2019年8月16日金曜日

防災キャンプ 昼の部レポートpart1

8月10日〜11日の日程で開催した防災キャンプ
今回は昼の部・夜の部の2部構成で開催しました。こちらは昼の部のレポートpart1です!長くなりそうなのでいくつかに分けます、お付き合いくださいませ〜。


昼の部の会場は那覇市津波避難ビル。
3階と4階屋上にて防災関連ブースの出展トークを開催しました。


ブース出展は、①ペット防災ブース、②テントブース、③シェアキッチンブース、④Happyぼうさいプロジェクトブース、⑤那覇市防災危機管理課ブース、⑥若狭児童館防災マップ展示ブース、⑦受付ブースの、おおよそ7つ。加えて防災に見識のある3名によるトークタイムの開催&ブースツアーを行いました。


それでは早速今回のブース紹介、スタート!
レポートpart1では、屋上にて出展していた①ペット防災ブース、②テントブース、③シェアキッチンブースの3つをご紹介します。


その①ペット防災ブース
こちらは「人も犬も猫も幸せ!な街つくり隊Okinawa」さんによる出展です。ペット防災ブースということで、もちろん!ペットも一緒に参加していました(今回は屋上部分のみ)。
左:愛犬・愛猫を守る防災かきくけこ 右:迷子札の案内

防災かきくけこはこちら!
か:飼い主のマナー・責任
き:キャリーバック
く:薬・ごはん(備蓄品)
け:健康管理
こ:行動・しつけ

テーブルの裏には、避難の際のペットの持ち出し品が展示されています。
持ち出し品なあに?ペット編
人が避難する際の持ち出し品と同じものも多いですが、ペット用のご飯、予備のリード、ペットシーツ、そしてペット手帳などはペット連れならではの持ち出し品かもしれません。ちなみにペット手帳には”家族と一緒”に写っているペット写真をつけておくのが大切。




その他、ペットの防災にまつわる掲示物や、団体の活動紹介を掲示していました。

そして!今回はペットの応急手当てに関するレクチャーも開催。手ぬぐいを活用した応急手当て方法を、同伴したペットとともに実演しました。

まず、ペットの手当をする際は、ケガの処置をする際に噛まれないようにするための処置をするそうです。

手ぬぐいなどを鼻の上・目の下あたりに乗せて、


口を囲むようにくるっと巻き、


後頭部あたりで結ぶ。
横からの図

手ぬぐいのほか、リードでも応用可能。こんな風になります。



その他、骨折時の応急処置方法として、紙類を丸めて添え木がわりにした処置方法も学びました。





最後にペットをお連れの皆さんで。




ブースその②テントブース
テントブースでは、キャンプ大好き青年未来君&あやねさんによる出展です。


キャンプのノウハウは避難時に役立つけれど、”防災”という言葉にはハードルを感じるなぁという人もいるかもしれません。そこで宮平さんは”キャンプ”ならとっつきやすいんじゃないか?!という視点から、防災キャンプに取り組んでいらっしゃいます。


↑上の動画は3階の会場入り口にテントを立てる様子10秒動画。けっこう大きめのテントですが、二人でさっと畳んで軽々と移動させられるくらいの軽さです。いろんなテントがあるんですね〜。

災害時には、学校の校庭などでテントを張っての避難ということもあり得るため、キャンプの知識と防災・災害時避難はリンクする!ということで、今回もいくつかのテントの展示を行った他、トークタイムではキャンプと防災について話してもらいました。





トークタイムでのお話は、また別途アップしますのでお楽しみに〜!


ブースその③シェアキッチンブース
シェアキッチンブースは、あ〜り〜さん&めぐさんによる出展です。
ブースはひとめ見た感じからも可愛らしさ、興味をひくような雰囲気があって、ついつい皆さん足をとめてブースを覗いていました。



災害時、備蓄食料だけでは間に合わないため、被災地では家の冷蔵庫に入っている食材を持ち寄って何かしらを作ってみんなでシェアしていただく、ということが実際に起こります。

今回のシェアキッチンは、日頃持ち寄り調理やキャンプに慣れていない方でも楽しく取り組めるようにと、身近にある空き缶を使ってお米を炊く方法をシェアしてくれました!



空き缶の中にお米と水を入れ、切り込みを入れた空き缶にアルコール燃料や固形燃料を入れ、着火した後お米のはいった缶を乗せて30分で炊いて、その後蓋をしてひっくり返て30分程度蒸らすと出来上がり!

こんな感じ
また今回は、お米を炊く際にトマトジュースや野菜ジュースで炊いてリゾットにする、等のアレンジにも挑戦していました。お味はどうだったでしょうか?!きっと美味しかったはずですよ〜。

その他、いざという時に便利なみそ玉の作り方や保存方法も教えてくれました。
冷凍もできて持ちも良いので、普段の生活のなかでも忙しい日などあると便利ですよね。
(以前公民館の料理講座でも作りましたね〜!)


みそ玉の作り方説明書き

その他、災害時の食べ物について、めぐさんから「こういうのがあったらいいよ」というお話しもしてくれました。例えば、備蓄食料としてレトルト食品をストックしがちですが、切り干し大根などの乾物も備えておけば、ミネラル不足を防げるし(ミネラル不足はイライラのもと)、ダシにも使えたりとgoodですよ、など。

また、防災士・災害ソーシャルワーカーの稲垣さんからは、冷蔵庫には3日分くらいの食料を入れておくようにして、ローリングストックで使いまわしていくのがいいとのことでした。3

そしてあ〜り〜さんからは、被災地で食べるのはパン屋おにぎりなど、冷えたものが多いけれど、暖かいものを食べるだけですごく力がでる!そのためには熱源が必要になるけれど、状況によって熱源が使える・使えないがあるので、今回紹介する空き缶を使う方法は一例として覚えておいてね、ということでした。空き缶でご飯炊き、野外キャンプでも使えそうな技です。


さ、一旦レポートpart1はここまで。
お次は防災キャンプ昼の部レポートpart2に続きます!