「世界のウチナーンチュ直伝!南米の家庭料理教室」の第2弾は、アルゼンチンです!(前回のボリビア料理教室は、コチラから)
”南米のパリ”と称されるほど、建築物がヨーロッパ風できらびやか。
スペインやイタリアの影響で、ピザやパスタ、パエリヤなどもよく食べられています。
しかし、最もよく食べられている料理は、牛肉!!
特に、アルゼンチン流のバーベキュー「アサード」は欠かせません!
牛肉を豪快に金網の上で焼いた料理ですが、週末は家族や友人と集まってアサードをする習慣があります。
そんな、アルゼンチンですが、日系人も多く暮らしています。
暮らしている日系人は、約3万人と言われ、その70%は沖縄出身者です。
COAと呼ばれる在亜沖縄県人連合会の会館では、三線や琉球舞踊、エイサーなどの団体が、日々練習に励んでいます。またカラオケ大会や世界のウチナーンチュの日のイベントなども、この場所で行われます。
琉球舞踊の練習@在亜沖縄県人会連合会 |
エイサーの練習(琉球國祭り太鼓アルゼンチン支部) |
空手の練習@中城村人会会館 |
県人会会館だけでなく、市町村人会や字人会でも会館を所有している地域もあり、そこでも様々な活動をしています。
4世5世の時代になり、日本語を話せる世代が減ってきている中、沖縄の文化や芸能の継承が積極的に行われています。
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それでは、さっそく料理教室の様子を振り返りましょう!
まずは、下準備!ということで材料を各グループごとに分けます。
と、その前に!
写真向かって左の方が今回の講師、国吉ガブリエラさんです。
県内の高校でスペイン語の先生をしています。アルゼンチン国旗のエプロンがとてもよく似合っています♪
そして、今回はアシスタントとして県費留学生のお二人もきてくれました!
真ん中が新門マルティンさん、右が仲宗根ルシアさんです。
2人は、ウチナーンチュ子弟等留学生受入事業で1年間沖縄の大学や企業、伝統芸能習得機関などで学んでいます。
会場もアルゼンチンに関するグッズや写真で飾りつけします。
そんなこんなしている内に、ぞくぞくと参加者が集まってきました。
Vamos a cocinar! レッツ クッキング!
本日は、以下の3つを作ります!
・2種類のエンパナーダ
・トルタ・フリータ
・マテ茶
まずは、エンパナーダ!
アルゼンチンでよく食べられている①ハム&チーズ&コーン、②ミート2種類のエンパナーダを作ります。
材料は、こちら♪
本日の材料 |
まずは、生地から作ります♪
先生の調理を見ておぼえて、各グループで作ります!
材料を混ぜて、ひたすらこねます。
こんな感じで力強く!
完成~!出来上った生地は、まるめてラップで包んで置いておきます。
1人でやるのは疲れるので、1分ずつ交代しながらコネコネ。
1人でやるのは疲れるので、1分ずつ交代しながらコネコネ。
結構力を使うので、みんなで協力しながらコネコネ。
引き続き、エンパナーダの中に入れる具材をつくります!
先ほど同様、ガブリエラ先生の丁寧な説明を聞いてから実践!
2種類(①ミート②ハム&チーズ&コーン)の具材を、メンバーで手分けして作ります。
①は、まず玉ねぎをとパプリカを炒めて、ひき肉、パプリカ、調味料を加えて完成です!
②は、小さく切った具材を混ぜ合わせるだけです。
中に入れる具材も完成~!!!
①ミート |
②ハム&チーズ&コーン |
あれ?エンパナーダって超簡単じゃ~ん!と思ってはいけません。
ここからが肝心なんです!!
美味しそうなエンパナーダを作るために重要な工程、具材を包む作業へ移ります。
まずは、生地を小さく分けて丸くのばしていきます。
中の具材によって、包み方を変えるのもポイント!
①は、タームパイの様なひねり包み、②はフォークの先で抑えながら包んでいきます。
早速取り掛かりますが、皆さんお手のもの!
前回のボリビアのエンパナーダ作りで学んだコツも活かして、さっさっさ~と包んでいきます。
あとは、油であげるだけで完成~!
生地を丸くのばして真ん中に穴をあけて、あとはフォークでグサグサさして、油で揚げて、砂糖をかけて完成です!
とっても簡単で美味しいので、家でもすぐ作れそう:-)
油で揚げている間に、サルサクリオージャを作りましょう!
トマト、にんにく、パセリ、オリーブオイル、その他調味料を細かく刻んで、混ぜ合わせて完成です!
エンパナーダにつけて食べると、最強に美味しい!!酒が欲しくなります。
これで全てのメニューが完成しました~!!
試食をしながら、ガブリエラ先生がアルゼンチンの説明をしてくれました♪
最後は、マテ茶の紹介!
マテ茶は、「飲むサラダ」と言われる程、栄養価の高い飲み物です。
アルゼンチンの人は、マテ茶を飲みながらゆんたく~する文化があり、友達どうし同じ容器を使って回し飲みをします。
初めに回すひとが味見をして、どんどん注いで回していきます。
もうお腹いっぱいの人は「Gracias!(ありがとう)」と言うまで、回って来るという・・・。
まるで宮古島のお通りのようですね。マテ茶の方が身体にはよさそうです。
マテ茶の作り方を実践しています!
容器いっぱいに茶葉を入れて、手で蓋をして、さかさまにしてシャッフル!
細かい粉が全て手にくっついて、取り除くことが出来ます。
いざ実食!
苦い、、、すごく苦い、、、。苦いけど、なんだかくせになる味です!
ぜひご賞味あれ~!!
Muchas Gracias por todo!(ありがとうございます!) |
ガブリエラ先生と2人のサポーターのおかげで、アルゼンチンの魅力をたっぷり堪能できました♪
そして、今日はペルー料理!
パパ・アラ・ワンカイーナとセビーチェを作ります♪
お楽しみに~!Hasta luego!