4/14に開催したネパール・ニューイヤー パーティーの記事が4/28の沖縄タイムスに掲載されました。
ぜひ、ご一読ください。
ホールの音響、どう使う?
若狭公民館のホールには、「音響室」と「ステージ(BOX)」があり、それぞれで音響機器のON/OFFを行うことができます。イベントや発表会など、用途に応じて選べるのが便利なところです。
ステージにある操作BOXを使って音響をONにすると、以下のような音源機器が使用できます:
スマートフォンやパソコン(AUXケーブル接続)
CDプレイヤー(AUXケーブル接続)
ワイヤレスマイク
ステージBOXには、CDプレイヤーとAUXケーブルが設置されています。スマートフォンやパソコンとCDプレイヤーは、共通のAUXケーブルを付け替えて使用するため、音響機材を切り替える際はケーブルの抜き差しが必要です。
ステージ上だけで操作が完結するため、少人数での集まりや簡単な催しには特に便利です。
使用後は、音量を矢印に合わせてお戻しください。
舞台発表など、音響操作を裏方で行いたい場合は、音響室の使用が適しています。この場合に使用できる機材は、以下の通りです:
音響室内にあるCDなどの設備
ワイヤレスマイク(音響室から操作)
※音響室ON時は、ステージBOXの機器には自動で電源が入りません。使用する場合は、ステージ側でもONにしてください。
これまで音響室は自由にご利用いただいておりましたが、音量設定の初期値や、操作してはいけないスイッチがあるなど、取り扱いが少々複雑な点がございます。そのため、元の設定に戻されないまま使用が終了してしまい、その後に利用された方が使えなかったり、耳に負担がかかるなどのトラブルが発生しております。
このような事情をふまえ、今後は音響室をご利用いただく際に、事前に職員と使用方法の確認をしていただくことが必須となりました。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
平日 10:00〜16:00(事前予約制)
電話:098-917-3446
Mail:info@cs-wakasa.com
お手数をおかけしますが、皆さまに安心・安全にご利用いただくため、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。
(北﨑)
4月24日(木)、曙小学校コミュニティルームにて、今年度第1回目の曙小学校区まちづくり協議会の定例会が開催されました。
会場には地域の皆さま、公民館職員、学校関係者などが集まり、新年度の活動に向けた情報共有や意見交換が行われました。
今年度、曙小学校には42名の新1年生が仲間入りし、全校児童は264名になりました。毎日、元気いっぱいに登校する子どもたちの姿に、学校全体が明るくにぎわっています。
今年もさまざまな行事が予定されています。
5月11日(日)参観日
6月8日(土)音楽発表会
また、学校ではICTを活用した教育も進んでおり、学力テストはタブレットを使用して実施されています。保護者の皆さまの利便性を高める取り組みとして、徴収金のキャッシュレス化にも着手しています。
との報告が金城教頭先生からありました。
<曙小学校区まちづくり協議会>
・まち協新聞の発行の報告と総会の時に配布予定。
・5月3日(土)に出場する那覇ハーリーについての報告。
学校と地域のつながりをより深めるための一歩として、有意義な時間となりました。
若狭公民館では、中学生向けや外国人向けなど、さまざまな居場所をおこなっています。
喫茶むすぶは、2年前からはじまったシニアの居場所です。
昨年度は、主体性を持って学び合える居場所「new!喫茶むすぶ」として活動しました。
参加メンバーが折り紙や、クラフト、料理などの講師を努めました。
月に2回、隔週の金曜日の午後、継続して今年度の活動が既にスタートしています。
4月4日、最初の活動日には、今年度どんなことをやっていきたいか皆でアイデアを出し合いました!
✨アイデア
・調理実習では、台湾料理や韓国料理などやりたい!→じゃあ、多文化カフェとコラボで!
・茶道やりたい!→山田元館長に講師をおねがいしよう
・折り紙やクラフトはまたやりたい!→学び合う時間♪ぜひ、やりましょう〜
・賀数人然さんの話は今年度も聞きたい!→どんな話をしてもらうか考えていこう
・メイクしてみたい→佐藤できるので教えます♪
・昨年度やったレコード鑑賞会もまたやりたい!
