2025年7月9日水曜日

まちづくり部(仮)オリエンテーションを開催しました!

 


7月8日(火)、那覇中学校のPC室にて、地域部活動「まちづくり部(仮)」のオリエンテーションを実施しました。放課後にも関わらず、26名の中学生が集まり、地域と関わる活動に興味を持って参加してくれました。



当日は、協力してくださる各地域のまちづくり協議会や児童館、公民館の活動紹介、これから取り組む地域行事やプロジェクトの説明を行い、生徒たちは真剣なまなざしで話を聞いていました。また、活動連絡用のオープンチャットや入部届けの案内も行い、入部届けを持ってかえってくれ、「考えてみます!」という前向きな声も多く聞かれました。

この「まちづくり部」は、令和7年度から那覇中学校区(那覇小・泊小・若狭小・那覇中)で始まったコミュニティ・スクール制度にあわせて、学校・地域が連携しながら進める新たな試みです。生徒たちは地域の行事に参加し、さまざまな人と関わる中で、「まち」と「じぶん」の関係を深めていくことを目指します。

次回は7月26日(土)に発足レクリエーションを予定しており、夏休み期間中には、都市開発・防災・文化など、地域に関わる多彩な分野の学びを通してインプットの機会を設けていく予定です。

若狭公民館では、今後も地域と学校が協力しながら、子どもたちの「挑戦」と「成長」を支える活動を続けてまいります。

運営側も生徒たちも、初めての試みで手探りの状態ですが、少しずつでも前に進みながら、その様子をブログで発信していけたらと思います。

2025年7月7日月曜日

報告:国際交流基金オンラインシンポジウム

 6月24日(日)に国際交流基金オンライン公開シンポジウム
「これからの多文化共生社旗における『いのち』の支え方」に登壇してきました!


NPO法人地域サポートわかさは2022年に地球市民賞を受賞。
昨年は、若狭公民館で行われた「アートからひらくコミュニケーション」でも、宮城館長と共に登壇し、他の受賞団体の皆さんとお話する機会をいただきました。

国際交流基金を受賞されたさまざまな団体の皆さんとお話すると、皆さんそれぞれ多くの課題と向き合っているにもかかわらず、魅力いっぱい活動をされていて、感動します。
触れてみたい・応援したいと思える活動ばかりで、嬉しい出会いに感謝しています。
そして、私たちの活動を選んでいただいたことに喜びを感じずにはいられません。

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シンポジウムでは、セッション1、2に分かれて開催。

セッション1は、外国人の「いのち」を医療や金銭面、言葉などで直接支えている取り組みが紹介され、在日外国人の医療現場をめぐる医療通訳の体制や課題について議論が行われました。

・高田馬場さくらクリニック院長:富田茂氏 2020年受賞
・認定NPO法人多言語社会リソースかながわ(MICかながわ) :松野勝民氏 2013年受賞
公益財団法人 佐賀県国際交流協会:本村実子氏 2024年受賞

セッション2は、国境を越えた共感を育むための取り組みに関する事例紹介がおこなわれました。

・特定非営利活動法人 MIYAZAKI C-DANCE CENTER:野邊壮平氏 2024年受賞
・NPO法人地域サポートわかさ:佐藤純子 2022年受賞

とても興味深い話ばかりで、2時間はあっという間でした!

各団体の事例発表のあとには、モデレーターの田村太郎氏より質問があったのですが、
みなさんの質問の答えも、そのあとの田村氏の総括がとても素晴らしかったです。
配信終了後の会場では、登壇者によるシンポジウムは続き、立ち話が止まりませんでした。

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終了後に共有していただいた質問の中で、若狭公民館にいただいた質問があったのでお答えしたいと思います。

「国際交流に関心がない、あるいは外国の方に偏見がある方の関心をひく方法について意見があれば教えていただきたい」という質問をいただきました。

興味がない方や偏見がある方の関心をひく方法!あったらぜひ知りたいです。

興味・関心は、知ることで生まれると思うので、まずはお知らせします。
「楽しかったー!」「また、やりたい!」という声が何度も聞こえてきたら、一度くらい行ってみようかな?となるのではないでしょうか?
事柄に興味はなくても、あの人が行くなら・美味しいものがあるなら・ゲームができるならなど、きっかけは意外に小さいかもしれません。
野球に興味はないけど、子どもの部活の試合をは見に行く!ような感じです。
無理にお誘いすることはしませんが、お知らせは頑張ってしています。(sato)

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今回のシンポジウムはYoutubeにて配信予定です。
公開されたらお知らせします。

2025年度国際交流基金地球市民賞受賞候補団体の応募・推薦は2025年7月23日(水)締切にて受付中です!
国際交流基金地球市民賞ご応募はこちら



2025年7月4日金曜日

今年最初のうみそら上映会2025 vol.2 開催しました!!

