2023年11月2日（木）~ ３日（金）に「なは防災キャンプ'23秋」が開催されました。
場所は『那覇市立天妃小学校』です。今回の防災キャンプは令和５年度 地震・津波 避難訓練 那覇市総合防災訓練の一貫で開催されました。
レポート１では防災さんぽと振り返りを行いました（こちらから）
レポート２では那覇市防災危機管理課が準備した避難所開設セットを使用して、避難所運営を住民主体でできるかを検証していきいます。
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| 那覇市防災危機管理課 源河 主幹 |
源河さんから避難所の定義と自主避難所や指定避難所の説明をしていただきました。
大規模災害が起こった時は那覇市のほぼ全ての小学校・中学校が避難所開設となりますが、行政が全ての避難所を開設できないので、その場合、避難所設置・運営を住民と行政、その他の機関が力を合わせてイザ！という時期を過ごす可能性があります。
避難所で受付があり、ご飯があり、ベッドがある準備されている環境は実際の災害時には何もない状態からの開設となる可能性があります。
今回は天妃小学校まちづくり協議会の山内会長が避難所開設セットを実際に開いて運営を行いました。
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| 参加者の子どもたちも興味津々 |
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| 最初は受付設置を行います |
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| 必要な役割を分担して動いていきます |
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| 受付は子どもたちが案内してくれました |
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| セットの中に入ってた掲示の項目 |
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| トイレなどの掲示も子どもたちが行なってくれました |
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| 宿泊人数を確認して、舞台横に保管されているパーテーションを積み下ろし |
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| 参加者同士パーテーションを協力して設置していきます |
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| 舞台に入り口を向けて統一する形となりました |
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| 舞台前を集会場と決めてブルーシートを配置しました |
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行政より備蓄到着のお知らせを受けたという想定で会場内にアナウンスがあり、参加者で体育館裏の車両までお水・備蓄食料を運搬しました。
火器の使用は体育館前のスペースを活用して行いました。
こちらではお湯を希望者に配布したり、茹でる作業が必要な方が火器を使用しました。
朝食でも参加者が火器を使用してお湯を配布してくれました。
アナウンス事項や避難所のルールなどを口頭だけではなく、体育館にあったホワイトボードを活用して、誰がいつ見てもわかりやすいように入り口に情報を書き出していきました。
天妃小学校区まちづくり協議会の山内会長も初めての避難所開設・運営を体験していましたが、マニュアルを確認しながら周りの参加者と避難所を運営していきます。
ペット連れの参加者の対応にもその場にいる参加者とペット連れの参加者で意見をすりあわせを行い、暫定で体育館前のスペースにいてもらうことになりました。
準備ができた参加者から夕飯スタートです。
続々と来る参加者に受付や備蓄食料・パーテーションのお手伝いと行なっていきますが、負担が個人にいかないように声かけして交代していきます。
夕食が落ち着いた後に避難者代表者会議を開始しました。
設営から運営までの課題などがあげられました。
・事前に避難所開設の情報を地域の代表に共有しておく必要があるだろう。ぶっつけ本番だと全ての人が混乱しており、開設作業がうまくいかない。
・受付で記入した受付簿を那覇市のHPなどで公開しておくと、自宅などで情報を記入して保管しておくとイザというときに自分の情報を提示することができる。暗い場所でも事前に書いておくと高齢者などは楽に避難所へ入ることができる。
・みんなでレイアウトを決めるときに宿泊場所を決める前に通路を決めないとごちゃごちゃな避難所になる。
・受付は建物内に置くと発熱や泥などを避難所内に入れてしまう可能性がある。
・ビブスや腕章を配備しておくと、避難者が一目瞭然でわかりやすい。
・メジャーやロープがあると区画整理しやすい。
・靴は自分で持ち込んで避難所に入らないとなくなる可能性がある。
子どもたちは若狭児童館の当山館長が防災紙芝居の読み聞かせと防災のアニメーションを上映して過ごしてもらいました。
その後は参加者みんなで持ち物のシェアを行いました。
防災グッズを持ってきたり、お気に入りのぬいぐるみを持ってきてた子たちもいました。
これでレポート２は終了です。
レポート３では2日目の朝から振り返りまでをお届けします。（こちらから）
【関係・協力団体】
主催: 天妃小学校区まちづくり協議会/那覇市若狭公民館 共催:(一社)災害プラットフォームおきなわ / NPO 法人地域サポートわかさ
那覇市社会福祉協議会 / 那覇市防災危機管理課 / 協力:一般社団法人 HDC 人も犬も猫も幸せなまち創り隊 Okinawa
那覇市立天妃小学校 / 天妃小学校 PTA /天妃小おやじの会 / 天妃ぼうさい井戸端会議 / 公立大学法人 名桜大学 / 株式会社 TEAM SPOT JUMBLE