思いつきをつぶやいたら実現していく!
そんなイメージを持ってもらえたらな〜と思っています。
先週4/18には、2回目の開催。
メンバーのほとんどからリクエストがあった薬草について学びあう会を行いました。
喫茶むすぶでは、いつもコーヒーとさんぴん茶を入れていますが、今日はドクダミ茶と品川萩のお茶を試飲しながらみんなで沖縄野草・薬草の知恵を言い合いました!
【オオバコ】
煎じて飲ませたら腎盂炎が治った!
波の上ちょうちょハウスの近くにいっぱいある
【フーチーバーの汁】
子どもに飲ませていた
母の日にプレゼントしていた
【クワンソウ】
安眠できるのでよく食べていた
※調べてみたら琉球王国では昔から馴染みがあるけど、他の国では情報がないが、最近は効果が確認されている
【海人草】
虫下として小学校で配られた
味噌汁にいれて食べていた
※回虫の寄生に悩まされてきた時代の沖縄では常識だったようだ
インターネットの情報を拾いながら、皆さんがこれまで実践してきた初めて聞く話がたくさんあって面白かったです。
参加者との知の共有!勉強になりました!
若狭海浜公園にある食べられる野草を紹介した「野草で焼き塩とお茶」の映像をみんなで見ながら、よく知る地域にある野草について確認しました。
数年前に作成した動画ですが、けっこうわかりやすく作っていました♪
参加した皆さんが野草を取りに行ってくれたら嬉しいです。
次回は5/16に調理実習。むじ汁とンジャナの白和えを作ることになりました。
むじ汁は、子どもが生まれた時に食べるそうで、もう40年以上食べてないから食べたいね〜なんて話もでました。
今年度は、毎回ちょっと身体もうごかしたいとのことで、今日は手のゆがみをとる簡単な運動を紹介しました!
すると、それぞれが日々おこなっているストレッチや運動紹介がはじまりました!
肩をいつも回してるという方や、股関節を広げていたらしゃがめるようになったという方もいらっしゃいました!
何をやっても知恵袋から滲み出る情報満載の喫茶むすぶです。
最後はなぜか、「ケンケンできる?」という話になって、みんなでケンケン!
むすぶに参加する皆さんは心も身体も健康な方が多いです。
今年度もよろしくお願いします。
5月は1週目がお休みです。
16日は、時間を10時から12時に変更して調理実習。
30日は、レコード鑑賞会です。
ご参加希望の65歳上の皆さん
随時参加受付中です。(sato)
4月18日(金)に、令和7年度若狭公民館利用団体連絡協議会の定期連絡会(総会)を開催しました。
若狭公民館で活動しているサークルの皆さんで構成されている利用団体連絡協議会(通称:利団協)は、年に一度の総会を通じて、昨年度の活動や予算の報告、そして今年度の活動予定と予算の割り当てを行う大切な集まりとなっています。
普段顔を合わせることが少ない各サークルの代表者が集まるこの機会は、意見交換や情報共有の場としても貴重です。
総会後には懇親会を開催し、参加者同士で食事を囲みながら交流を深めました。
今年度も、若狭公民館でのサークルや団体活動が活発に行われることを期待して若狭公民館職員もサポートしていきます。
若狭公民館の研修室を利用したい方、サークル活動に興味のある方は、ぜひ一度若狭公民館へお問い合わせください。
(崎枝)
ゴールデンウィークの風物詩として、毎年多くの人々を魅了する那覇の伝統行事「那覇ハーリー」。今年も5月3日(土)から5日(月)までの3日間、那覇港新港ふ頭を舞台に、迫力満点のハーリーと多彩なステージイベント、そして活気あふれる出店で賑わいます!
そして、今年も曙小学校区まちづくり協議会が、**5月3日(土)13:15〜、第3コース(緑)**にて出槽いたします!
