2011年7月31日日曜日

平成23年8月壁紙

8月壁紙です。タイトルは「琉球舞踊」です。
壁紙サイズは、1024×768と1280×800(ワイド)です。
クリックすると拡大します。(津)


2011年7月22日金曜日

remoscope in 若狭公民館

朝食会に引き続き、7月16日午後からは「remoscope in 若狭公民館」です。


「remoscope (レモスコープ)」とは、今からおよそ110年前、初めて映画を撮影したリュミエール兄弟が当時行っていた撮影手法をもとに、「加工しない/編集しない/最長1分間/三脚をつかって固定したカメラ/無音/ズーム無し」で撮影した映像の作品のことを言います。


撮影した映像は、お互いで鑑賞し、感想を述べ合います。
それを2回繰り返すことで、作品として深めていきます。
「俳句の句会のようなものですね」と話す、講師の藤井さん。

(これなら、初めての映像を撮る人でも、誰でも参加して作品作りができそうです)


いよいよ開始、みなさん緊張した面持ちです。



今回の講師は、美術家で映像ディレクターの藤井光さんです。



リュミエール兄弟による世界初の映画を観たあと、ワークショップの説明を受けます。
まずは三脚とビデオカメラの使い方から(簡単でした!)。



ちゃんと写ってる?


ひと通り使い方を習ったら、いよいよ外に出て撮影です。


さて、何を撮ろうかな。



何を撮影しているのでしょう。



撮影した映像をお互いに鑑賞。まず1回目。



再び外に出て撮影。



映像を持ち寄って、2回目の鑑賞です。



見慣れた風景が「作品」になるのは、とても面白い体験です。



藤井さん、最後まで熱心にお話下さいました。


ありがとうございました。

<関連サイト>
HIKARU FUJII http://hikarufujii.com/
remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織] http://www.remo.or.jp/ja/
路地と人 http://rojitohito.exblog.jp/

(一柳)

2011年7月19日火曜日

7月の朝食会

7月16日は、一品持ち寄りの「朝食会」でした。
毎月月末開催が定例となっていましたが、今月はイレギュラーに月半ばの開催となりました。
今回は東京からアーティストの安岐理加さん、藤井光さん、大阪から社会学者の吉澤弥生さんが参加。
安岐さんは、一度「朝食会」に参加してみたかったそうで、彼女からのリクエストで普段とは異なる日程での開催となったのでした。



かつての常連さんで、現在東京在住の亀島さんにもスカイプで参加していただきました。
しかし、亀島さんはすでに朝食はすんでいるということだったので、みんなが朝食をいただいている間、パソコン画面越しにグンデル(ガムランの楽器)を演奏してくれました。



特別ゲストにグンデルライブ演奏と普段よりもちょっと贅沢な「朝食会」となりました。

記念に(?)東京にいる亀島さんがみていたパソコン画面の画像を送ってくれました。
画面中央下のほうに亀島さんも映っています。



次回の朝食会は、8月28日実施予定です。
お誘い合わせの上ご参加ください。

【琉球文化講座】講師は中学生!

先日、上山中学校のPTAの方が来館、チラシとポスターを掲示してほしいと依頼がありました。
タイトルは「琉球文化講座」となっており、7月22日と8月8日の2回開催されるようです。

話を聞いてみると、なんと!
講師は上山中学3年生の伊良波賢弥さんが務めるのだそうです。

伊良波さんは、幼い頃から琉球の文化・歴史に関心があり研究しているそうで、その研究知識を自分たちも知りたいと、上山中学校PTAが企画、主催して開催されるそうです。
学校外の方でも参加できるそうなので、興味・関心のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。



『琉球文化講座』

7月22日(金)14:30-15:30(開場14:15)
Ⅰ 組踊・御冠船踊りの世界 〜村踊りから見る芸能〜

8月8日(月)14:30-15:30(開場14:15)
Ⅱ これまでの研究成果の発表 〜集落のつくり・グシク・久米村・祭祀について〜

※両日とも入場無料、予約不要、当日先着

会場:上山中学校 1階 地域連携室
講師:伊良波賢弥さん(上山中学校3学年)
連絡先:090-3795-4561 上山中PTA文化部ソフィア(前里)

2011年7月12日火曜日

若狭地域の自主防災組織づくり 二日目

7/9(土)午前9〜午前11:30 マップを手に防災まち歩きをしました。

各自治会で集合し、ポイントをチェックしながら1時間歩きました。
日差しの強い日でした。


実際に地域へ出ると「ここ、こんなだった?」と驚く場所が
多いそうです。崩れそうなブロック塀など、地震でなくても
危なかったり。


講師の指導も受けながら、地図に情報を加えていきます。





危険箇所や避難経路、建物情報を地図に書き込んだ後、

各自治会で今後の取組みとまとめを発表しました。




質疑でも出ましたが、自主防災組織をつくっても仕事で昼間いない人は
機能しない。
津波時に船舶からホーンを鳴らせないかなど、リアリティのある意見が
多く出ました。

地図も、自主防災組織もできるかもしれません。
ただ、そこに魂を吹き込めるかどうか。

最終的には人の繋がりや、平時に気持ちを交わしているかが
一番大切なのかもしれません。
(担当:上江田)

