11月4日〜5日の日程で「なは防災キャンプ' 22 秋 (那覇市津波避難ビル)」を開催しました!会場は津波襲来時に24時間365日避難できる施設、那覇市津波避難ビルです。
レポートその一は(こちらから)
レポート一では、那覇市津波避難ビルの平時と非常時の機能について、案内を那覇市津波避難ビル儀間館長と防災に対するコメントを防災士・災害ソーシャルワーカーである稲垣 暁 氏のガイドのもと参加者と共にビル内・外をさんぽしながら学びをレポートしてます。
レポート二では夜のテントや持ち出し品などを書いていきます。
防災さんぽの振り返りも行い、次はテント設営なのですが、津波避難ビル屋上では初めての宿泊。
下見でわかっていたことですが、屋上はコンクリート作りとなっているので、ペグが打てずテントが風に飛ばないための対策が必要でした。
那覇市防災危機管理課、災害プラットフォームおきなわの方々と安全対策について協議した結果、ロープを地面に這わせてテントとロープを固定できるようにしました。
テントの四隅にも重りを設置して、2重対策でテントが飛ばないよう工夫しキャンプを行いました。
ペットボトルを四隅に置いて風対策 |
夕食を各自己完結で済ませました。
ペット防災に取り組んでいる畑瀬さんのテントの周りには2頭のサンゴさんとツクネさんが特別参加してくれました。
ご飯中のサンゴさんとツクネさん |
事前下見で屋根があり、雨が入らない箇所を知ってた宮城館長はテントは持参せず、簡易ベッドと防災セット(100円ショップで揃えた。応急手当グッツや手袋、ライト、マウスウォッシュ、フォーク)を紹介してくれました。
テントを片付けるのもコツがわかる人は早いです |
宿泊を通して
・宿泊はどこでも寝れると思っていたが、身体が痛い
・キャンプに用意したのを持ってなかったり、持参したものが充電が切れていたりした
・宿泊したテントの中は暑かった
・フラットに寝れない体質だが、高さ調整するマットを持ってなかった
・毛布がなくて、肌寒かった。季節によっては小型扇風機やモバイルバッテリーがあると過ごしやすいだろう。
・犬の鳴き声などが気になった。実際の避難生活は動物も人もストレスはたまっているだろう。
・テントで寝る機会があまりないので、良い体験だった。腹巻きがあればもっとよかったかも。
・避難所はずっと電気ついているかもしれないので、目隠しアイマスクなどもあればよかった。
・いつでも寝れると思ったら、何度も起きてしまった。
・火起こしも前はできてたのに、今はできなくなってて、繰り返し練習がひつようだと思った。
・このぐらいの季節なら、寝袋とマットだけで眠れる。
・荷物を持ってき過ぎた、足りなかったというのは、キャンプの数をこなすと程度がわかってくる。
・季節ごとにやることで、持つべきものが変わってくる。
・キャンプをすることで、人に頼る・お願いするやり方がわかってくる。
・防災キャンプは地域のイベント。人の顔を繋がる関係が防災を作る。
・家族でキャンプをすると五人テントなど大きくなるが、区画が決まってない避難所だと、一人、二人用テントのほうが避難所に入りやすい。
その他、今回は事前の宿泊の準備のため、ロープや重りを用意しましたが、災害時はこのような前準備はできない。雨風を防ぎながら、一時避難を屋上ですごすには工夫が必要ということもわかりました。