2024年3月27日水曜日

なは防災キャンプ'24冬(なは市民協働プラザ)(2024年3月19日-20日)レポート1

 2024年3月19日(火)~ 20日(水・祝)に「なは防災キャンプ'24冬」が開催されました。

場所は那覇市指定避難所の『なは市民協働プラザ』です。


防災キャンプとは「防災訓練」と「キャンプ」をかけあわせて、宿泊しながら擬似避難体験をしようという企画です。
防災キャンプには3つのルールを設けています。

①自己完結
②シーズン毎にやる
③できれば宿泊する

日帰りの訓練だと、終わったら帰宅してお風呂に入り、ご飯を食べますよね。では宿泊となるとどうでしょう?
防災キャンプでは、公園など避難所になるような場所で過ごすためにはいったい何が必要なのか、自分で考え、そして季節に合わせてどのように過ごすかをそれぞれ考えてほしいという狙いがあります。
そして宿泊体験を通して様々なことに気づき、今後に生かしていくことを1つの目的としています。  


那覇市防災危機管理課 源河さん

19日(火)18時から開催された今回のなは防災キャンプは那覇市防災危機管理課が制作している「避難所開設キット」を開封するところからスタートしました。
那覇市防災危機管理課 源河さんより「避難所開設キット」の必要性や中身の内容に関して説明がありました。




箱を開けるとこのような形で収納されています。
そこで「最初にすること」がわかりやすいようにピンクのラベルでわかりやすいように記されています。



こちらは避難所の受付と組分けを行う作業からスタートしました。


避難者情報やペットの情報などを記入していきます。


参加者全員で避難所を運営していくため、受付も参加者の中からボランティアを募り、担当していただきました。


受付後は避難所開設に必要な物資の運び出しのために備蓄倉庫となっている地下へ移動しました。

宿泊に必要な物資を参加者で手分けして地下から避難宿泊場所となる2階の研修室へと運びました。




研修室に物資を運んだ後、避難所開設時に活用するパーテーションを広げてみました。

初めてパーテーションを広げた方も多く、みなさん、興味深々で設置してくれました。



台風やその他の災害で避難所が開設された際に写真(上)のパーテーションが1世帯1基で配布される想定です。雑魚寝をすると大人4人ぐらいが眠れるサイズになります。今回はこちらに参加者が約20組宿泊しました。



ペットとともに避難をする方は屋外にテントを設営しての宿泊となりました。



炊き出し訓練では、約50食分の沖縄そばを用意しました。

地域の包括支援センター職員や市営住宅、自治会の方々がお手伝いしてくれました。ありがとうございます。




同じご飯を食べると、知らない人でも自然に話し合いを始め、一体感が生まれました。



レポート2では能登半島地震被災地支援からテント設営までをレポートします。(こちらから


【関係・協力団体

主催:那覇市若狭公民館

共催:那覇市防災危機管理課 / 那覇市まちづくり協働推進課 / 那覇市銘苅小学校区まちづくり協議会 / (一社)災害プラットフォームおきなわ / 那覇市社会福祉協議会

協力:(一社)人も犬も猫も幸せなまち創り隊Okinawa / 那覇市地域包括支援センター新都心 / 新都心銘苅市営住宅にじいろ会