練習は、4月19日(土)14:00よりハーリー会館で行われ、真剣な表情でオールの扱いを確認したり、実際に港からでて船を漕ぐ練習を行いました。今年も曙小学校、PTCAの若い世代の参加も多く、地域のつながりと熱気を肌で感じる練習風景となりました。
📸練習風景より
また、昨年の2024年の那覇ハーリーでは、曙チームも力強い漕ぎで大きな声援を受け、地域に大きな感動と一体感をもたらしました。今年もその熱気が戻ってくること間違いなしです!(去年の様子はこちら)
那覇の海に響き渡る掛け声とともに、チーム曙は全力で漕ぎ出します!観覧無料で、多くの方が港沿いから応援できますので、ぜひご家族・ご友人と一緒に足を運んで、曙の勇姿を見届けてください!
🌊 那覇ハーリー2025概要
日時:2025年5月3日(土)〜5日(月)※曙チームは3日(土)13:15出槽
場所:那覇港新港ふ頭
入場:無料
2025年出槽表はこちら 👉 那覇ハーリー2025 PDF
✍ 曙地域のハーリー出場に関しては、若狭公民館職員の崎枝も協力しながらサポートしています。地域のつながりがより深まるよう、みなさまの温かい応援をよろしくお願いいたします!
先日、那覇小学校区にて第35回なはまちサロン(令和7年度4月)行われました。これは、那覇小学校区の自治会や小学校、こども園、民生員、青少協などの各種地域団体が、互いの活動報告や地域への協力願いなどが行われます。
今回の集まった団体は、こちら
那覇小学校、那覇こども園、那覇小学校PTA、青少協、なはーと、社協、若狭公民館、めぶき、くもじ自治会、レイモンドあしびなー保育園、ななほしてんとう虫会、民生員、チームまちなか、
事務局より、事務連絡が行われたのち、那覇中校区コミュニティースクールが立ち上がろうとしています。、より、学校と地域がつながる活動をこどもたちと一緒に行いたいとのことでした。
学校が地域とつながる取り組みとして、那覇中学校の図書委員会がSDGsあみだくじをつくり、3月末までジュンク堂で地域に向けて掲示されたそうです。
今後、こういった地域と学校とがつながるアイデアが生まれやすい仕組みづくりを那覇中校区コミュニティースクールで発展させていけばいいですね。
5月から10月の夏のあいだ、若狭海浜公園で行う手づくりの野外上映会。
昨年度は、沖縄の短編映画や16mmフィルムのアニメーション、8mmカメラで撮影された懐かしい地域映像、影絵の上映など、さまざまな作品を楽しみました。
また、映画の上映だけでなく、会場では訪れる人たちが心地よく過ごせるように、小さな縁日のような空間づくりも行っています。開場時間には、射的やヨーヨー釣り、輪投げなどの遊びに加え、子どもたちが自由に楽しめるチョークのお絵かきコーナーや、ひと息つける駄菓子屋も登場します。
今年で9年目を迎えるこのイベントは、子どもから高齢の方まで、世代をこえて楽しめる夏の風物詩として、少しずつ地域に根づいてきました。
この会を支えているのは「うみそら実行委員会」です。高校生から大人までが話し合いを重ねながら、一緒に企画・運営を行っています。
特別な夏の経験を、若狭の海辺で。
映画イベントの運営に、あなたも参加してみませんか?
実行委員会(毎週第2火曜日)
5/13 19:00~20:30
6/10 19:00~20:30
7/8 19:00~20:30
8/12 19:00~20:30
9/9 19:00~20:30
10/14 19:00~20:30
11/11 19:00~20:30
【お申込み】
懐かしい地域映像や短編映画、グッとくる作品などを開放感たっぷりの野外で上映しているうみそら上映会。今年で9年目となりました。
今年の上映会は、5月30日第5金曜日、6月~10月の毎月第4金曜日に開催します!!
