去った7/4に、シニアの居場所・new!喫茶むすぶにて七夕茶会が開催されました。
講師には、若狭公民館の元館長の山田先生をお迎えしました。
先生の今日のお着物は竹の柄。七夕を意識されたそうです。
昨年までは、和室にて開催しておりましたが、今回は第一研修室にての開催となったため、傘や屏風を持ち込まれての和洋折衷で素敵なしつらえになりました。
しつらえとは何か、AIに聞くと、空間を美しく整え、飾り付けること、またはそのための準備や用意を指す言葉とありました。
日本の伝統的な空間演出や、もてなしの心を込めた準備を意味することが多いそうです。
竹柄のお着物に合わせるように傘に竹の花器、竹の茶器で統一されていて、とても涼やかでした。
「七夕」は、季節の節目を感じる大切な行事でもあります。そんな想いを込めた茶会のしつらえは、とても暑いのに、心に涼しい風が吹いてくるような気持ちになりました。
先生の説明に合わせて、お弟子さんによるお点前のデモンストレーション。美しい所作で静かに進められるお点前に、皆さん自然と背筋が伸び、お茶の世界に引き込まれました。
デモンストレーションの後には、いよいよお抹茶をいただきます。この日のお菓子は、、笹の葉に包まれた「ふまんじゅう」。こちらも涼やかなお菓子で、この季節にぴったりでした。まずは一列目の方から。「お先にどうぞ」と声かけしてお隣の方とコミュニケーションをとりながらいただきます。
続いて、二列目の方には、一列目の方がお茶を点ててお出しするという、参加型の形をとりました。初めてお茶を点てるという方もいらっしゃいましたが、和やかな雰囲気の中で、互いに声を掛け合いながら楽しく体験されていました。
人と人とが向かい合い、丁寧にお茶を差し出す。そこには、おもてなしの心と感謝の気持ちが自然とあふれていて、茶会ならではの温かさが感じられました。
先生がご用意くださったさまざまな器は、夏にしか使えないガラス製のものや、高さのないものなど、見た目にも涼やかでした。
参加者からは、私もお着物で来ればよかった。などといった声が上がっていました。(sato)