2024年11月6日水曜日

なは防災キャンプ'24秋(那覇市立上山中学校)(2024年11月1日-2日)レポート1

  11月1日〜2日の日程で「なは防災キャンプ'秋」を開催しました!会場那覇市の指定避難所に指定されている『那覇市立上山中学校』です。



まずは、「防災キャンプ」ってなに?という人もいると思います。

防災キャンプとは「防災訓練×キャンプ」をかけあわせて、宿泊しながら擬似避難体験をしようという企画です。
防災キャンプには3つのルールを設けています。
①自己完結
②シーズン毎にやる
③できれば宿泊する
日帰りの訓練だと、終わったら帰宅してお風呂に入り、ご飯を食べますよね。では宿泊となるとどうでしょう?
防災キャンプでは、公園など避難所になるような場所で過ごすためにはいったい何が必要なのか、自分で考え、そして季節に合わせてどのように過ごすかをそれぞれ考えてほしいという狙いがあります。
そして宿泊体験を通して様々なことに気づき、今後に生かしていくことを1つの目的としています。  



11月1日(金)の今回の防災キャンプは平日夕方から開始です。

今回は中学生が参加者のメインとなり、学校の先生方にも様子をみてもらいやすいように平日の夕方より防災キャンプをすることになりました。



主催である天妃小学校区まちづくり協議会の有志の方々が集まり豚汁の炊き出しを行いました。参加者の中学生も学校終わりに炊き出しを手伝ってくれていました。

食材の多くは那覇市社会福祉協議会より寄贈いただいたものを調理しました。



地域の方やPTA、天妃まち協で荷物の運び出しから食材の切り出し、豚汁を作っていきました。炊き出しに参加していただいた皆様、ありがとうございます。



今回は那覇市の指定避難所に配備されているガス式の発電機を初めて使用してみることに。

いざ動かそうとするとガスの他にもエンジンオイルが必要なことがわかり急遽買い出しにいくことに。

後に、那覇市防災危機管理課に確認したところ、配備時にはエンジンオイルとガス発電機は一緒に提供しているそうですが、整理の際や荷物を移動の際にバラバラになっている可能性があるとのことです。

オイルを入れて、ガスを設置すると無事に稼働することができました。


無事に稼働できて拍手がうまれました!


参加者が揃ったところで、上山中学校の校舎内にある那覇市の防災倉庫の見学に向かいました。

こちらは普段中学校生徒さんたちが利用する場所に設置されているのですが、中を見るのも初めてということで、皆さん興味津々で倉庫の中を覗いていました。




夕飯は天妃小学校区まちづくり協議会の炊き出し訓練で作った「豚汁」とご飯、ご飯のお供などを準備していただき、参加者でいただきました。

天妃小学校区まちづくり協議会の方々ありがとうございました。




夕食をいただきながら、那覇市防災危機管理課の源河さんより防災講話を行っていただきました。

防災講話では、地域の名前から災害リスクについて知ることや、地域の歴史や古地図などと現在の地図などを照らし合わせて埋め立てでの液状化リスクや川の氾濫、土砂崩れなどの危険性をお話してくれました。



講話の後は若狭児童館の当山先生が「防災かるた」のやり方を教えてもらいながら、実際にやってみることに。
大人も子どもたちも大盛り上がりな時間となりました。



防災かるたの後は、「なは防災キャンプ」の発起人であり、災害プラットフォームおきなわやキャンプ沖縄事業共同組合の副代表をつとめている宮平未来さんよりキャンパーのもちだし品を紹介する時間でした。

キャンプは野外・屋内で自分のスペースや生活空間を作る技術を使用していくので、災害時の避難生活で役立つ荷物や装備がいっぱいあり、一つ一つ丁寧に紹介してくれました。


小さいカバンにはこのような大きなブランケットも入っています。


学校の体育館に配備されている避難所用のパーテーションを実際に活用しての宿泊です。

学校に配備されていますが、開封もしたことがないために箱のまま保管されています。



防犯や災害時のプライベート空間や体育館の室内温度について考えて、自分たちでどこの場所が良いかを提案して配置場所を決めました。



これで、レポート1は終わりです。

レポート2では、チームAMMAとの朝食会、ふりかえりをレポートします。(レポート2はこちら


【関係・協力団体

主催:天妃小学校区まちづくり協議会/那覇市若狭公民館

共催:那覇市防災危機管理課 /NPO法人地域サポートわかさ /  (一社)災害プラットフォームおきなわ / 那覇市社会福祉協議会 

協力:(一社)人も犬も猫も幸せなまち創り隊Okinawa  / 上山中学校PTA / 上山中学校おやじの会/那覇市立上山中学校/天妃ぼうさい井戸端会議 / Team AMMA