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2024年7月11日木曜日

地域を知るとゴールが見える!

那覇市の公民館の講座は、指導員と呼ばれる講座企画をする専門職員が企画しています。
指導員連絡会として、月に一度、市内に7館ある公民館とまーいまーい那覇で学び合いの時間を設けています。

7月8日は若狭公民館が担当しました。

第3回指導員連絡会「地域を知るとゴールが見える!」というタイトルで、地域の課題や特性をしっかりと捉え、それぞれの公民館のある地域で暮らす人々がさらに暮らしやすくなるような講座づくりについて学ぶ講座を行いました。講師は、宮城館長です。

館長は2年前に県の公民館職員研修でも講師を務めました。話を聞いたことのある職員も多いだろうとのことで、今回はもう一歩ふみこんで、具体にどうしたらよいのか、すぐに自分の企画や公民館活動に取り入れやすくなるような内容でお願いしました。

事前に指導員の皆さんにした質問は以下の3つです。

 1、それぞれの公民館のある地域はどんな地域ですか?

 2、講座を企画する上で困りごとはありますか?

 3、講座を開催するとき、どんな人や機関と連携していますか?

若狭公民館で作成した3つの質問の答えはこちら↓


どんな地域かというと、集う人々の様子や聞こえてくる話などでもはかることができると思いますが、さらに深く知るために、数字を確認するようにしています。
高齢者は何割くらい暮らしているのか・生活保護率はどれくらいなのか・外国人は何割くらい暮らしているのかなど、地域の数字と、那覇市や数字や全国の数字など、具体的に知ることで現状が把握でき、地域課題が明確になり、解決したい目的に向けて取り組みやすくなります。

若狭公民館にはたびたび、県内外から視察があります。職員も立ち会って一緒に研修を受けることもありますが、今回の研修は、対象が那覇市の指導員にむけてピンポイントで話されているせいか、とてもわかりやすかったです。

それぞれの公民館ごとに質問をまじえながら行うことで、これから公民館にもどってどういった視点で確認するとよいかわかりやすくなりました。

講座を企画する上での困りごとを聞くと、それぞれの公民館の地域特性によって困りごとがちがうんだなという印象でした。連携の仕方もそれぞれの公民館によって特徴があり、お互いに話を聞くことで学びが深まりました。

指導員それぞれの講座を開催する際に気をつけている視点も伺って、皆さんの思いにもふれることができて、とても有意義な研修となりました。

今回、月刊公民館8月号に掲載予定の執筆原稿を資料にお話を伺いました。これがすごくわかりやすかったです!
全国の公民館の皆様、ぜひ、お楽しみにしていてくださいね。月刊公民館は、若狭公民館で閲覧できるようにしています。興味がある方はお声かけください。(sato)