10月5日(土)、若狭公民館ホールにてトヨタ自動車株式会社による出前講座「なぜなにレクチャー 」を開催しました。対象は那覇市在住・在学の小学4~6年生。今回も元気いっぱいの子どもたち23名が参加してくれました!
なぜなにレクチャーとは?
この出前講座は、トヨタ自動車が全国の科学館や博物館などと共催し、年間約30回開催している体験型のプログラムです。
沖縄では、若狭公民館で継続的に開催されており、毎回大人気のイベントとなっています。
講師を務めるのは、普段はクルマの研究開発や設計、デザインに携わっているトヨタの社員の皆さん。
専門分野の知識と経験を活かし、楽しくわかりやすく学べるように工夫された独自プログラムを届けてくれます。
今回のテーマは「空力ボディー」
今回は、3年前にも開催し、大好評だった「空力ボディー」が再登場!
空気抵抗という物理の視点から車の形状について学べる、とてもバランスの良い講座です。
空気抵抗ってなに? ミニ実験装置で楽しく体験!
まずは紙でつくる「クルマ」の模型作りからスタート。
子どもたちはそれぞれデザインを楽しみながら、自分だけの車を丁寧につくりました。
そして、完成したクルマを ミニ実験装置 にセット!
風を当てて、どのくらい空気抵抗があるのか数値で測定します。
その後、トヨタ技術会の技術者の方々から
「どうしたら空気抵抗を減らせるか?」
というアドバイスをもとに改良を加え、再チャレンジ!
なんと、ほとんどの参加者が2回目の測定で空気抵抗の数値を下げることに成功!
科学的な思考と、ものづくりの工夫を体感できる貴重な時間となりました。
まさかの展開!優勝者は3名!
この講座では、空気抵抗の数値が最も小さかった上位3名に景品が贈られます。
今回はなんと
3名が全く同じ数値で同点優勝!
講師陣も「こんなことは初めて!」とびっくりするほどの出来事でした。
子どもたちの感想から見えた学びの広がり
講座後のアンケートでは、次のような感想が寄せられました。
・ゆるやかな坂の方が空気抵抗が少ないと知った
・空気抵抗を車以外のことでも実験してみたい
・大きくなったら車をつくる人になりたい
・学校で友達にも教えたい!
車の形や空気の流れに興味を持ったり、身近な自転車や走る姿勢に応用して考えてみたいという声もあり、子どもたちの視野が大きく広がったように感じます。