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2022年10月27日木曜日

市民講座【南の島の南極教室2022】報告

 【南の島の南極教室】 10月23日14:00~16:00若狭公民館3階ホールで開催されました!




約3年ぶりの対面となった今回の南極教室です。
会場にはパネルや本物の隕石や鉱石などが展示され、南極教室が開催されるまで参加者はパネルなどをみていました。

南極の情報や南極観測船のパネルが展示されていました。

これは軽石だったみたいです

南極教室の始まり始まり!



第35次隊 藪さん


今年の司会も南極OB会沖縄支部長 薮さんにお願いいたしました。
そして、今回は沖縄尚学高等学校からもボランティアスタッフが参加してくれて、受付や○×ゲームの進行などお手伝いしてくれました。ありがとうございます。



昨年度62次隊で南極に行かれていた金城さんに会場に起こしいただき、隊員になったキッカケやどのような活動を南極でしているのかをスライドを使いながらわかりやすく説明してくれました。

62次隊金城さんが南極にいた時の写真
コロナ禍で南極へ行った隊の現状を伝えてくれました(左)


つづいて、2021年11月より63次隊で南極に行かれていた馬場さんから、南極への行き方や研究対象だった南極にある岩石調査の報告をしてくれました。



第63次隊 馬場さん



続いては南極クイズ





・南極に「シロクマ」はいる?
・キングペンギンはペンギンの種類の中で一番大きい?
・南極には、地球誕生の46億年前の最古の岩石がある?
・昭和基地の近くてペンギンより大きい魚がつれる?
・小型大型のヘリコプターの尻尾にプロペラのようなものが付いていますがなぜでしょうか?
・生活に使う水は海水をくみ上げて使う?
・昭和基地の近くでは、皇帝ペンギンより大きな魚が釣れる?
・次の地点の内、一番強い風が観測された場所は?
・降った雪が押し固められると氷になりますが、どれくらい積もると氷になりますか?
・標高3810mにあるドーム基地で、約3000mの深さの氷を掘り出しましたが、何年前の氷?

の質問に、みなさま○や×を表して回答してくれました。



隊員OBの方からは皆さんが撮った南極の写真や映像などをおりまぜながら詳しく解説していただきました。

第41次隊 宮城さん(左)のペリコプターの説明の際は子供たちが集まってきました。

第62次隊 大下さんには通信関係のお仕事で南極での通信事情についてお話ししてくれました。

第55次隊 春日井さんはペンギンより大きな魚を釣った時の動画や感想を伝えてくれました。



休憩タイム間も「日本から昭和基地への道のり」



「極寒実験」


のムービーを楽しんでいただきました。


最後に参加者には南極の氷が解ける音も聴いていただきました


南極の氷

音が聞こえる!

約1万年前の南極の氷には空気が入っており、その中には1万年前の空気も一緒に入っています。
水で溶かして、実際に空気の音を聞くことができます。

匂いをかいでみたり

触ってみたり

子どもの参加者は実際に氷をいろいろな方法で試してくれて、南極を感じてもらいました。

講座が終わっても、OB隊と参加者での交流がありました


Webから参加してくれた 元極地研究所長 渡辺さん

Webから参加してくれた40次隊 河原さん


2時間の講座はあっという間!最後はボランティアスタッフと現地南極OBの皆様で集合写真を!



ご参加いただいた皆様・南極OBの皆様ありがとうございました!

協力:南極OB会沖縄支部、国立極地研究所



(崎枝)