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2019年11月21日木曜日

なは防災キャンプ'19 秋 開催レポ その三

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さて!こちらのレポートその三ではブース⑤「テントたて」、⑥「teamや〜にんじゅ」、⑦「ダンボールトイレ」をレポートします!


⑤「テントたて」
今回のテントたてブースは、テントたて体験はもちろん、宿泊する参加者にテントのたてかたをレクチャーする、というのが主でした。テントは持参したけどたてかたがわからないという方や、テントを立てるのもはじめてという方など、たてかた経験値も様々。参加者の中には、今回のキャンプ参加を機に自宅に眠っていたテントを20年ぶりに引っ張り出してきたという方も!

初日午後の様子

夜の様子(か、かっこいい)

翌朝の様子(テントも眠そうに見える)
今回はテントをお持ちでない方にレンタルを行いましたが、レンタルしたテントはとても簡単にたてられる軽量タイプ。テントの種類も、本当に様々なんですね〜。

こちらはテントをたててみよう・たたんでみよう体験中の一般参加者。骨組みから組み立てる様なタイプのテントです。


こちらは家族で力を合わせてテントを立てている参加者。後にアウトドアのプロがたて方を伝授していました。


青空のしたにテントが並ぶ様子は、みていてとっても気持ちい〜。しかし雨の日もあれば風の日もあります。加えて非常時にはテント生活が何日、何ヶ月と続くことも。色々と考えさせられます。


⑥team や〜にんじゅ
teamや〜にんじゅは、防災キャンプコアメンバーのお一人、あ〜り〜さん率いるアウトドア仲間の皆さま。今回は「避難所疲れを癒す」というコンセプトのもといくつかのプログラムを実施してくれました!

まずは避難所生活で疲れた体を癒す「タイ古式マッサージ」。施術時間は10分で無料!本場タイでマッサージを学ばれた方がオープンしてくれました。オープン後から続々と予約が入る盛況ぶりで、日没後までフル稼働!

マッサージコーナー全体図。芝生の上って、いいですね。

施術中
マッサージを受ける人の状態やリクエストに合わせて、ほぐしてくれました。
「こんなにマッサージして疲れないの?」という質問がでましたが、マッサージをしながら自分のこともほぐすような感じだから疲れないとのこと。これもまた施術者の技術なんでしょうね。

ここから数枚はい〜やんべ〜ギャラリー。





マッサージしてくださったお兄さんも、自分の持っている技術が避難所などでこんな風に役立てられる!という可能性を知れてよかった、というようなことをおっしゃっていました。たくさんの人が癒された「タイ式マッサージ」コーナーでした!ありがとうございました!


お次は避難所で思いっきり遊べずにフラストレーションがたまった子どもたちを癒す「こども遊びコーナー」。アダンの葉を使って風車を作ったり、空き缶ライスクッカーを作ったり。多幸の山学校の校長先生が作り方を教えてくれました!

コーナー全体図


アダンの葉っぱを使って何を作っているのかというと・・・

じゃん!風車〜!

夢中になって風車をみたりさわったりする子。可愛かったな〜。


あだん遊びの他、空き缶を使ってのライスクッカーも作っていました。二つの空き缶を使って土台を作り、その上にお米を入れた空き缶をおいて土台のアルコール燃料に着火して待つこと20〜30分、なんとお米が炊けます!

空き缶で作成中
完成版!
楽しそう

そして当日飛び入り出展していただいた「中国茶コーナー」。こちらもteamや〜にんじゅのメンバーの方がオープンしてくれました!


避難所生活のなかにあっても、暖かくて美味しいお茶をオシャレに楽しんでもいいじゃない♪という観点でお茶コーナーを出展してくれました。

茶器。なんとも可愛らしい。
特に寒さを感じる冬場には、暖かいものを飲むだけでホッとしますよね。居合わせた人と一緒にお茶を飲みながらおしゃべりをしたり、情報交換したり。ティータイムを介して暖かな交流が生まれそう。

teamや〜にんじゅの皆さん、素敵な癒しコーナーの出展、どうもありがとうございました!避難所での息抜き・労わり・いやしについて考えさせられるブースでした。


⑦ダンボールトイレ
こちらは災害時に実際に使える簡易ダンボールトイレの展示です。
ダンボールトイレをちゃちゃっとこしらえてくださったのは、今回なんと神戸から参加してくださった石井さん。石井さんは沖縄出身・神戸在住。阪神淡路大震災では、被災地支援に尽力された方です。

そんな石井さんが、ダンボールと新聞紙、ゴミ袋を使ってダンボールトイレを作って展示してくれました。

作っているところ
完成した姿

近くで見るとこんな感じ
これは一体どうやって作られているかというと・・・
①ダンボール箱に、一回り小さいダンボール箱を重ね入れます(下の写真を参照)。
ファンタの箱と天然水の箱が重なっていますね
②上に重ねた箱に、ゴミ袋等のビニール袋を入れて、袋の中にはちぎった新聞紙を入れます。
中にちぎった新聞紙が入っています。
③②の上に便座型に切ったダンボールとふたを作って取り付けます。
ちょっとわかりづらいですが、下の写真をご覧ください。便座ふたのおしり側に切り込みを入れて、便座のダンボボールの一部を切り込みに入れています。


と、簡単に作れます!
ちなみに、中に入れているゴミ袋ですが、一度用をたしたら袋の口をくくり、くくった口の上にまた新聞紙をちぎったものを入れて使用して・・・という感じで、一つのゴミ袋で3回くらいは用がたせるそうです。
水が使用できない災害時、資材を節約して使わなければならないなかでのトイレ術としてぜひ!覚えておいてください。いざ!という時に役立つ知識です!


おつぎはレポートその四に続く〜!