7月14日のゆんたく会。
この日は、”言葉”に関するゆんたくでした。
いきなりですが、
「沖縄対話」という本をご存知でしょうか?
日本語(共通語)と沖縄語(首里方言)の対訳を並記した上下巻の教科書で、明治13年、沖縄県学務課により編纂・発行されました。
内容をみてみると。。。
「今日ハ 誠ニ 長閑ナ天気デゴザリマス
チュー ヤ マクトニ イー テンチ デービル 」
というような例文が記載されていて、日本語と沖縄語を交互に唱和して学んでいたようです。小学校〜師範学校で採用され同化教育の目的で活用されていたそうです。
ゆんたく会の参加者が実際に使ったというわけではありませんが、 話題提供のひとつとして、紹介されていました。
さて、”言葉”つながりで若狭の紹介!笑
沖縄の言葉を表記するときに、よく当て字が使われるそうです。
例えば。。。
若狭公民館の近くには『雪の崎 跡(ユーチヌサチ アト)』という史跡があります。
表記は『雪の崎』と書くのですが、雪の降らない沖縄に雪???
実はこれも当て字だそうです。
「ユーチ」とは沖縄の言葉で小型の斧の意味。
海へ突き出た岬の形が、斧の先に似ていたことから、そう呼ばれていたそうです。
(※一説によると、岩に当たって砕ける波しぶきが、雪が降っている光景に似ていたという話もあるそうです。)
今はその姿をみることはできない(区画整理などのため爆破)ですが、かつての風景を思い起こさせる絵が公民館の窓口に飾られています!
言葉の話題でもうひとつ。
沖縄ならではの笑い話しを紹介していただきました!
80代前後の沖縄の女性には、名前をカマドさんという方が多くいらっしゃいます。
ある日、外国の人たちがおしゃべりしている近くを通りかかったカマドさん。
家に帰るやいなや、「私は有名人になったのかねー!?!?!?」と家族に言います!
「アメリカーが私の名前を呼んでいたさー!」と!
よくよく話しを聞いてみると…
その外国の人たちが「Come on! Come on!」と誰かを呼んでいたのを、
「カマドゥー!カマドゥー!」と呼ばれていると勘違いしたようです!笑
似たような話をいくつか聞いたことがあります。笑
「What time?」を「ワッタームン(意味:自分たちのもの)を聞き間違えて、押し問答した話などなど…笑
全く違う言語なのに、どこか似ているっておもしろいですよね!
それでなんとなく会話が成り立って、漫才をしているかのような掛け合いになる…笑
改めて言葉のおもしろさを感じたゆんたく会でした。
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「ゆんたく会」
【日時】毎週金曜日 10:00〜12:00
【場所】若狭公民館 第2研修室
【費用】毎回100円(お茶菓子代として)