4月22日〜23日の日程で「なは防災キャンプ' 22 春 (新都心公園)」を開催しました!会場は那覇市の広域避難場所の一つ、那覇新都心公園。
レポート一では防災さんぽと防災ブースについて記載しています。(ブログはこちら)
レポート二ではスタンダード・プリコーション(標準予防策)の講義、シェアライフライン、1日目の振り返りと野外上映会について記載しています。(ブログはこちら)
レポート三では2日目の出来事でコロナ禍における「災害時の食提供デモンストレーション」・参加者でのグループワークをレポートしていきます。
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朝の始まりはラジオ体操から |
朝6時を過ぎると、人がちらほらと公園の芝生に集まってきます。
6時半から始まるラジオ体操は公園のいろんな場所で参加している人たちがいて、一体感がありました。
ラジオ体操をやっている横で頑張っている方々がいます。
コロナ禍における「災害時の食提供デモンストレーション」
レポート二でお伝えした
スタンダード・プリコーション(標準予防策)の情報をまとめて、炊き出しの仕方を検討しました。
具体的には
・テントの下はブルーシートを敷き、履き物を別にして外とキッチンの区別をつける
・中に入る人たちは(手袋・ガウン・頭巾)を着用
・配給する内容と使われている食材やアレルギー情報の表示
・配給することで感染症がうつらないような配慮(手指消毒・食器のシェアなどをしないなど)
・食中毒にならないような配慮
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原材料の表示・アレルギー情報の表示
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午前7時に配布開始
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曙まち協からいただいたアルファ米を使用 |
一人前の分量を計算して、普通と大盛りに分けて接触や食器類の共有を避けるために、動線や配膳の仕方を検討しました。
今回の炊き出しにはシンメーナービを使用して、お湯を沸かしました。
炊き出し班には、有村さん(真ん中)をリーダーに、畑瀬さん(向かって左)と鈴木さんが協力してくれました。
マスク、頭巾、ガウン、手袋を着用して、ブルーシート内は別の履き物で作業しています。
炊き出し班がビニール袋セットしたアルファ米にお湯をいれて渡す形式にしています。
列に並んだ方々は火傷をさけるために、コップや段ボールの箱を準備して、受け取りました。
15分〜20分経つと、お粥のような感じの炊き込みご飯ができあがりました。
余ったお湯は参加者で分けて、食器の消毒に使ったり、コーヒーやスープを作るのに使ったりと無駄なく使用しました。
グループワーク振り返り
朝食後に参加者を4つのグループに分けてグループで振り返りを行いました。
グループからは、
・2日目に入ってから検温のタイミングがなく、ルールを決めて、全員の検温をした方が良い。
・コロナ対策だけではなく、普段の生活から起きそうな怪我の対応・対策(火傷や転倒など)を考える必要がある。
・テントなど区分けされているわけではないので、大きいテントや小さいテントなど避難所でルールを定めた方がいいのではないか?
・慣れない環境により、子どもが夜眠れなかったり、ペットが不安で吠えたりと、避難所に継続して滞在していたらストレスが溜まりそう。
・プライベートの空間を自分で作るために、みんなから見えない位置にテントの出入り口を作るなどの工夫が必要。
・コップやお皿などを持ってきてなかったので、どのように対応しようか迷ってしまった。
・炊き出しや支援物資のご飯を食べていると味で飽きてしまうことがある。ヨモギや野草などを利用して味の変化をつけることで生活の変化を作ることができる。
などがあげられて、次に活かせる気づきや学びとなりました。
次回は夏に開催予定です。
参加してくれた皆様ありがとうございました。
報告動画はこちら
主催・共催:(一社)災害プラットフォームおきなわ / 那覇市若狭公⺠館
協力団体:一般社団法人 人も犬も猫も幸せなまち創り隊 Okinawa /
包括支援センター / キャンプ沖縄事業協同組合/
社会福祉協議会 / 校区まちづくり協議会(曙・銘苅・石嶺)
那覇市防災危機管理課 / 那覇市上下水道局
助成:一般社団法人 沖縄しまたて協会