若狭小学校地区における生活道路の交通安全対策について考えるワークショップが、那覇市の道路建築課主催で開催されました!
若狭地区では以前から交差点は赤く、路側帯は緑色に着色されているのですが、みなさんお気づきでしたか?若狭2丁目、3丁目のエリアにそういった安全対策がされています。しかし、うみそらトンネルの開通などに伴い交通量が増加、速度を抑制するなどの新たな対策が必要なのではないか、ということで若狭まちづくり協議会の皆さん、警察署、市役所などの関係者が集まり、道路に関する課題や、問題意識を共有するための話合いが行われたとのことです。
まずはじめに行なったグループディスカッションでは、問題のある箇所に付箋で問題点をはっていくという方法がとられました。問題点としては、道路が狭い、街路樹の根がお年寄りやベビーカーの障害となっている、道路の凹凸に雨水がたまる、抜け道としてスピードをだす、子どもの飛び出し、違法駐車、街灯が少ない、などがあがっていました。
問題点が浮かび上がってきた後は、意見や対策案をだして話し合い、グループごとには発表してもらいました。
対策案として以下のような意見がでました。
路面状態、街路樹について
・歩道の道幅を整備、若狭大通りの全面改良し、歩きやすくする
スピード抑制
・段差を作ったり、路面をカラーリングすることで車両のスピードを抑制する
路面表示
・路面表示は塗り直し、一時停止線を新たに設置する
明るさ対策
・道路沿いの家の街灯を工夫、街灯の設置
児童の飛び出し
・小学校の地域や交通安全指導をする
違法駐車など
・警察が取り締まる
課題や問題点は、とくに若狭大通り沿い(若狭1〜3丁目)に集中していることがわかりました!後日、ワークショップで出た危険箇所について現地確認を行ったところ、街路樹による歩道の凹凸、路面状態の悪い歩道、見通しの悪い交差点などを問題点を確認、共有することができました。
また、南部国道事務所のプロープデータ(※1)によると、「うみそらトンネル」からの抜け道として利用されていることや、通学路で急ブレーキが多発しており、事故が発生していることもわかりました。
今回のワークショップは10月21日に開催されましたが、今後のスケジュールも決まっています!
【ワークショップスケジュール】
●第2回(R3.1月中旬ごろ)
第1回WSや現地確認でわかった問題点を具体化し、地域の方と合意形成を行う
●実証実験(R3.2~4月ごろ)
仮説頒布(※2)設置など、危険箇所への対策を実施し効果を検証する
●第3回(R3.6月ごろ)
実証実験のデータを分析し、対策案を決定する
●ワークショップ終了後
令和3年度から決定した対策案について設計及び工事に着手する予定です。
生活と密着した道路に関して、行政の方に意見をお伝えできる貴重な機会です。ぜひ、活用したいですね!
新型コロナ感染拡大予防につき、人数を限定してのワークショップになっているようです。何かご意見がある方は、自治会長などを通して意見をお伝えしてくださいね!
※1 車に搭載されているETC2.0により収集される走行履歴情報や挙動履歴情報などにより、車の走行ルートや、急ブレーキの発生箇所などを分析できる
※2 車両の速度抑制を促すための道路上の凸部