6月12日、琉球大学と文科省が主催して「ミラクル熟議 in 沖縄」が開催されました。
テーマは、「イチャリバチョーデー 琉球大学からの発信 〜ひとづくりとまちづくり その循環に大学と地域はどのように関わればいいか〜」。
当初、今年3月13日に実施予定でしたが、直前の3月11日、未曾有の被害をもたらした「東北地方太平洋沖地震」が起きたことにより延期、この日の開催となりました。
「熟議」とは、多くの当事者による「熟慮」と「議論」を重ねながら政策を形成していくこと。
文部科学副大臣の鈴木寛さんは、この「熟議」に対して特別の思い入れがあり、今回は会場に来ることができない代わりに、ビデオメッセージを寄せて、沖縄での「熟議」開催に大きな期待を寄せていました。
文科省からも、生涯学習政策局の板東久美子局長をはじめ、多くの方が来沖していました。
「インタビュー・ダイアローグ」の登壇者は、
・小嶋 明さん(兵庫県多可町からくさ塾主宰)
・辻 英之さん(NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター代表理事)
・岩本 悠さん(島根県海土町 高校活性化プロデューサー)
・堀内秀雄さん(和歌山県立大学理事・副学長)
・清國佑二さん(香川大学生涯学習教育研究センター長)
・大城 浩さん(沖縄県教育長)
インタビュアーに、井上講四さん(琉球大学学長補佐)
ゲストコメンテーターに板東久美子さん(文科省生涯学習制作局長)
です。
(「熟議」では、互いにフラットな立場で発言できるように、「〜さん」と呼ぶようにしています。)
各登壇者の自己紹介とインタビュアーの質問で、ほんの少しだけそれぞれの活動を知ることができたのですが、それだけで、さずが!と思う興味深い活動をされている方々でした。
その後、それぞれ8名程度のグループで、地域の課題とその課題解決に向けた方策について意見交換しました。(これが「リアル熟議」)
この地域課題解決のために、大学はどのような役割を担うべきか、というところまで話し合ったのですが、より具体的に話し合うことで、参加者それぞれが、当事者として行動していくことにつながるのだと思います。
私も白熱した議論に参加していたため、このときの画像はありません。。
熟議のあとは、それぞれ話し合った内容を発表します。
参加者の中には、中学生や高校生も。
フレッシュだけど、とてもしっかりしていてビックリ&感心しました。
発表が終わったあとは、ふたたび「インタビューダイアローグ」。
リアル熟議を受けて、助言や感想などを登壇者と参加者で意見交換するフロアーディスカッションでした。
丸一日の日程でしたが、充実した時間を過ごすことができ、勉強になりました。
この経験をどのように公民館活動に活かすのか、あらためて考えていきたいです。
(宮城)
→ 文科省の「熟議カケアイ」詳細はこちら。