2017年5月19日金曜日

「ゆんたく会」の様子。No.2

先週の「ゆんたく会」
この日はある新聞記事をもとにゆんたく会が始まりました。

2012年7月22日付けの琉球新報。
戦前、那覇で運行していた路面電車について掲載された新聞記事(「戦前、那覇で運行 路面電車“幻”の切符・定期券入手」琉球新報)でした。


ですが…
私が参加できたのは、ほんの少しの時間。
ほとんどお話は聞けなかったのですが…
断片だけでもお伝えします。


記事によると、『軽便鉄道よりも7カ月早く県内を走っており、沖縄初の公共交通機関といわれている。』とのこと。
また、路線図をみると、通堂〜首里まで通っており、その間に久米、西武門、若狭町も含まれています。
ですが、運行していた期間は短かった(約20年間)ようで、『県内にバスが普及したため、33年に運休した。』そうです。

この記事を読んだ参加者(80歳代)から 「首里の坂道では(電車に馬力がないから)乗客が電車から降りて押しながら進んだりもしていた」とのおはなしが。

また、別の方からは、「木炭バスっていうのもあったよね!」というおはなし!
私には初めて聞いた言葉(木炭バス)でした。
ガソリンの代わりに木炭を燃料としていたそうです。

「車社会の沖縄で、また路面電車が復活してくれると(渋滞緩和になって)いいねー」とか、
「高齢者の移動手段として活躍できるんじゃないかねー(最近では自動車免許の自主返納が話題になっているけど…車がないと移動に困るし…)」とか、ゆんたくはいろいろ広がります。


私が参加できたのはここまででしたが、ゆんたく会は話題を変えながら続きました。
思い出話しの中から見えてくる沖縄の歴史。
おはなしは個人的な思い出ですが、そこから見えてくる当時の雰囲気や生活の様子、価値観などは貴重なものだと思います。

そして…
少し大げさにいうと、「人と話すことは、生きる力につながる」とのこと。
特に高齢になるとその重要度は増すそう。
「ボケ防止にもなるからねー。笑」とおっしゃっていました。
お近くに関心がありそうな方がいましたら、ぜひお声かけしてみてください。

そして、若い方もご興味ある方はぜひ!
昔の沖縄の様子などが知れておもしろいです!
おいしいおやつが食べられるかも!?笑


「ゆんたく会」
【日時】毎週金曜日 10:00〜12:00
【場所】若狭公民館 第2研修室

2017年5月17日水曜日

地域を知るこの一枚「ナナユヒービラ」      (広報わかさNo.90)


広報わかさで連載している「地域を知るこの一枚。
90号では「ナナユヒービラ」を紹介しました。

ブログでは、広報誌で紹介しきれなかったことも少し加えながら紹介したいと思います。


「ナナユヒービラ」なんのことだか分かりますか?
  うちなーぐちで「ビラ(ヒラ)」は坂道のこと。
「ナナユヒー」とは昔、近くにあった集落の名前だそうです。

「ナナユヒービラ」とは、 戦前の呼び名。
天久から安謝にかけての坂道のことで、現在の国道58号線がその位置にあたるそうです。
安謝川に向かって下りになっている地形ですが、現在は高架橋がかかっていて普段通っていても坂道になっているとは感じにくいです。

写真左側の坂道だと雰囲気がわかりますね〜。

かつては急勾配の坂道で、那覇と中北部を結ぶ主要道路の一部であったそうです。

坂道近くのナナユヒー集落には『落花生畑が多くあった。首里や那覇からの移住者が多かったせいか勤め人も多かったようである。』〈安謝誌〉そうです。
また、その北側には糸満屋(糸満人集落)もあり、ビーグや田芋、スイカ、ナスなどが栽培され、『豆腐製造用の塩水、サトウキビ畑の肥料とする砂や海藻類の採集地であった』〈安謝誌〉そうです。