ぜひお越しくださいね!!(これまでの活動はこちら)
【開催日程】
上映会(毎週第4金曜日)※5月だけ第5金曜日
5/30 開場:19:00 開演19:30~20:30
6/27 開場:19:00 開演19:30~20:30
7/25 開場:19:00 開演19:30~20:30
8/22 開場:18:30 開演19:00~20:00
9/26 開場:18:30 開演19:00~20:00
10/24 開場:18:30 開演19:00~20:00
うみそら上映会では、運営メンバーの募集も行っています。
一緒に盛り上げてくれる方大募集です。こちらより申込みください。
2025年4月14日、ネパールではビクラム暦2082年の元旦を迎えました。
前日の13 日には、若狭公民館では、今年も恒例の「ネパール・ニューイヤーパーティー」が開催され、500名以上の来場で、多文化な笑顔とあたたかさに包まれました。
「ナヤンバルサコ スバカラマ!」
Happy Nepali New Year 2082!
新しい年が、皆さまにとって幸せと健康に満ちた素晴らしい一年となりますように
若狭地域ではネパール人をはじめ、様々な国の人々が生活しています。
しかし、同じ地域に住んでいても「文化の違い」や「言葉の壁」などが原因で交流の機会は少なめです。
そこで、「お互いを知る場」として、若狭公民館では毎年協力してイベントを開催しています。ネパール・ニューイヤー パーティーは、若狭公民館のホールにて行われ、舞台プログラムのほか、飲食ブース、衣装の試着などのさまざまな特徴を持つ各種ブースがありました。
沖縄からは子どもエイサー「若狭ちむどんどん太鼓」の演目に、ネパール人グループは大喜び。旗頭を持つ体験もしていただけました。
日本人とネパール人が混ざってチームを組み、スマホで参加する文化交流ゲーム「カフート」も開催!
言語や文化を超えて、みんなで笑って悩んで盛り上がる時間は最高です。このクイズの後は参加者の笑顔が自然と増えます。笑いと発見の時間でした!
本場のネパール料理に行列!
イベントのもう一つの目玉は、ネパール料理ブース。
地域のボランティアや留学生たちが協力して作り上げた本格料理に、多くの来場者が舌鼓しました。
昨年までは、シンプルにチキンカレーの提供だったのですが、今回はじめてカレー2種とアチャール(漬物)のついたセットに!乾燥した米(チウラ)を揚げたフランダナも!
ネパール料理には、多くの来場者が列を作りました!提供に時間がかかってキャンセルになってしまった方、来年を楽しみにしてくださいね。
料理は、前日18時〜21時、当日も朝8時半〜11時まで、ネパール人グループと地域ボランティアやインドネシアからの留学生たちが協力して、楽しく交流しながら準備しました。
料理を教えてくれたサンズさんは、ダンサーとしても出演し、ステージでも大活躍でした。
「サクサクしたお米をカレーと一緒に食べるなんて初めて!」「おいしすぎておかわりしたくなる!」という声もたくさん聞かれました。
民族衣装の試着コーナーでは、ネパールのドレスに着替えて記念撮影。
何度も着替える参加者もいました。
チョータラブースでは、ネパール写真クイズや、支援情報をお伝え
エデンプロジェクトブースでは、ネパールグッズの販売に加え、ネパールのゲームの展示もありました。ゲームコーナーにはネパールキッズが集結!
イベントの翌日には、市内の小学校の先生より学校で使えないかという連絡があったり、ショールがもう一枚ほしいと公民館に来館される方がいたり、公民館では、まだイベントが続いています。
ボランティア保険ブースでは、ネパール献血者協会と社協で開催。ボランティア保険についてお知らせしました。
防災ブースでは、TEAM AMMA(チームアンマー)によるチャイの提供に、損保ジャパンさんの防災グッズ作り体験をしました。
ミャンマー地震支援ブース ネパールで災害が起きた際、ミャンマー人グループに助けてもらったと、今回ミャンマーの募金ブースも作りました。3時間で10万円以上も募金がありました。
法律・健康相談ブースは、専門家に無料で相談にのってもらえるブースです。
参加した高山医師からは、日本の医療制度(専門がわかれている、紹介状がないと高額請求される)への戸惑いや、受診へのハードルの高さが外国人の課題として浮かび上がったと報告がありました。中には外国人差別だと誤解されている方もいたそうです。2時間で25名もの方が訪れて大盛況でした!
