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2022年1月24日月曜日

子どもの未来についての講演会

1月22日(土)家庭教育学級 「子供の未来応援します!」をYouTube配信で開催いたしました。講師には認定キャリア教育コーディネーターの翁長有希さんを迎え、「変化の時代、今の大人にできること」をテーマにお話していただきました。(ブログの最後に公開している動画をはりつけています。)


最初に「What's your project?」テーマやミッションを聞かれました。いきなり自分のテーマは何だ?と聞かれても私はすぐに答えることはできませんでした。
なぜ、こんな問いかけがあったかと言うと、未来の子どもたちは自分のテーマについて発言するのが当たり前になるからだそうです。
自分ではっきりと言えないことをきちんと子どもと対話しないといけないな〜と思わされた講座のスタートでした。


本講座は、小学校6年生の子を持つ私自身が、これから進学したり、将来を考えていく子どもに向けて、どういった声かけをしたらよいのかわからないと感じており、周囲からも同様に戸惑いを感じていたり、悩んでいたりする声が聞こえてきていたことから企画しました。
目まぐるしく変化している時代、これからの子どもたちにはどんな未来が待っているのか、私たち大人はどんなことができるのか、探りながらお話を聞きました。

コロナ禍で休校の際、児童生徒それぞれにタブレットが支給されたことで、はじめてGIGAスクール構想について意識した方もいらっしゃると思います。
私もGIGAスクールとは何か?と問われると、明確に答えることはできませんでした。初めて聞いた個別最適化。子どもたちそれぞれに応じた最適のスピートで最適な学び方をしていくなんて、素晴らしい考え方があると知って嬉しくなりました。その実現のためにはタブレットを使った学習が有効で、そのためのGIGAスクールなんだと。はじめて腑に落ちる話をきくことができました。

それぞれの学びを深めるためには、それこそ最適な人との出会いが大切ですが、そういった出会いの場をつくるには、学校や家庭だけでは限界があり、地域でさまざまな人と出会うなど、活動の場を広げていく必要があるというお話がありました。
親としてはもちろん、公民館職員として、そういった機会を創出する必要性を強く感じました。気持ちを引き締めて今後の活動に取り入れていきたいと思います。




Society5.0とは、これから目指すべき未来社会の姿と言われていますが、いまいちピンとこないという方も多いのではないのでしょうか?
みんな携帯電話を持ち、インターネットが普及している現代はSociety4.0といわれる情報社会だそうです。


私たち保護者世代の子ども時代はSocirety3.0といわれる工業社会。同じものを量産することが求められていたそうです。携帯が普及してきたのは、私が大学生のころです。インターネット利用が当たり前になったのはもっと後です。そう考えると私たちも十分変化の時代を生きてきています。ところが、これからむかっていくSocirety5.0はさらに大きな変化が待っているそうです。それどころか、私たちが生きてきた社会の延長線上にすらないのだとか。おそらく私たちが子どもの頃に思い描いた未来の姿なのではないかと想像してしまいました。

新しい価値を生みだせる人材、変化を生み出す人材、チェンジ・メーカーが必要だというお話もありました。これも学校だけにまかせられることではないですね。大人たちひとりひとりが、子どもたちひとりひとりに向き合うことが必要とされているならば、頑張るしかないですね。

社会教育に関わる公民館の責任は本当に大きいと思います。保護者向けに企画した講座でしたが、子どもと関わる全ての大人に聞いてほしいお話でした。


子どもたちが熱中している時は止めずに、その熱中していることを大切にしようというお話もありました。ハマり始めると自然と探究が起こってくるそうですが、子どもたちの探究心を引き出すには、周りの大人も重要な役割を担っているそうです。

例え、自分自身は興味がないとしても、子どもの熱中していることを見逃さず、興味を持つように努力して、サポートすることが求められます。大人の責任として取り組んでいきたいですね。


受講された方から「ぼんやりと感じていた我々親世代の時代とこれからの子どもたちの時代は大きく変わるということ、求められる人材もそれに応じて変わっていくことや、このような時代における子どもたちへの接し方についても大いに学ぶことができました。」
とても多くの事を学びました。思った以上に時代が進んでいる事に気づかされ大人が新しい価値観をアップデートしないといけない事、大人も変化を恐れず柔軟に子供の関心を持ってることを引き出す事が大切だと感じました。
といったご意見をいただきました。ご参加いただいた皆さん、ご講演いただいた翁長有希さんありがとうございました。(sato)

今回の講演会ですが、YouTubeにて一般に公開することになりました。
1時間半程度の講演になりますので、お時間がある時に、ぜひ、ご覧ください。