戦後は軍道1号線、本土復帰後は国道58号線となりました。
中北部からは那覇へ向かう主要な道で、『製糖期には、砂糖樽(サーターダル)を積んだ馬車が、那覇の港に向かって列をなしていたという。』〈那覇市歴史博物館〉

現在も、国道58号線は沖縄の大動脈。
呼び名は変われど、今も昔も沖縄の人々の生活を支え続けてきた道ですね。


案内も設置されていますので、通る機会のある方はぜひご覧になってみてください。

















2017年5月16日火曜日

新サークルご紹介 「ゆんたく会」

今年度からサークル活動として新たに始まった「ゆんたく会」。
時々、私たち職員もお部屋を覗いてお話を聞いたりしています。

《2017.5.12 金 の様子》
ゆんたく会では、いろんな話題が飛びかいます。
「小さい頃(戦後)に、(防疫対策で)DDT(殺虫剤)をかけられた」という話に始まり、思い出話や健康に生きていくために心がけていることなどなど…

「 天地人三才の恩徳」という言葉もでてきました。
”天”は宇宙や精神、”地”は大地や自然、”人”は社会や人から受ける恵。
生かされていることへの感謝の気持ちを持ちながら生きていくことが大切とのお話でした。
特に高齢になると、人との関わりが重要度を増すとのこと。
家族や友人との会話が心と身体の健康にとってとても大切。 幸せなのは夫婦ともに健康で長生きできること。日常の小さな幸せをしっかり味わいながら生活することが大切とのお話でした。

「ゆんたく会」は昨年度の講座(「若狭町ゆんたく会」)から発展したサークルです。
講座は島袋文雄氏が会の中心となり、戦前から大きく変化した若狭町の様子などを思い出話とともに語らいました。
参加者から「このような機会を続けたい」との声があがり、今年度からサークルとして活動することになりました。

新たなサークルとなった「ゆんたく会」 。
88歳の島袋文雄氏を筆頭に、70代、60代の方々が集います。
若狭町に限らず、那覇や沖縄の昔の風景や生活の様子など、様々なことをゆんたくをしながら、町の歴史を記録する機会になればと思います。

思い出話から、懐かしいおやつが食べたいという声もでて、毎回(?)おやつを食べながら、和やかな雰囲気の中でゆんたくしています。
ご興味のある方はぜひ一度遊びにいらしてください♪

「ゆんたく会」
【日時】毎週金曜日 10:00〜12:00
【場所】若狭公民館 第2研修室

※写真は昨年度講座の様子です。












2017年5月1日月曜日

【2017年5月】ゴーヤーの日

5月8日は「ゴーヤーの日」です。
ということで、ゴン月はゴーヤーの日にちなんで『ゴーヤー』。


新聞に載りました☆ 「地域でしゃべり場」

みなさんこんにちは

 先日、若狭公民館で行われた地域連携事業「地域でしゃべり場 若狭小学校区」が沖縄タイムスに載りました。やったね☆
 4月24日の新聞で紙面の8分の1を埋める大きさで、「防災・防犯へ情報共有 若狭で地域フォーラム」が掲載されています。↓↓↓↓↓じゃーん!


黄色のマーカーで区切った所だよ、見づらい?(^^;)

 まだまだやりますよ~。
「地域サポートわかさ」の対象エリアは東町~曙までの沿岸地域も含むんです。つまり、東町~曙まで若狭公民館区域なんですよ~。大きいでしょ。知ってました?



青枠が若狭公民館区域になります

 「沖縄に台風は来ても地震は無い無い♪」ってお気楽な意見聞いたことありますか。まだまだ防災意識は低いんです。

けど、東北規模の津波が来たら一発OUT!!って沿岸部にお住まいの方は分かってるんですよ。

だから、また開催します。開催する前にはweb掲載やら告知やらでお知らせしますので、興味のある方は是非参加下さい。

 さて今度はどこの区域でやろうかねぇ(笑)

与儀