国籍も言語も違うけれど、笑顔やおいしいご飯、音楽や踊りを通して、「楽しい」「うれしい」共感ができて嬉しかったです。
また来年、「ナヤンバルサコ スバカラマ!」を言える日が、今から楽しみです!(sato)
今回のイベントの様子は
5/10(土)AM11:45〜 沖縄テレビ(OTV)「RYUGINGOOD NEWS」で放送予定!
お見逃しなく!
地域の子どもたちと一緒に、楽しく学ぶ防災体験プログラムを体験してみませんか?
日時:2025年6月1日(日)10:00〜12:30(9:30受付開始)
会場:那覇市若狭公民館 3階ホール
対象:保護者・地域団体・PTA・子ども支援に関心のある方
参加費:無料
申し込み不要ですので、お気軽に友人、家族、地域の方々をお誘い合わせの上お越しください。
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リッカ!ヤールーキャラバン!のしくみを紹介
実際に使用する資機材を使った体験実習
消火器的当てゲームや毛布担架、バケツリレーなどの人気プログラムを体験
紙食器作りや応急手当、ヤールー体操も体験できます♪
研修会終了後は、地域で実施を検討している方に向けた個別相談も予定しています!
PTA・子ども会でイベントを企画したい
防災教育に関心がある
地域で子ども向け活動をしたい
昨年の開催に参加して興味を持った方
昨年度もたくさんの親子や地域の方にご参加いただき、大盛況でした!
こちらの研修会から昨年度2箇所で「リッカ!ヤールーキャラバン!」を開催することができました✨
若狭公民館 ☎ 098-917-3446
📧 info@cs-wakasa.com
🔍 詳しくは「リッカ!ヤールーキャラバン」で検索!
若狭公民館公民館と地域と学校、PTCAが連携して行う体験型防災プログラム「なは防災キャンプ'25春」を開催します。
2023年に開催した「なは防災キャンプ'23春(曙小学校)」から2年ぶりに曙小学校にてなは防災キャンプを開催します。
日程:2025年5月17日(土)〜18日(日)
会場:那覇市立曙小学校 体育館
対象:曙小学校区にお住まいの地域の方、那覇市在学・在勤・在住の方、興味のある方
定員:20組(先着順)
参加費:無料
防災かるた:楽しみながら防災知識を学べるゲームです。
持ち出し品シェアタイム:各自で災害時を想定して家から持ち出してきたものをシェアしてもらいます。
講話:能登半島の現状についての講話を予定しています。
その他、夕飯と朝食を地域の方々と協力して炊き出し訓練または防災食体験を予定しています。
参加をご希望の方は、以下の方法でお申し込みください。
電話:098-917-3446
メール:kouza@cs-wakasa.com(氏名・性別・年代・連絡先・在住地域・情報源)をご記入のうえ、お申し込みください。
Webフォーム:[申込フォームリンク]
申し込み締切:2025年5月14日(水)
那覇市若狭公民館
電話:098-917-3446
メール:info@cs-wakasa.com
詳細は「なは防災キャンプ」で検索!
皆さまのご参加をお待ちしております!
