KIFFOは「映画はココロの栄養だ!、みんな違って当たり前、こどもは人間の原点だ!」の3つを大切に、「いろんな人の笑顔(幸せ)がふえる社会になりますように」という思いの込められた映画祭です。
こども国際映画祭なので、映画祭の準備や当日の運営にもこどもたちが携わります。
こどもスタッフは6月下旬から始まった月1回の実行委員会に参加し、それぞれ係を決め、映画祭開幕に向けて一生懸命準備をしてきました。
実行委員会の一コマ |
そんなKIFFOで今回上映されたのは、以下の3作品。
①「オッドボール~ペンギン救出大作戦~」(2015年 オーストラリア)←日本初公開!
②「太陽の子」(2015年 台湾)
③「校庭に東風吹いて」(2016年 日本)
(①オッドボールと、②太陽の子は海外作品なので、なんと吹き替えまでやっちゃっています!(吹き替えの様子はKIFFOのブログよりご覧ください))
3つとも、子どもも大人も楽しめる作品で、そして心に色んな感情を起こしてくれるまさに「ココロの栄養」となる素敵な作品!
本祭の前日16日には前夜祭を開催。
前夜祭では、60秒動画コンテストの審査発表&闘牛戦士ワイドーも登場!ワイドー誕生秘話や、園児も登場してのワイドーダンスの披露などがありました。
ワイドーダンスを踊るワイドー&園児たち |
60秒動画コンテストの様子はKIFFOブログもご覧下さい!
そしていよいよ迎えた本祭初日。
会場は風船で彩られ、壁にはこどもたちが書いた絵が!絵には上映作品にちなんだモチーフが描かれています。
こどもたちが書いた大きな絵! |
ばたばたと開場前の準備をした後、いよいよ開場!お客さんのお出迎えやチケットもぎり、パンフレット渡し、会場案内などもこどもたちの仕事です。
真剣なまなざしです |
映画上映前の司会も、司会担当のこどもたちが行いました。司会の子たちの写真がとれておらず残念ですが(涙)、当日は日本語のアナウンスに加え英語アナウンスにも挑戦していたり、「プラスアルファマン」と名づけられたキャラを演じたりと、工夫を凝らして頑張っていました。来場者アンケートには司会へのお褒めの言葉もありました!
一方、劇場の外にも頑張るこどもたちの姿が。
映画上映前や上映中に外へ出て、道行く人々に広報活動をしていました!
ポケットティッシュに広報用の紙を入れ込んで、道行く人へ配っています。パンフレットを持って宣伝している子もいますね。他にも「何か仕事ない?」と自分にできることを探して、休憩場所でみんなの靴を並べてあげる子がいたり、スクリーンの裏側には「KIFFOを成功させよう!」と頑張るこどもたちの姿がありました。
さて、KIFFOでは、映画の上映だけでなく、上映後には吹き替えを担当した声優さんのトークショー、そして映画を鑑賞した方を対象にした抽選会(お菓子詰合せとリゾートホテル宿泊券!)や、映画鑑賞チケットの半券3枚でランドセルが当たる抽選会も行いました!
声優の皆さんとディレクターの宮平さん |
ランドセル抽選会の様子! |
高校生メンバー「テンプラス」が作ったKIFFOオリジナルカレンダー! |
そしてKIFFO最終日の目玉といえば、グランプリ作品の発表です。
KIFFOでは、こども審査員が上映映画のグランプリ作品を議論を通して選びます。加えて審査講評の作文とその発表までこどもたちが行います!
審査会での付箋の様子 |
そして審査の結果、今回グランプリに輝いたのは「校庭に東風吹いて」でした!場面緘黙症という、学校では話す事ができない女の子を主人公とした作品で、こども審査員からは「登場人物の行動力がすごいと思った。場面緘黙症について知ってほしいと思い『校庭―』に投票した」などの意見があがったようです。
2018.11.19 琉球新報 |
あっという間の2日間でしたが、この2日間のために6月から準備を重ねたこどもスタッフ、それを支えた大人スタッフ、そのもっともっと前から動いていた事務局の皆さんや、KIFFO応援してくださった皆さん、企業の皆さんなど、たくさんの人の想いを感じた熱いKIFFOでした。
「ココロの栄養」となる映画の上映に加え、関わったたくさんの人にとってKIFFOを通しての体験は「命の薬(ぬちぐすい)」になったことでしょう!