞き役の人が
最初は「岩」になり、次に「人」になって聞くというゲーム。

岩になって聞くとは、うなずかず、目も合わせず、笑わずに聞く聞き方。
人になった時は、全身で相手に反応して聞きます。

話す役の人は、自分の好きなものについて話をしました。
時間は2分間。

「岩で聞く」の光景。

「人で聴く」だと、互いに笑顔が。

みなさんが「岩」に向かって話ている時は、傍から見ていても
2分が長い感じがしました。気まずそう…。
それが、「人」に話ている時は、とても楽しげで
2分があっという間。話足りないくらいの雰囲気でした。
話終えた後は、相手の印象を付箋に書き、白紙に貼っていきます。


それぞれに「人・岩」と話し手の役割を両方体験して、
それぞれに書いた印象のシートを相手に渡しました。
みなさんほぼ共通した印象で、岩の相手だと
不安を感じて、自分の存在が無視されたような気持ちになり、
人相手だと、受入れてもらえている安心感から、話しやすくて
会話も広がるようでした。

代表で、付箋に書いたお互いの印象を発表中。



赤嶺さんがその後の話で、とても大切なことを
伝えてくれました。

「コミュニケーション能力とは、話すスキルではなく
聞く力のこと。難しい事ではありません。
話している人の方に体を向けて
目を合わせて、笑顔で、うなずきながら聞くだけでいいんですよ。
すぐに、できることばかりですよね?」

大事なことはシンプル。
だからこそ、忘れがちで、おろそかにしてしまいます。

しみじみと、良い話きいたな〜という充実感を得ました。
これは、赤嶺さんの力。いろいろな体験をされて、
挫折を味わって、どん底も見てきて、
その上で、今を前向きにがんばっている
赤嶺さんのお話だからこそ心にしみるんだな、
と思いました。


そして最後にお知らせ。
赤嶺さんの勤務している、沖縄県キャリアセンターのスタッフの方が、
イベントの告知をして下さいました。「はたらくこと」に関心を寄せる方が
集まっている講座、ということで情報提供に来てくれたのです。

改めて、こちらにも情報を載せて
おきますね。




『Jobチャンネル』

業界を代表する企業人の方々をお招きして、
業界のしくみや、人事・採用担当者の本音を
語っていただくイベントです。

●11月6日(水)、11月12日(火)、11月28日(木)
●各回共通13:00〜16:30 (受付開始12:00)
●会場:沖縄県立博物館・美術館(博物館講座室)
●各回定員100名(複数参加OK)
お申し込み先
job.channel@career-ce.jp
※以下の記入必須事項をメールで送って下さい。
①希望日 ②名前(ふりがなも) ③性別 ④学校名、学年(もしくは一般) 
⑤年齢 ⑥電話番号

お問合せは
沖縄県キャリアセンター 
まで。