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2026年5月21日木曜日

若狭公民館のネット配信(詳しく知りたい人向け)

若狭公民館では、コロナ禍を通してオンライン配信に力を入れ、継続的に講座を開催してきました。その技術は現在にも引き継がれ、公民館まつり・オンライン講座・ハイブリッド講座など、さまざまな場面で活用されています。

「聞きやすい配信」を目標に、取り組みを詳しく紹介します。




使用機材のご紹介

📷 映像機材

カメラ(2台)
カメラが2台あることで、「引きの画」と「寄りの画」を切り替えられ、視聴者を飽きさせない映像づくりができます。

三脚
カメラを安定して設置するために使用します。



🎙️ 音響機材

バウンダリーマイク
周囲の音を広範囲に拾えるマイクです。会議や講座など、複数人が話す場面に適しています。

オーディオインターフェース(SoundCraft Notepad-8FX)
バウンダリーマイクで収音した音をまとめ、パソコンへ送ります。



📡 配信機材

ATEM Mini Pro
映像と音をひとつにまとめ、パソコンへ送る機材です。

パソコン
YouTubeやZoomなどを使って、映像と音をオンライン配信します。

モニター
ATEMに集約された映像(1カメ・2カメ)をリアルタイムで確認できます。


ATEM




接続・セットアップの手順

完成した状態は複雑に見えますが、一つずつ順番につないでいけば大丈夫です。




① 音の接続

バウンダリーマイク →  オーディオインターフェースに接続

オーディオインターフェース →  パソコンに接続



② 映像の接続

カメラ → ATEMに接続

ATEM→パソコン&モニターに接続

ビデオにHDMIに差し込む


ATEMの挿しこみぐち

接続の全体像


マイク → オーディオインターフェース(アナログミキサー) → パソコン




映像
カメラ → ATEM → パソコン/モニター


⚠️ 注意点:遅延について

この構成では、音と映像が別々のルートでパソコンに入るため、わずかな遅延が生じることがあります。ATEMに音を入力する方法も試しましたが、音声入力の経年劣化によるノイズが発生したため、音質を優先して現在の構成を採用しています。


パソコンの設定(YouTube配信の場合)

YouTubeでの配信方法そのものについては、各自でご確認ください。ここでは、音声・映像のデバイス設定のポイントをご紹介します。

  • カメラ(映像):「Blackmagic Design」を選択
     ※ATEMのことです
  • マイク(音声):「Notepad-8FX」を選択
     ※オーディオインターフェースのことです

YouTubeでは、配信開始後にカメラを変更できないため、開始前の確認が重要です。



撮影のコツ:2カメの使い方

カメラが2台あると、次のような使い分けができます。

  • 1カメ(引き)
     会場全体や登壇者を広く映す
  • 2カメ(寄り)
     話している人をアップで映す

ATEMのボタン操作で、好きなタイミングにカットインが可能です。モニターで両方のカメラ映像を確認しながら切り替えます。

また、接続したカメラ映像はモニターで管理できます。どのように映っているかをリアルタイムで確認できるため、構図や映り方の調整にも役立ちます。

ATEMのボタン操作で、好きなタイミングにカットインが可能です。モニターで両方のカメラ映像を確認しながら切り替えます。


また、接続したカメラ映像はモニターで管理できます。どのように映っているかをリアルタイムで確認できるため、構図や映り方の調整にも役立ちます。



豆知識

その1:スチル(静止画)を活用しよう

講座の開始前や休憩中、会場をそのまま映し続けるよりも、講座に関連した画像を表示すると、ぐっと雰囲気が良くなります。

手順

  1. パソコンで「ATEM Software Control」を開く
  2. ローカルライブラリから表示したい画像を選択してアップロード
  3. スチルに登録する
  4. 表示したいタイミングでATEM本体の「スチル」ボタンを押す





その2:テストは念入りに!

本番前のリハーサルはとても大切です。YouTubeの共有リンクを発行し、LINEなどで別の人に送り、「音が聞こえるか」「映像に問題がないか」を確認してもらいましょう。

「共有」ボタンからリンクを発行し、LINEで送ったり、QRコードにしてその場にいる方に確認してもらったりしながら、音声・映像に問題がないかをチェックします。



今回ご紹介した機材や設定は、若狭公民館で現在活用している配信環境の一例です。完璧な環境でなくても、一つひとつ丁寧に準備することで、見ている人に届く「聞きやすい配信」に近づけると感じています。

これからオンライン配信に挑戦したい方や、音質に悩んでいる方の参考になれば幸いです。若狭公民館では今後も、より良い配信環境づくりに取り組んでいきます。ぜひ次回の講座もお楽しみに!


(北﨑)