 懐かしい地域映像や短編映画、思わずグッとくる作品たちを、開放感たっぷりの野外で上映する「うみそら上映会」。今年で9年目を迎えました!

これまでの取り組みのアーカイブは▶こちら

今年最初のVol.2は、6月25日(金)に開催。夕暮れの海辺に集まった人々とともに、映画と音楽のひとときを楽しみました。




 準備の様子 今回の実行委員会メンバーは24名。2回目を迎える高校生たちは、段取り良く準備に取り掛かっています。




機材班

アンケート回収もしっかり



開場のひととき 今回の開場時間には、実行委員メンバーのチーチーさん、らいとさん、MARIKAによる弾き語り音楽ライブが行われました。会場全体を盛り上げたり、和やかな雰囲気を作り出していました。 そのあとは、映画にちなんだ〇×ゲーム、与那国馬についてのクイズに子どもたちから大人まで楽しく参加していました。




ラナウェイ・ベイビー(エレキギターとダンス)


三線の花(ギターと三線)


上映スタート プログラム 短編映画「かでぃんま」 16mmフィルムアニメーション「七五三と子どもたち」 懐かしの地域映像「海洋博へ行こう」 今回は、「かでぃんま」の 東盛あいか監督が 実際に来られて、インタビューをしました。映画について、いろいろとお話を伺えました。







 終演後には… 終演後は、実行委員メンバーで恒例の集合写真をパシャリ! 一緒に場をつくり、一緒に楽しんだ1日を、笑顔で締めくくりました。 






次回予告!

次回の「うみそら上映会 Vol.2」は…
📅 6月27日(金)
🕖 開場 19:00 / 開演 19:30

どうぞお楽しみに!


もっと知りたい方へ

🌊うみそら上映会に関する情報はこちらから🌊
▶︎ ブログ

▶︎ SNSでも情報発信中!

中学生と地域がつながる新しい一歩 🌟 那覇中学校「まちづくり部(仮)」オリエンテーション開催 🌟

 

今年度から、那覇中学校とその学区にある那覇小・若狭小・泊小の1中3小学校では、地域と学校が連携して子どもたちの学びを支える「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」が始まりました。これに伴い、地域とつながる新しい取り組みとして「まちづくり部(仮)」が立ち上がります。

7月8日(火)には、那覇中学校PC室にてそのオリエンテーションを開催。
生徒たちに向けて、地域の大人や団体の紹介、これから関わるまちづくり協議会や公民館、児童館の活動紹介、そしてボランティアシートの活用方法について説明が行われます。

中学生たちはこれから、地域行事や会議への参加、企画・運営など、多様な形で“まち”に関わっていく予定です。

地域と学校が協力しながら育てる学びのかたち。
生徒たちの視点でまちを見つめ、動き出すこの新たな試みに、どうぞご注目ください。

🌙 なは防災キャンプ’25夏(若狭小学校)

 



〜今回は募集していませんが、取り組みをぜひ知ってください!〜

那覇市若狭公民館では、2025年7月10日(木)〜11日(金)にかけて、那覇市立若狭小学校6年生を対象とした「なは防災キャンプ’25夏」を実施します。

この取り組みは、那覇市総合防災訓練の一環としても位置づけられ、実際に避難所として指定されている若狭小学校の校舎に子どもたちが宿泊し、翌朝学校へ登校するという実践的な防災学習プログラムです。


📝 概要

  • 事業名: なは防災キャンプ’25夏(那覇市立若狭小学校)

  • 日 程: 2025年7月10日(木)18:30 ~ 7月11日(金)8:00

  • 会 場: 那覇市立若狭小学校 校舎内

  • 対 象: 若狭小学校6年生(希望者)


※この取り組みは一般募集は行っておりません
関係する児童・保護者・地域の方と連携の上、限定的に実施いたします。

🛏 宿泊を通して「防災」を自分ごとに

避難所に指定されている若狭小学校で一夜を過ごすこのプログラムでは、
防災かるたや講話、防災食体験、望遠鏡を使った夜空観察など、五感を使って体験する学びを大切にしています。

