今回は「泊・前島」「波上・辻」「久米・西町・東町」「若狭・松山」と4つの地区に分け、それぞれの回ごとに異なる講師の方をお迎えし、非常に内容の濃いお話しを伺うことができました。
最初の「泊・前島今昔物語」は島袋文雄先生をお招きし講話をして頂きました。
島袋先生は前島で生まれ育ち、戦前の「那覇」のことをとても良く記憶されています。
冗談も交えながらご自身の幼少の頃の思い出や町の変遷についてお話しをして下さり、和やかな雰囲気の楽しい講演会になりました。
しかし、あろうことかこの日の写真のデータをすべて消してしまい、写真を掲載できません。申し訳ありません!!
2日目『神様!仏様!オーマイゴッド!!〜波上・辻を歩く〜』の回には講師に那覇市中央公民館の古塚館長をお迎えしました。
この日は最初に波上神宮の参集殿で講義を聞きました。
ちょっと前にブラタモリの沖縄の回でタモリさんを案内していた古塚館長。みんなが聞きたい、ブラタモリの収録の裏側の話もしてくださいました。
また、巡見では、特別に波上神宮の裏側の聖域にも入らせて頂きました!
そのほか、唐守森など志良堂御嶽などをまわり、参加者の皆さんは古塚館長の豊富な知識と話の面白さに、夢中になって話を聞いている様子でした!
そして、3回目は久米・西町・東町の巡見をしました。
講師には沖縄県立博物館・美術館の館長、田名真之さんを迎えました。
西町・東町はブラタモでも取り上げられた、オールド那覇(旧那覇)の原点。
そして、久米も琉球王朝時代から中国などとの外交や、学問や文化の振興を支えた重要な場所。それだけに史跡や旧跡なども多く、見所が満載でした。
みなさんが目を輝かせながら話に聞き入り、たくさん質問も出ていました。
最後、第4回目は那覇市歴史博物館の外間さんにお越しいただき、若狭・松山を巡りました。若狭・松山も多くの史跡・旧跡があり、今までにも地域の歴史を勉強されていたような方でもはじめて知ったという場所があったようでした。
また、知っている場所でもはじめて聞くエピソードがあったりと、知らないことが多いと感じた、もっと勉強したいという感想も多く寄せられました。
この4回の講座を通して、町はもともとあったもののように思っていましたが、できていくものなんだなということを感じました。今でも変わり続けるこの地域の現在と過去を知り、より良い未来につなげていくことができたらと思います。(真)