2025年4月16日水曜日

祝・ビクラム歴の新年!ネパール・ニューイヤーパーティ報告

 2025年4月14日、ネパールではビクラム暦2082年の元旦を迎えました。

前日の13 日には、若狭公民館では、今年も恒例の「ネパール・ニューイヤーパーティー」が開催され、500名以上の来場で、多文化な笑顔とあたたかさに包まれました。


今回は、華やかな衣装ともにネパールにたくさんある民俗の皆さんのパレードでスタート♪素敵なオープニングアクトでした。



オープンニングの後は、主催者のオジャラクスマン氏(沖縄ネパール友好協会)と若狭公民館の宮城館長から感謝と新年のごあいさつがありました。

「ナヤンバルサコ スバカラマ!」 
Happy Nepali New Year 2082!

  新しい年が、皆さまにとって幸せと健康に満ちた素晴らしい一年となりますように 


若狭地域ではネパール人をはじめ、様々な国の人々が生活しています。
しかし、同じ地域に住んでいても「文化の違い」や「言葉の壁」などが原因で交流の機会は少なめです。

そこで、「お互いを知る場」として、若狭公民館では毎年協力してイベントを開催しています。ネパール・ニューイヤー パーティーは、若狭公民館のホールにて行われ、舞台プログラムのほか、飲食ブース、衣装の試着などのさまざまな特徴を持つ各種ブースがありました。


沖縄×ネパールのクロスカルチャーステージ!



ステージでは、ネパールの音楽やダンスで大盛り上がり!

沖縄からは子どもエイサー「若狭ちむどんどん太鼓」の演目に、ネパール人グループは大喜び。旗頭を持つ体験もしていただけました。


ネパール文化はクイズで!オンラインゲーム「カフート」も大盛り上がり!



日本人とネパール人が混ざってチームを組み、スマホで参加する文化交流ゲーム「カフート」も開催!
言語や文化を超えて、みんなで笑って悩んで盛り上がる時間は最高です。このクイズの後は参加者の笑顔が自然と増えます。笑いと発見の時間でした!


本場のネパール料理に行列!



イベントのもう一つの目玉は、ネパール料理ブース
地域のボランティアや留学生たちが協力して作り上げた本格料理に、多くの来場者が舌鼓しました。



昨年までは、シンプルにチキンカレーの提供だったのですが、今回はじめてカレー2種とアチャール(漬物)のついたセットに!乾燥した米(チウラ)を揚げたフランダナも!
ネパール料理には、多くの来場者が列を作りました!提供に時間がかかってキャンセルになってしまった方、来年を楽しみにしてくださいね。



料理は、前日18時〜21時、当日も朝8時半〜11時まで、ネパール人グループと地域ボランティアやインドネシアからの留学生たちが協力して、楽しく交流しながら準備しました。

料理を教えてくれたサンズさんは、ダンサーとしても出演し、ステージでも大活躍でした。


サポートのネハさん、ボランティアの原澤さん、料理を教えてくれたサンズさんとトリチャさん。皆さん衣装がお似合いで素敵です♪

「サクサクしたお米をカレーと一緒に食べるなんて初めて!」「おいしすぎておかわりしたくなる!」という声もたくさん聞かれました。

料理を教えてくれたサンズさんは、なんとダンサーとしても出演されていました。
ネパールの皆さんはみんなダンスができるんじゃないかっていう位、皆さん踊りが上手です。

体験ブースも充実

  • 民族衣装の試着コーナーでは、ネパールのドレスに着替えて記念撮影。
    何度も着替える参加者もいました。

  • チョータラブースでは、ネパール写真クイズや、支援情報をお伝え



  • エデンプロジェクトブースでは、ネパールグッズの販売に加え、ネパールのゲームの展示もありました。ゲームコーナーにはネパールキッズが集結!
    イベントの翌日には、市内の小学校の先生より学校で使えないかという連絡があったり、ショールがもう一枚ほしいと公民館に来館される方がいたり、公民館では、まだイベントが続いています。



  • ボランティア保険ブースでは、ネパール献血者協会と社協で開催。ボランティア保険についてお知らせしました。

  • 防災ブースでは、TEAM AMMA(チームアンマー)によるチャイの提供に、損保ジャパンさんの防災グッズ作り体験をしました。



  • ミャンマー地震支援ブース ネパールで災害が起きた際、ミャンマー人グループに助けてもらったと、今回ミャンマーの募金ブースも作りました。3時間で10万円以上も募金がありました。

  • 法律・健康相談ブースは、専門家に無料で相談にのってもらえるブースです。
    参加した高山医師からは、日本の医療制度(専門がわかれている、紹介状がないと高額請求される)への戸惑いや、受診へのハードルの高さが外国人の課題として浮かび上がったと報告がありました。中には外国人差別だと誤解されている方もいたそうです。2時間で25名もの方が訪れて大盛況でした!



ステージの盛り上がりをもう少し紹介♪

今年はネパール・キッズダンスチームも出演。
いつも若狭公民館の研修室を使って練習しています。


タマン族の男女混合チームの演目もありました!
子どもたちにダンスを教えているパルミラさんが
留学生にもダンスを教えているようで、今回はじめての出演でした。

オジャさんと踊る司会のパウデルさんと本永さん!
息の合った混合司会すばらしかったです!

最後は公民館のサークル「若狭島うたの会」の三線からのカチャーシーで大盛り上がり!
そのまま恒例のネパールダンスタイムへ!

最後の最後は、やっぱりやりたくなっちゃったエベレストさんがラップも入れて歌とダンスで大盛況でした。
ボランティアの皆さんも加わり、最後はみんなで国境を越えたダンスの渦に包まれました。



イベント終了後はみんなでお片付けしました。
ネパールと公民館と地域の皆さんでつくりあげる若狭公民館のネパール・ニューイヤー  パーティーは、みんなで協力して、みんなが楽しめるお祭りを目指しています。
片付けも楽しい時間でした。

国籍も言語も違うけれど、笑顔やおいしいご飯、音楽や踊りを通して、「楽しい」「うれしい」共感ができて嬉しかったです。

また来年、「ナヤンバルサコ スバカラマ!」を言える日が、今から楽しみです!(sato)



テレビ放映もお楽しみに!

今回のイベントの様子は
5/10(土)AM11:45〜 沖縄テレビ(OTV)「RYUGINGOOD NEWS」で放送予定! 
お見逃しなく!