そして翌朝には、そのまま学校へ登校。
「いつもの学校」が「もしもの避難所」になることを、実感として子どもたちの中に残すことをねらいとしています。


📸 活動のようすや過去のレポートはこちら:
👉 なは防災キャンプ公式ブログ


主催:那覇市若狭公民館

共催:那覇市若狭小学校区まちづくり協議会/那覇市防災危機管理課/若狭小学校PCA/

協力:那覇市社会福祉協議会/(一社)災害プラットフォームおきなわ/若狭小学校/株式会社 TEAM SPOT JUMBLE

協力:那覇市立曙小学校



2025年6月27日金曜日

第2回 曙まちづくり協議会 定例会(2024年6月26日)

 


 曙小学校の報告

  • 6月8日に体育館で音楽発表会を開催し、無事に終了しました。翌週から熱中症警戒アラートが発令されたため、ギリギリの開催だったが、子どもたちは元気に発表しました。(その時の様子はこちら

 

平和集会(曙小学校)

  • 慰霊の日にあわせて、1~6年生対象に平和集会を実施しました。

  • 講師:崎原さん(てぃーだ観光・バスガイド)

    • 対馬丸の話や三線の演奏、歌の披露など多彩な内容で高学年向けには戦時の母子の証言をもとにした一人芝居も披露してくれました。子どもたちからの素直な反応があったと報告がありました。


パーラー公民館 平和講話の報告(若狭公民館より)



  • 6月21日(土)に「少女の見た沖縄戦」(上原美智子さん講話)を開催しました。

  • 約40名参加。市外からの参加者もありました。


動画で報告しています↓




U-18野球国際大会の応援について

  • 9月開催予定の大会への応援参加希望を提出済。

  • 応援チームは抽選または希望により決定予定。

  • 会場は奥武山(セルラースタジアム)と糸満球場。


「うみそら上映会inあけぼの」の日程決定(昨年度の様子はこちら

  • 8月23日(土)に開催決定。

  • PTA等の協力を得ながら準備を進行。



次回会議予定【令和7年度 第3回 曙小学校区まちづくり協議会 】
日時:7月24日(木)18時30分〜
会場:曙小学校ミーティングルーム

学校と地域のつながりをより深めるための一歩として、有意義な時間となりました。


(崎枝)

2025年6月26日木曜日

🌺パーラー公民館 平和講話「少女の見た沖縄戦」開催報告

 〜6月23日慰霊の日を前に、戦争の記憶を次世代へ〜



6月21日(土)、若狭公民館と曙小学校区まちづくり協議会の共催により、戦後80年の節目に平和講話「少女の見た沖縄戦」を開催しました。
当日は蒸し暑い午後にもかかわらず、多くの地域の方々がパーラー公民館(あけぼの公園)に集い、小学生から高齢者まで幅広い世代が耳を傾けました。

挨拶では若狭公民館・宮城館長より、「平和について考える場として、この地域で暮らす皆さんとともに、曙で語り部のお話を聞ける機会を持てたことをうれしく思う」との言葉がありました。


🕊少女の記憶から語る「沖縄戦」とは



語り部としてお話しいただいたのは、昭和10年(1935年)生まれで、当時小学3年生として沖縄戦を体験した上原美智子先生
先生は、曙地域でのまちづくり活動にも長年尽力された方で、「パーラー公民館」の初代館長としても地域に関わってこられました。

講話では、次のような言葉が印象的でした。

  • 「当時、空襲警報が鳴ると、私たちは学校から各学級ごとに割り当てられた防空壕へと逃げた」

  • 「今の避難訓練は火災や地震。でも私たちは戦争から命を守る訓練だった」

  • 「沖縄は本土決戦の拠点にされたことで、多くの人命が失われた」

  • 「6月23日で沖縄戦は終結したけれど、8月の原爆投下まで戦争は続いた。早く終わっていれば、被害は少なかったはず」

  • 「沖縄の平和は、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんが頑張って生きたからある。だから今を大切にして生きてほしい

また、先生の話に応じて、小学生たちからも積極的に発言があり、「今はどこで戦争をしてる?」「今の避難訓練で何をしている?」といった美智子先生の問いかけに対して、自分の言葉で答える姿が見られました。



🌿今、平和を考えるということ

美智子先生は最後に、「80年前、私たちは戦争の真っただ中にいた。だけど今、皆さんは冷蔵庫を開ければ何でも食べられる時代にいる。この日常がどれほど尊いかを考えてほしい」と語りました。

「戦争を知らない世代」にとっても、上原先生の語りを通して、当時の暮らしや避難の様子を知る機会、そして参加者の中にも沖縄戦の体験者が違う視点で見た経験を語ってくれました。



動画を文字起こししてアップしています。(こちらから