若狭地域の自主防災組織づくり 一日目

7/8(金)午後6 自主防災組織の講座をしました。
初日は金城先生(那覇市市民防災室)の講話で始まりました。

自助:自分の身を自分の努力で守る。
共助:地域や近隣の人が協力し合う。
公助:行政期間による救助、援助。

三つが繋がることで減災ができる。
特に地域で協力し合う体制や活動(共助)は、自主防災組織が担う活動の中核になるそうです。
ところが、その組織率は全国平均が75%、沖縄県は6%程、那覇市は1%…



本土と違って木造住宅が少ないなど、要因は色々あるようですが、
今後どうすれば良いか。受講生と講師で熱心な質疑がありました。



日常の活動として
・防災知識の広報、啓発
・地域の災害危険の把握(ハザードマップづくり)
・防災訓練(個別訓練、総合訓練)
訓練は地域行事に取り入れると効果的で、目にするだけでも意識があがる
そうです。

続いて、高野 大秋先生(那覇市社会福祉協議会)の講話。


福島県新地町の被害写真、延々と続く側溝の清掃、
ボランティアセンターの現状について報告がありました。


これまでの社協の活動でも「本当に出てきてほしい人が参加しているか?」
問い直しているそうです。
平時から地域ニーズをどう掘り起こすか。
避難先との関係性についてなど、重要な示唆がありました。

講話の後、自治会ごとにチームを作ってマップづくりをしました。

みなでつくるので、結構楽しい(^^)


講師同士で立ち話。

質疑でも感じましたが、地域で知ってて当たり前のことが、行政が知らない。
その逆もたくさんある。一番重要なのは、こういう何気ない雑談の機会なのかもしれません。

避難経路、避難候補先を地図に書き込みます。


地図づくり後に、各チーム発表です。



翌朝はこの地図を手に、実際に地域を歩きました。

チェックポイントは
・4、5F以上の建物(外階段はあるか)
・危険箇所(ブロック塀の崩れそうな箇所、浸水しやすい箇所)
・避難経路
(担当 上江田)

※当日は講座の様子をUSTREAMで同時中継しました。

2011年7月8日金曜日

【2011年7月】初夏の風物詩

若狭大通りを歩いていると黄色の群れが目に飛び込んできました。ゴールデンシャワーの花でした。



あまり大きな木ではありませんが、見事に沢山の花を付け、今が盛りとばかりに大きな房を風になびかせて存在をアピールしているかの様に咲き誇っています。



このゴールデンシャワーがあるのは、若狭1丁目。
若狭大通りから波の上ビーチに向かう道の入り口にあります。



この通りの先には、那覇市唯一のビーチ「波の上ビーチ」があります。



波の上ビーチに向かって歩いていくと、ビーチ手前左側には「対馬丸記念館」があります。



→ 波の上ビーチについては、こちら(今年4月のHPトップ紹介)をご覧下さい。

→ 対馬丸記念館の公式ホームページはこちら。



今月のトップページを担当したのは、東でした。

2011年7月7日木曜日

防災基礎講座

7/6(水)防災基礎講座を開催しました。
「なはの日冠事業」のぼりも設置しました。


最初の講師は金城 博之先生(那覇市民防災室)。
受講生36名に「防災ガイドブック」が配布されました。
津波注意報と警報の違い、寝室の家具の転倒防止、緊急時に持ち出すものを
玄関においておく、リュックサックや携帯ラジオが便利など、防災の基礎情報がありました。


会場から活発な質問がありました。


市民防災室から高良先生も加わり、行政ができること。ご近所、福祉協議会、企業ができること。今後の具体的な取組みについて質疑がありました。


休憩をはさんで、稲垣 暁先生(沖縄大学 社会福祉士)の講話です。


「あなたなら どうしますか?」
津波警報がでて、あと20分しかない。そこに「250m先にいるお年寄りを
助けてほしい。」とお願いされた。
今回の被災地で、実際にあったことだそうです。
正解がなく、各自が瞬時に判断するしかないのが災害時の現実。

三陸地方の「てんでんこ」。
津波の時は親子でも頼りにせず、「ばらばらに走って逃げよ」という教訓。
家族や集落を「全滅」から救うための厳しい現実と知恵。


「てんでんこ」と「自主防災組織」は矛盾する。
でも、その場面に遭遇すると「てんでんこ」できないのも現実。
今回の震災でも、自家用車で救助をした方がいたそうです。

基礎情報は大切だが、頼りになるのは瞬時の判断力。
そのためには、日頃からイメージトレーニングをして
自分の「センサー」を鍛えることが大切になるそうです。

釜石市の防災教育 避難3原則
1想定された津波の高さを信じない
2状況ごとにベストを尽くす
3自らが率先避難者になる


若狭地域の道路の特徴、避難は距離よりも高低差、具体的なデータを見せてもらいました。




自動車での避難、集合住宅や小学校の構造など、自由参加の意見交換会でも
活発な質疑が続きました。
司会の不手際もあり、時間オーバーしてしまいました…




今回の講座ですべてを話し合うというよりも、本腰を入れた取組みが必要。
地域で顔が繋がるきっかけにもなると思います。
お互いが立場を踏まえ、尊重し合いながら知恵を出し合う
「信頼関係づくり」は地域力にも繋がります。

8日(午後6〜9時)、9日(午前9時-午前11時30分)は
「若狭地域の自主防災組織づくり」があります。
若狭地域の方、おまちしています。(担当:上江田)