2022年10月16日日曜日

令和4年度 地震・津波防災訓練(那覇市)訓練実施前ワークショップ


10月15日(土)に令和4年度 地震・津波防災訓練(那覇市)訓練実施前ワークショップが那覇市津波避難ビルにて開催されました。

このワークショップは11月5日の津波防災の日に行われる那覇市総合防災訓練の事前ワークショップとして、地域住民・防災士・消防団・行政の方々が参加しました。


こちらのQRコードは11月1日(火)から防災クイズに飛べるそうです。


参加者は6つのグループにわかれて、今回メイン会場になっている若狭地域のまちの特性を考えて、ワークしていきました。

若狭地域の地図を広げて、古地図や防災マップと比較しながら、まちの特性や水路、資源などを話し合っていきます。




グループによっては、携帯で情報を入れたり、那覇市防災危機管理課の職員にも意見を取り入れながら、地図に反映させていきました。



地図を完成させた後で、グループ内で、この地域の特徴を防災救援場のプラス要素とマイナス要素を書き出していきます。



その後にいくつかのグループが全体で発表してくれました。


グループ1

グループ2


地域の特性

・海に近い

・密集地が多い

・元海で埋め立て地

・古い家家が多い(木造)

・学校が多い

・病院が少ない

・ホテルが多い

プラス要素

・公園が多い

・学校も多い

・コンクリート高層ビルも多い

・平地が多く歩きやすい

・通りが整備されている

マイナス要素

・電力施設がある

・ガスタンクがある

・川が近くにある

・浸水区域が多い

・小さい道が多い

・飲食店が多い


他にもプラスの要素として、

・ホテルが多く、避難することができそう。

・コンビニやスーパーが近くにたくさんあるので、避難生活の際に物資をもらえそう。

・大きな道があるので、避難しやすそう


マイナスの要素として、

・観光客が多い地域なので、災害時に誘導が難しい

・海抜が低いので、津波の避難経路を考える

・一方通行があるとことがある

・道幅が狭い箇所がいくつかある

などがあげられました。


次に津波からの避難について考えるワークショップを行いました。

那覇市の津波災害警戒区域マップを見ながら、津波危険予想地域を確認して、一時避難施設までの避難経路と起こり得る出来事をかきだしていく作業です。





ワークショップ後に代表でいくつかのグループに発表していただきました。


・津波避難ビルに避難する際に橋が倒壊していると避難することが困難な地域がある
・津波が来る方向(海側)に避難する想定の地域もある
・高齢者や要介護者が避難するまでに時間がかかる

などがあげられました。


最後に琉球大学の神谷先生より総括所見として、アドバイスいただきました。

琉球大学 神谷大介 先生

・電柱が倒壊する危険性や高い塀などが倒壊して怪我をしたり、道が通れない時がある
・学校が地域にあるので、避難経路を一緒にすると避難が遅れる可能性がある

11月5日(土)の那覇市総合防災訓練実施後に振り返りを兼ねた事後ワークショップを12月3日(土)予定しています。


最後に同じグループの方々と記念撮影しました