2024年3月19日(火)~ 20日(水・祝)に「なは防災キャンプ'24冬」が開催されました。場所は那覇市指定避難所の『なは市民協働プラザ』です。
防災キャンプとは「防災訓練」と「キャンプ」をかけあわせて、宿泊しながら擬似避難体験をしようという企画です。
防災キャンプには3つのルールを設けています。
①自己完結
②シーズン毎にやる
③できれば宿泊する
日帰りの訓練だと、終わったら帰宅してお風呂に入り、ご飯を食べますよね。では宿泊となるとどうでしょう?
防災キャンプでは、公園など避難所になるような場所で過ごすためにはいったい何が必要なのか、自分で考え、そして季節に合わせてどのように過ごすかをそれぞれ考えてほしいという狙いがあります。
そして宿泊体験を通して様々なことに気づき、今後に生かしていくことを1つの目的としています。
レポート1では避難所開設の受付から炊き出しまでの様子。(こちらから)
レポート2では能登半島地震被災地支援からテント設営。(こちらから)
レポート3では2日目の防災さんぽと振り返りについてレポートです。
20日の2日目朝はラジオ体操からのスタートです。
宿泊したペットたちも一緒にラジオ体操に参加しました。
朝食の時間です。受付ではボランティアの方々がお湯とアルファ米を配布しました。お湯を活用してスープやコーヒーを飲む方や持ってきたパンなどを食べている方もいました。
持ってきた物資や持ち出し品がそれぞれ違うために、参加者も興味深々で各自のテントを回りました。
「持ち出し品シェア」の時間にRBCiラジオ『アップ!!』にてコーナーを持っている防災士で災害ソーシャルワーカー稲垣暁さんとのラジオ中継もあり、なは防災キャンプについてお話ししていただきました。
災害ソーシャルワーカー 稲垣 暁さん |
なは市民協働プラザの横ではヤギが飼育されており、その影響で雑草が生えずに雑木林にならないような工夫がされています。
プラザの横にある立体駐車場は台風接近の暴風域時は無料で駐車場が解放されるようになっています。
稲垣さんは昨年の台風時に一時避難したそうです。立体駐車場は雨風を遮り、車中避難する際には一つの選択肢としても良いとの話がありました。
ちなみに、暴風警報が解除されると有料になるそうなので、気をつけましょう。
なは市民協働プラザの真横にある那覇市消防局です。
那覇市防災危機管理課の源河さんは、那覇市消防局から出向職員ということもあり、消防の役割や出動のタイミング、消防車の種類など詳しい説明をしていただきました。・(宿泊者)宿泊場所を決める際は人が通る動線を作ることを優先する必要がある。
・(宿泊者)日帰りと宿泊は全く違う経験になると感じた。
・(宿泊者)深夜になるごとに寒くなった。
・(那覇市防災危機管理課より)テントに関しては、パーテーションは熱中症対策で屋根がついていないテントを採用した。
・(なは市民協働プラザ職員)働いている施設でも知らないことが多く勉強になった。
参加された皆様、ありがとうございました!
【関係・協力団体】
主催:那覇市若狭公民館
共催:那覇市防災危機管理課 / 那覇市まちづくり協働推進課 / 那覇市銘苅小学校区まちづくり協議会 / (一社)災害プラットフォームおきなわ / 那覇市社会福祉協議会
協力:(一社)人も犬も猫も幸せなまち創り隊Okinawa / 那覇市地域包括支援センター新都心 / 新都心銘苅市営住宅にじいろ会