主催:那覇市若狭公民館/那覇市曙小学校区まちづくり協議会
共済:那覇市防災危機管理課/曙小学校PTCA/(一社)災害プラットフォームおきなわ/那覇市社会福祉協議会
協力:那覇市立曙小学校
目次
はじめに
基調講演:宮城梨沙さんのお話
保護者の立場から:子どもを支えるためにできること
「fufu-hug」多様な家族のかたち
クロストーク
この講座は、若狭公民館の家庭教育学級として子育て中の保護者向けに、誰もが自分らしく生きられる社会を目指し、性の多様性を理解し、子どもたちが安心して過ごせる環境作りのヒントを共有することを目的に、対面とオンラインのハイブリットで開催しました🎥
小学校教員であり、同性パートナーと子育てをする宮城さんは、自身の経験を通して「性の多様性」について語りました。
性には「体の性・心の性・好きになる性・表現する性」の4つがあり、それぞれは流動的で個人によって異なる。
子どもたちが自分の性について安心して話せる環境をつくることの重要性。
「誰かにラベリングされる」のではなく、「自分がどうありたいか」を大切にする視点。
「私は“L”でも“G”でも“T”でもない。私は“私”。」という言葉が印象的でした。
LGBTQ+親コミュOKINAWA代表のあいみさんからは、以下のような実体験が語られました。
子どもの性の在り方に戸惑いながらも、家庭内で受容の姿勢を示すことで、カミングアウトにつながった話。
親が理解を深めるためにコミュニティを立ち上げた経緯。
学校生活で直面する「体育の授業」「制服」「トイレ」などの課題。
「親は子どもにとって最大の味方にも、最大の壁にもなり得る」という言葉が強く心に残ります。
「fufu-hug」は、セクシャルに関わらず、大切な人と家族になりたい、という想いに寄り添ったサポートを目指している活動です。
ふたりママの家庭のあり方と、その葛藤や喜び。
法制度が未整備な現実(養育の権利、相続、看護休暇など)と、乗り越えてきた経験。
社会に「多様な家族の存在」を知ってもらうためのイベントやメディア発信。
「家族の形は一つじゃない」というメッセージを体現しています。
〜クロストークで語られたリアルな声〜
このセッションでは、登壇者たちがそれぞれのカミングアウト体験、親子の葛藤、周囲との関係性、そして学校や社会の現状について赤裸々に語り合いました。誰もが直面する「伝えること」「受け入れること」の難しさと、その中で見出した希望の光が浮き彫りとなりました。
登壇者の一人は、29歳で初めて母親にカミングアウトをしました。母子家庭で育った彼女にとって、母親は唯一無二の家族。「この家族に拒絶されたら自分はどうなるのか」という恐怖が長年彼女を縛っていました。
母親は、「気づいていた」「あなたらしく生きていい」と口では言いながらも、「男性と結婚して孫を産んでほしい」と自らの理想を押し付けてしまい、結果として大喧嘩に。そこから3年間はその話題に触れられなかったといいます。
しかしその後、彼女にパートナーができ、子どもが生まれ、「ふつうに生きる姿」を見せ続ける中で、母親の態度にも少しずつ変化が見え始めました。理解は完全ではなくとも、実際の暮らしを通して“安心”が生まれる——それが唯一の道だったのかもしれません。
あいみさんの子は、小学生の頃に自らLGBTQであることを道徳の時間にクラス全員に伝えました。カミングアウトを通して自分を解放し、中学校では生徒会に立候補、校則の見直し(制服・髪型・ジャージなど)にも積極的に関与したといいます。
しかし、親としては「子どもが傷つくのではないか」「社会の偏見にさらされるのではないか」という不安もあったそうです。講演活動の中で、子どもにカミングアウトされた日を思い出し涙を流した経験も語られました。親の感情が、時に子どもに罪悪感を抱かせてしまう——その繊細なバランスがリアルに描かれました。
同性パートナーとの結婚、家族としての暮らし。それは今の日本社会では“制度”の上ではまだまだ困難が多い現実があります。
たとえばある登壇者の家庭では、子どもの前の「パパ」の存在がネックとなり、再婚に際して子どもが混乱し大きな葛藤を抱えたといいます。「女だから嫌」なのではなく、「パパじゃないから嫌」という複雑な感情が入り混じり、家族として再構築するプロセスには繊細な配慮が必要だったとのこと。
また、パートナーシップ制度が整ってきたとはいえ、不動産契約を断られる事例も紹介されました。「制度があっても使えない」「制度を使ったら周囲の目が気になる」——そんな“制度の使いにくさ”が残っていることも課題として語られました。
