4月3日土曜日に親子ふれあい教室として「おこづかいアップ大作戦!」を開催しました。
ファイナンシャルプランナーの福田昌也先生のフレンドリーな雰囲気と関西弁口調で楽しく学ぶことができました!
お金とは一体なんなのか?お金は蓄えてても楽しくない。使ってなんぼのスーパー便利グッズと思って使った方がいい!みんながお金を2倍つかったら、経済がどんどん活発になって、給料は2倍にあがるんですよ。こんな風に言われてたら「そうなんだ!じゃあどんどん使おう!」って思えてきます。
お金にはお金であるための条件や、信用を守るために決められていることなどもあるそうです。こういったことも、子どものうちから意識するのは大切なことだと思いました。
お金の条件1:みんなが価値をみとめている
2:小さい単位から大きい範囲まである
3:丈夫でさびない(紙幣の寿命は1年)
信用をまもるため 1:発行は日本銀行のみ
2:価値がさがらないようにする
3:法律でお金が通用するように決められている
少し真面目で大人向けの話の次は、世界で最も価値の低い通貨ワースト5の一つとなったジンバブエドル。2億五千万円札を見せてもらいましたよ。(調べたらその後、100兆札まで出来て今は使われていないそうです)お金の価値がすっごく低くなって1つの物の価値が高くなってしまうハイパーインフレですが、実はわたしたちも体験しているとのこと。去年の春、急に必要になって不足したマスク、びっくりするような高額で売られていましたよね。世の中全てのものがマスクのように高くなってしまったらと思ったら本当に恐ろしいです。
福田先生のコインのコレクションも持ってきてくれました。年号によってはとっても価値のある日本の硬貨についても教えてもらいました。
税金についてはアニメでお勉強。小学6年生になると学校で見るアニメらしいのですが、とてもよくできていて税金の大切さと、しっかり納付しなければと思わせてものになっていました。親子で見て共通の話題にできるのもよかったです。
まずは福田先生よりお金の稼ぎ方について教えてもらいました。
必要なものと欲しいものの2種類について考えてみます。鉛筆がほしいのにお金をくれない親はいないけど、ゲームを買うためにお金を手にいれるのはなかなか難しいです。お金を手にいれるためには、相手に必要だと思わせることが大切!
子どもは社長になったつもりでお母さんお父さんにプレゼンテーションをするという形式でワークショップを開催することにしました。
プレゼンとは企画の提案ですが、プレゼントを語源とするそうです。そこで、子どもたち向けに「親が喜ぶプレゼント」を考えてもらうことにしました。
制限時間は5分間。自分に何ができるのか、どうしたらおこづかいアップするよーと言ってもらえるのか、短い時間ですが考えてもらいました。福田先生にはテーブルを回っていただき、助言していただきました。
書けた人からプレゼン開始!
「お手伝い一回30円を50円にあげてほしい!」
「赤ちゃんの世話で忙しいお母さんのかたもみをしたら、お父さんから100円もらう」
「テストで100点とったら100円ルールに追加、100点を連続5回とったらさらに500円」
「お母さんに時間を作ってあげたら(妹の面倒)ゲームできる時間を30分ふやしてほしい」
ワークショップは、子どものプレゼン→お父さんお母さんの返答→他の人の意見を聞いた感想・まとめという流れで行いました。
最後の感想はあえて、子どもか大人どちらかだけに聞きました。
この講座の趣旨は、親子でお金に関する共通認識を持って、会話ができるようになることです。結果を出すのがこの講座の目的ではないからです。
最後の感想では、お手伝いから勉強に条件をかえる子ども社長がいたり、他の参加者の意見を聞いて思いなおすお母さんがいたり、みんながお金との接し方について考えるよいきっかけになったと思います。
最後はお待ちかね、1億円の重さ体験会!
なんと1キロもあるんだそうです。抱きかかえるととーっても重かったです。
お金の使い道には、必要なものと欲しいものの2種類ある。鉛筆がほしいのにお金をくれない親はいないけど、ゲームは難しい。福田先生の体験話として、勉強するモチベーションをあげるためにゲームが欲しいと言われて契約書を家族でかわしたがありましたが、講座終了後、こんな写真がとどきました!
勉強するのは学ぶ訓練。お母さんたちは勉強しろっていうのは、子どもたちが学ぶ訓練をするのを応援したいから。学び方がわかっていたら大人になってからなんでもできる!本当にそうだと思います。
知り合いの店でお金を使うと「ありがとう」の気持ちが上乗せされて、使ったお金以上のものが戻ってくる!これはわたしが一番心に残ったお話。お金ってそのものだけの価値じゃない。ワークショップにて「わたしを嬉しい気持ちにしてくれたらおこづかいあげてもいい」というお母さんがいましたが、それこそお金の本質のような気がしました。
2時間という限られた時間でしたが、学んで、プレゼンして、他の人の話も聞いて、話合って、考える。たくさんのことができた講座になりました。