2019年7月16日火曜日

報告:「おきなわ アリの世界」

講座のご報告が遅れてしまいましたか…
七夕のあった週末、2つの講座を行いました。(もうひとつは「なぜなにレクチャー」)

まずはその一つ。
市民講座「おきなわ アリの世界」のご報告♪


7月5日〜7日の3日間、展示を行いましたよ!
講師の高嶺さんが沖縄県内で採集したアリをはじめ、120種類ほどのアリの標本や写真、巣の標本がズラリと並びます!



アリの標本はルーぺをのぞいて。

せっせとエサを運ぶクロトゲアリ!

生きたクロトゲアリの様子が観察できる水槽は大人気!

しばらく水槽の前から動きません!笑

みんな興味しんしんです♪

戻り梅雨の天気模様の中、たくさんの方にご来場いただきました。
親子連れが多く、子どもたちは講師に質問ぜめ!笑
講師いわく「研究者なみの質問をする子もいたよ!」とのこと!
3日間、高嶺さんが会場にいてくださり、来場者に丁寧に説明していただきました。
最終日の7日には、講話を開催!
こちらも親子連れが多く、中には高嶺さんの教え子さんがお子さんと一緒に参加!
昔話に花を咲かせ、お互いに時が戻った様子で、和やかな時間が流れていました。

満席の開場。ありがたいことに立見の方も。

満席の状態でいよいよ講座開始。
講座では高嶺さんのアリへの情熱が溢れます!

アリの触覚は「くの字」なのだそう。

アリとシロアリは種が異なり、
アリの触覚は「くの字」で、動体は節のある「節分動物」
胴体に節をもつことで、細く曲がった巣の中でも自在に動き回ることができるのだそうです。

一方、シロアリの触角は直線で胴体はくびれのない寸胴。
そして、なんとゴキブリの仲間なのだそうです。
同じ「アリ」とつく生き物ですが、違うものだったんです!驚!


講話では、アリのお話しはもちろん、アリの採集の為に沖縄県内、ほどんどの離島に足を運んだそうで、その際の珍道中の小話も!笑


講座終了後も、子どもたちからは質問攻め!
将来、この中からアリの研究者がでてくるのが楽しみです!




3日間の展示と最終日の講話、たくさんの方にご来場いただきました!
本当にありがとうございました!
そして、講師の高嶺さん、本当にありがとうございました!

子どもたちの自由研究のヒントになっていたら嬉しいな〜♪


高嶺さんの共著、「沖縄のアリ類」を若狭公民館と図書館に寄贈していただきました。
図書館では貸出されていますので、ぜひお手にとってみてください!