登壇者たちは揃って「学校」が子どもたちにとって最も過ごす時間の長い場であり、最も多くの葛藤を抱える場所だと語ります。
トイレ問題(体の性別と心の性が一致しない生徒が安心して使える場所がない)
修学旅行の部屋割りや行動グループでの扱い
制服の選択の自由
教職員の無理解、もしくは組織的な対応の遅さ
とくに印象的だったのは、ある子どもが「女子トイレにも男子トイレにも入れないから水分を摂らないようにしていた」という話。学校側は「身障者用トイレを使っていいよ」と言うものの、設備が壊れていたり環境が整っていなかったりと、「使える」とは言いがたい実態も。
一方で、講演活動を通して、自治体単位で中学校全生徒に多様性の授業を行うなどの前向きな取り組みも紹介され、希望の光も見えました。「校長の決断がすべて」という学校現場の限界を語りつつも、「現場の先生たちの意識は変わりつつある」という前向きな発言もありました。
「ただ、"いいじゃん"って言ってほしかった。」
カミングアウトの瞬間、親や友人から期待したのは完璧な理解でも、正しい言葉でもない。ただ、否定しないこと。味方でいるという姿勢。それだけだった、と。
「親として100%理解できないなら、いったん母親という立場を手放して"一人の人間"として受け止めようと思った」と語る保護者の言葉には、深い愛と覚悟がにじみます。
「性の多様性」と聞くと、どこか遠くの誰かの話に思えてしまうかもしれません。
でも実は、それはとても身近なことです。
私たちの家族、友人、隣のクラスの子、職場の同僚…もしかすると、今これを読んでいるあなた自身のことかもしれません。
というのも、「性の多様性」は決してLGBTQ+などのセクシュアルマイノリティの人たちだけに当てはまるものではなく、すべての人に関係するものだからです。
人は誰しも、「好きになる性(性的指向:Sexual Orientation)」と「自分をどう認識するか(性自認:Gender Identity)」=SOGIを持っていて、そのあり方は人それぞれです。
このイベントで語られたたくさんのエピソードには、「自分を伝えること」の怖さと、「受け止めてもらえた時のあたたかさ」が溢れていました。
「わかってほしい」
「そのままを否定しないでほしい」
「ただ、“いいじゃん”って言ってくれるだけでよかった」
そんなシンプルで切実な願いが、胸に刺さります。
きっと、カミングアウトされたときにできることは、思っているよりもたくさんあります。
誰かが勇気を出して話してくれた時、ちゃんと目を見て「聞かせてくれてありがとう」と伝えること。
身近な場所で、ふとした言葉に気をつけること。
知らないことがあったら「教えて」と言えること。
完璧に理解していなくても、「味方でいたい」と思うこと。
そんな一つひとつが、誰かの安心になり、希望になっていきます。
私たちの言葉が、まなざしが、選択が、誰かの「そのままでいていい」をつくっていけるなら、それはもう、社会を変える力になっているのだと思います。
この講座をきっかけに、少しでもそんな一歩が広がっていくことを願って。
あらためて、自身の体験や想いを真っ直ぐに届けてくださった講師のお三方
宮城里沙さん、あいみさん、matoさん、本当にありがとうございました。
なお、本講座の全編はYouTubeにてご覧いただけます。
今回の記事で心に響いた言葉があれば、ぜひ実際の声や表情とともに、動画でも受け取ってみてください。
会場の様子
「沖縄から結婚の平等にYES!」さんにご協力いただき
昨年11月に行われた写真展の写真を一部展示
ご協力ありがとうございました🙇♀️
宮城館長挨拶
本日は「カミングアウトのいらない未来へ」というテーマの講座にご参加いただき、誠にありがとうございました。
講師の皆さんにとっても、簡単に語れることばかりではなかったと思いますが、率直にお話しいただいたことで、参加された皆さん一人ひとりが何かしらの気づきを得たり、心を動かされた時間になったのではないでしょうか。
ジェンダーや出自、社会的立場にかかわらず、一人ひとりを尊重することは公民館活動の根幹であり、日々の生活の中でも大切にしていきたい価値観です。
また、公民館は戦後の日本で、民主主義を自分たちの手で築き、より豊かな暮らしを実現するための拠点として誕生しました。その原点に立ち返ればこそ、今の社会に必要なテーマと向き合い、地域で学びを共有していく意義を強く感じています。
一人ひとりが「そのままでいい」と思える社会に向けて、これからも学び合い、語り合える場を大切にしていきたいと思います。
本日は、本当にありがとうございました。
佐久田