新聞を教材として活用する取り組みのことで、
「Newspaper In Education」の略語です。
今回は「自分の頭の中を整理せいとん〜NIEを使って〜」
というテーマで行いました。
このNIEを「私と仕事のいい関係」に取り入れた理由は、
全体のテーマが仕事について考える内容だったからです。
仕事は社会とのつながりの上に成り立つもの。
そして新聞は社会の出来事を伝えてくれるもの。
新聞は仕事のことを考える上で常に気にかけるべきものだと思い、
新聞の上手な読み方や活用方法を学べるNIEを入れることにしました。
この日は、沖縄タイムスのNIE事業推進室の安里さんと平良さんが
いらして下さいました。
はじめは新聞の簡単な紹介。
実は新聞の値段が書かれているところ
がありますどこでしょう?というクイズと、
1面にはタイムスがその日に得た情報の中で、
特に重要だと思った4つの記事が並んでいます、
という話をして頂きました。
そして最初のワークショップ。
まず、見出しだけを5分間で読み、
次に気になった記事を一つ選び、本文を読みます。
今回は、ワークショップのグループをつくるために、
受付時に皆さんにくじを引いてもらいました。
そのグループ内で、自己紹介と自分が気になった記事、
また、それを選んだ理由を発表しました。
皆さんの様子を見ていて、こうやって知らない者同士が
コミュニケーションをとるために有効なところも、
NIEの魅力だなあと思いました。
そして、次のワークショップは今日のメイン、
「切り抜き新聞づくり」です。
4つのテーマの中から1つ選び、自分新聞作りをする
ワークショップです。
テーマは
①今の仕事にかかわる記事・参考になる記事。
②これを記事にしたい!理想のお仕事。
③見ていると癒される記事・写真。
④問題意識にひっかかる記事。世直ししたい記事。
予めテーマを選んでからでも、
とりあえず自分のアンテナにひっかかったものを
片っ端から切り抜いてからテーマを選んでも自由。
ということで、さっそく作業開始です。
じっくり考える人、どんどん手を動かす人、様々でしたが、
個人個人のキャラクターが出て、本当に面白い!
同じ記事を選んでも、それに対してのコメントが
違う視点を持っていたりするのが興味深かったです。
各自、気に入った新聞にコメントできるように付箋を持って
回りました。コメント権は一人3枚まで。
どれにコメントしようか迷います…。
ひととおり廻ったところで、また席に戻り、
今度はグループ内で発表です。
このテーマにした理由、こんなことを思って作った、
こんなコメントを貼ってもらって、どう思った、など
話し合ってもらいました。
どこも盛り上がっていて、楽しそう!
今回は、コツコツと個人で作業することが多かったのですが、
思った以上にみなさん楽しんでくれた様子でした。
それから、今回、タイムスから来て下さった安里さん自身、
NIEを通して新聞の読み方が変わったのだそうです。
その安里さんから、新聞は社会のことを知ることだけでなく、
この記事に対してどう思うかとを掘り下げることで、
自分のことが見えきます、という話を聞きました。
いろいろな可能性を感じるし、コミュニケーションのツールとしても
役立つNIE。出前授業も無料でしてくれるとのことです。
沖縄タイムスNIE事業推進室のホームページはこちらです。
http://nie.okinawatimes.co.jp/nie/?p=2919