那覇市津波避難ビルで「リッカ!ヤールーキャラバン!」を開催しました。
「リッカ!ヤールーキャラバン!」とは
おもちゃの交換会と、防災イベントを組み合わせた"イザ!カエルキャラバン!"の沖縄版プログラムです。阪神・淡路大震災の教訓・知恵を次世代へ伝えるため、防災訓練に「体験する楽しさ」を加え、地域の防災力向上を目指し展開しています。
一番最初のプログラム「防災体操」
地震、台風、バケツリレーなど震災や防災を沖縄版の体操にしました。写真はバケツリレーをイメージした体操と「助けてー」の体操。
続いて「対決!バケツリレー」
盛り上がり100%のみんなで協力して消火する方法を楽しく競いながら学ぶプログラム
大人も子供もみんなでバケツで水をいっぱいにします。先にビーチボールがこぼれ落ちたチームの勝ち☆
その後、スタンプカードをもらった子ども達は各防災プログラムに参加して沢山ヤールーポイントを貯めて、気に入ったおもちゃがあればヤールーポイントと交換しておもちゃをGETできます☆
「毛布で担架タイムトライアル」
怪我したヤールー人形を毛布で作った担架で実際に搬送体験を行うプログラム
水ペットボトルで20キロにしたヤールー人形を安全に早く運ぶ早さを競います。
「とっさのひとこと」
震災を経験された方々のお話をもとに作られた1ページ漫画を通して色んな場面でのひとことを考えてみるプログラム
危険に巻き込まれないためにはどうしたら良いかを質問して、子ども達自身が考え答えを出すことにより、防災意識や避難所でのトラブル回避の工夫を引き出します。
「応急手当ワークショップ」
身の回りのもので出来る応急手当を体験するプログラム
ビニール袋やハンカチ、ネクタイなどを使って臨機応変に応急手当ができることを実演を通して伝えます。
「ジャッキアップゲーム」
重いタンスや瓦礫を持ち上げるジャッキの使い方を学ぶプログラム。
黒豚あぐー人形に挟まれ身動きできないヤールー人形を救出してもらう体験学習。写真はジャッキの種類とパンタグラフジャッキは車にも搭載されていることを写真を使って説明しているところ
「もちだし品なぁに?クイズ」
非常時の持ち出し品を暗記クイズ形式で覚えるプログラム
実際の被災体験者の声から得られた震災時の教訓が詰まった非常時の持ち出し品12品目!
今回は、新たに「ペット用持ち出し品」も加わりました。
飼い主にとっては家族同様のペット。でも、避難所でのペットの受け入れ体制が整っていないことも考えられます。
そのためにもペット用の備えを意識する必要があります。
「水消火器で的あてゲーム」
「ストラックアウト」を模したゲームで、火に見立てた的を使用して、楽しくゲーム形式で消火器の構造や使い方を学習します。
「シーサー劇場」と「水害紙芝居」
シーサー君とお父さんシーサーの親子が繰り広げる防災人形劇。
「避難リュック」などをテーマにした、おとぼけ者のお父さんシーサーとしっかり者のシーサー君が避難リュックの中身を確認しあう様子がとても愉快☆
水害紙芝居「雨上がりの探検隊」
水害から身を守るために、水害に関する知識や正しい避難方法を伝える紙芝居です。物語の中に間違い箇所が隠れていて、紙芝居を聞いてもらう子ども達に、どこが間違っているか探してもらう仕組みになっています。
「家具転倒防止ワークショップ」
家具転倒防止の重要性を学ぶ防災プログラム。
家具と家具転倒防止グッズのミニチュアを使用することで被害の状況やグッズの効果をリアルに伝えられます。
「なまずの学校」
震災時に起きる様々なトラブルの解決方法を学ぶカードゲーム。
震災や津波で発生する様々なトラブルを出題し、手持ちのアイテムカードで解決する方法を考えます。
「紙食器作り」
折り紙の手法で新聞紙を材料にした簡易食器を作るプログラム。
地震の揺れで食器が割れてしまった場合に、新聞紙など身近にあるモノを使って簡易な食器を作る方法を教えます。
「かえっこバザール」
おもちゃ交換の中核窓口。遊ばなくなったおもちゃが沢山来ます。
裏では大量に持ち込まれるおもちゃの仕分け作業が行われて、おもちゃコーナーの赤、青、黄色ランク別に運ばれます。
「オークション」
持ち込まれたおもちゃの中でも特別良いおもちゃはオークション品として競りにかけられます。
オークションが何か分からなくても、子ども達は見よう見真似でオークションの仕組みを学んでいきます。お目当てのおもちゃをGETするために沢山の子ども達が手を上げてます☆
今年の「リッカ!ヤールーキャラバン!」では大人こども合わせて200名以上の方が参加してくれました。
この200名以上の方が、沖縄で震災が起こったいざと言う時「リッカ!リッカ!」と声を掛け合い、励まし合って、バケツリレーやジャッキアップで救助活動に参加してくれると思うととても心強いです。
今回のイベントを通して、
被災地はナゼ震災に負けず復興するのか!その理由が分かった気がします。
参加した子ども達のおもちゃを見るキラキラした目、その一人ひとりの内に震災に負けない強さをすでに持ち合わせているんだなぁと感じました。
ヨギ