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2019年12月6日金曜日

なは防災キャンプ'19 秋 開催レポ その六 防災散歩①

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まだまだ続きます防災キャンプ秋のレポート!!!!

こちらでは、初日の日中に開催した防災散歩①のレポートです。
新都心公園は、地震や火災などの大規模な火災が発生した際に一時的に避難するための広域避難場所、また地震や津波などのあらゆる災害時においても一定の安全を確保することができる指定緊急避難場所として指定されています。
避難者想定数は、なんと60,400人。

でも、実際に公園内にどのような設備があるのか、分からない人が多くいると思います。
そこで、防災散歩①は、那覇市防災危機管理課のガイドで、新都心公園内の非常用設備について見学しました。


那覇市防災危機管理課のお二方

防災散歩コース

はじめに、散歩コースの説明を受けていざ出発♪
今回は、設備ごとにまとめていきます!

レッツゴ~!



1⃣マンホールトイレ
まずは、災害時には欠かせない設備、マンホールトイレです。
公園内には、2か所のトイレゾーンがあり、合計30個のトイレを設置できるそうです。

マンホールトイレ地図

災害用トイレマンホール

普段は気づかないかも?

普段は、ただのマンホールですが、マンホールのふたを外して、専用の便器を設置して、テントをたてたらできあがり!
今回は設置できませんでしたが完成はこんな感じ↓

マンホールトイレ

これなら気兼ねなくトイレできますね!
ちなみに、ワイドタイプの身障者用のテントもあるそうです。



2⃣耐水性貯水槽
次に訪れた場所は、耐水性貯水槽です。
災害時に使える雑用水(飲み物やトイレ)を貯めています。
公園内に2か所、設置されています。

耐水性貯水槽 地図

通常は、水道管の一部として水が流れていますが、地震が起きた際に緊急遮断弁が作動して、貯水槽内に水を貯める仕組みです。
災害時に欠かせない水は、こうやって確保されていたんですね~。

1か所目

2か所目



3⃣地下雨水貯留槽
公園の駐車場の地下には、地下雨水貯留槽が設備されています。


地下馬水貯留槽 地図

普段はトイレ用水、散水用水として使われていますが、災害時には、防火用水や雑用水として使用されています。




4⃣災害備蓄倉庫
緑化センターの地下には、災害備蓄倉庫があります。
通常時は、入り口がシャッターで閉じられているので、中々気づきにくいかもしれません。

災害備蓄倉庫 地図

こちらの備蓄倉庫は、なんと那覇市最大!
普段は入ることができない備蓄倉庫に参加者はワクワクしています。
入口から、倉庫に続く通路を下っていくと大きな倉庫が広がっています。


奥までずら~っと立ち並ぶ棚の上には、大量の物資が保管されています。
10年間保存できる水や非常食、おむつなどの日常用品などが保管されています。


こちらは、10年間保管できる水が大量に保管されています。


こっちは、お湯だけでなく水を入れて浸すだけでできあがるご飯です。
しかも!白米だけではなく、わかめごはんや赤飯、チキンライスなどバラエティー豊か!


こちらは、温めずにおいしい野菜カレー。
カレー以外にもホワイトシチューやスープなどもあります。



他にも、車いすや毛布、おむつ、生理用品などの日用品も保管されており、普段見ることができない倉庫の様子にみなさん興味津々でした。

こんなにたくさんの食料や日用品が保管されていますが、やはり数には限りがあります。
みなさんも、日頃から食料や飲料水の備蓄、防災グッズの確保をを心がけましょう!



そんなこんなで、約1時間の防災散歩を終えました。参加者は、約80人と6匹。
子どもも大人もワクワクしながら学んでいる様子で、散歩中も、積極的に質問をしていました。

普段は何気なく見過ごしてい場所にも、「え、こんなところにあったの?!」「へ~そういう機能が備わっていたんだ~!」などなど、新しい発見がいっぱい!充実した防災散歩になりました。