『絵の観方 左から観るか 右から観るか』
アートな部活動では、沖縄県立芸術大学の土屋誠一先生をお迎えし特別プログラムを行いました。
マンガや小説、縦書きの本って右上から左下に読みます。また、外国の本や横書きの本は左上から右下へ読むので逆になります。外国語に翻訳されたマンガは、見開きページが反転してるそうです。面白い!!
そして二つの作品の観方を教えて頂きました♪
○鳥獣人物戯画:12世紀頃に描かれた絵巻物です。巻子【かんす:巻物のこと】は左から右へストーリーが進みます。その際、開いて巻いて〜開いて巻いて〜左右の手でくるくるして観ていきます。何匹も同じ動物が描かれているのは、開いている場面場面で物語が進んでいくからなんですね。
○受胎告知:ダビンチとヴェロッキオの絵画作品です。天使ガブリエルがキリスト受胎を告げるために聖母マリアのもとを訪れた場面が描かれています。こちらは左上から天使が降り立ち、右のマリアへお告げをするというストーリーが想像できます。
私たち日本人は、読み物や絵画などは右から左へと自然に見ていたのですね。また、外国の作品が左から右というのも自然の流れだったんですね。面白い!!
観るためにはルールがある!観るコツがあるのだ!
作品によって違う”観るコツ”が分かると観るのがより面白い。そして、観ることと作ることは繋がっているので、自分たちの作品作りに活きてくるのだ!
これから、土屋先生から”観るコツ”をどんどん教えてもらおう♪