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2025年7月15日火曜日

【レポート3】なは防災キャンプ’25夏 〜防災×演劇ワークショップ in 若狭小学校〜

 


7月11日(金)、防災キャンプの締めくくりとして、**5校時・6校時を活用した「防災×演劇ワークショップ」**を開催しました。
このワークショップは、株式会社 Team Spot Jumble の俳優の皆さん、そして 名桜大学の松下先生 のご協力のもと行われました。


👦👧 緊張と眠気から、少しずつ表情がほぐれて



朝からの活動で少し眠たそうな様子の子どもたちも、役者さんたちとの自己紹介やアイスブレイクを通して、徐々に緊張がほぐれていきました。

最初は少し恥ずかしそうにしていた子も、自然と笑顔になり、体を動かしながら表現することを楽しんでいる様子が見られました。



🌀 防災を「自分ごと」にする体験へ

グループに分かれたあとは、即興劇に取り組みました。

それぞれが選んだ事例をもとに演劇を考えていきます。事例でわからない器具や症状は専門家である松下先生に尋ねながら、演劇のアドバイスは劇団の方々にリードしてもらいながら行いました。





事例を元に、子どもたちは想像をふくらませながら、役者さんや松下賛成のアドバイスをもとに自分たちで台本を考え、配役を決めて演じていきました。





発表の様子を動画にしています。








💬 体験からうまれたリアルな気づき

演じた後のふりかえりでは、こんな感想も。


 

「実際にやってみると、避難所では“気まずさ”や“申し訳なさ”もあると感じた」
「怒っている人にも理由がある。冷たくしないで声をかけたい」
「今まで話を聞くだけだったけど、自分で演じてみて理解できた」
「災害が起きたら、自分にできることを探して行動したい」

演劇という手法を通して、**体験としての学び=“共感と想像”**を得られた時間となりました。


📸 昨年までのレポートはこちらから:
👉 なは防災キャンプ公式ブログ


主催:那覇市若狭公民館

共催:那覇市若狭小学校区まちづくり協議会/那覇市防災危機管理課/若狭小学校PCA/

協力:那覇市社会福祉協議会/(一社)災害プラットフォームおきなわ/若狭小学校/株式会社 TEAM SPOT JUMBLE

【レポート2】なは防災キャンプ’25夏 〜避難所から学校へ登校する防災体験〜

 〜避難所から学校へ登校する体験の朝〜



夜を明かした子どもたちは、早朝、まだ少し眠たそうな顔で体育館に集合。
「ねむたい〜」「もっと寝たかった〜」とつぶやきながらも、友達と笑い合いながら足を運びました。


☀ 朝はラジオ体操からスタート



朝のスタートは、グラウンドでのラジオ体操。体育委員の子たちが前に出て、みんなをリードしてくれました。
身体をほぐしながら少しずつ目が覚めていきます。


🍳 朝食は「第2の防災食体験」




その後は家庭科室へ移動し、朝食タイム。
昨日とは異なる防災食メニューに、「今日はなにかな?」と興味津々。普段の食事とは違う食体験を通じて、改めて「食べること」「備えること」への関心が深まりました。


📝 1校時:ふりかえりの時間



1校時は、キャンプを通して感じたことをふりかえる時間。
「寝心地が思ってたより大変だった」「もっと準備が必要だと思った」など、自身の気づきや仲間との体験をもとに、一人ひとりがしっかりとアウトプットしてくれました。

ふりかえりのコメントをまとめてみました。


📝 子どもたちのふりかえり(感想より抜粋)

  • 災害時は「自分だけで考える」ではなく、「家族で話し合うこと」が大切だとわかった

  • 津波がどれだけ危険か、簡単に人が流されることを知り、海辺では注意しようと思った

  • 災害時に困っている人がいたら、自分にできることをして、やさしく声をかけたい

  • 地震や津波の種類や沖縄の災害リスクについて学べた。今後に備えて準備したい

  • 防災バックには何を入れるか、家族で考えて準備しようと思った

  • 災害が起きたときに、家族の集合場所を事前に決めておく必要性を感じた

  • 防災食を通して「食べられること」のありがたさを知った

  • 防災講話では、「人的被害が起こってはじめて災害になる」と知り、命の重さを考えた

  • 被災者支援に関わる人々の話を聞き、災害を止めようと努力する人がいることを知った

  • 今後は、「人を助けられる人」になりたいと改めて思った


その後に、あーりーさんと那覇市防災危機管理課より源河さんが話を総括しながら子どもたちの話をより現実的な災害時の状況とそこに対する対応のアドバイスをしてくれ理解を深めてくれました。



🎙源河さんのお話(要約)

「昨日のキャンプは楽しかったよね。でも、実際の災害では“楽しい”ばかりじゃないんだ。もし大きな地震が何度も起こったら、怖くて眠れなくなることもある。避難所では知らない人と一緒に生活しなきゃいけないこともあるよ。

昨日の夜ごはん、美味しかった? 実は災害の時には、自分で準備してないと食べ物はもらえないことがあるんだ。遠足みたいに、自分でお弁当を用意する必要があるよ。だから家に帰ったら、家族と“どこに避難するか”“何を準備するか”話してほしい。

それから、『マイ・タイムライン』というのを知ってる? 災害が起きたときに、“家族がどう動くか”を決めておくものだよ。土日に、家族で話して作ってみてね。

防災って難しく感じるかもしれないけど、みんなにも“考える力”がある。災害のときに、自分や家族を守れるように準備しよう!」



🎙あーりーさんのお話(要約)

「みんな、昨日ちゃんと眠れた? キャンプで寝るのと、いつものおうちで寝るのって全然ちがったよね。実は“寝る・食べる・出す(トイレ)”って、人が元気に過ごすために大事なことなんだよ。

とくにトイレの話。災害で水が止まったら、いつものトイレは使えなくなる。そんな時は“携帯トイレ”を使うよ。ビニール袋と固める粉がセットになってて、用を足したら袋ごと捨てられる。これを知らないと我慢しすぎて体調を崩すこともあるの。

だから、今日覚えて帰ってほしいのは、“どこで寝る? なにを食べる? どうやってトイレする?”を、ちゃんと家族と話しておくこと。昨日の体験をもとに、“自分の家だったらどうするかな?”って考えてみよう。いつもの暮らしができないときに、自分や家族が困らないように準備しておくことが大切だよ。」




次回【レポート3】では、5・6校時に実施した「防災✖︎演劇ワークショップ」の様子をお届けします。
子どもたちが自ら演じ、考え、表現した「避難所での物語」をぜひご覧ください。

👉 レポート3はこちら




主催:那覇市若狭公民館

共催:那覇市若狭小学校区まちづくり協議会/那覇市防災危機管理課/若狭小学校PCA/

協力:那覇市社会福祉協議会/(一社)災害プラットフォームおきなわ/若狭小学校/株式会社 TEAM SPOT JUMBLE

【レポート1】なは防災キャンプ’25夏 〜避難所から学校へ登校する防災体験〜

 


2025年7月10〜11日にかけて、**那覇市立若狭小学校6年生を対象とした「なは防災キャンプ’25夏」**を開催。今回は、避難所にもなる「学校施設に宿泊」し、翌朝そのまま登校するというリアルな体験を通して、「もしも」の備えを「いつもの場所」で学ぶことをねらいとした防災プログラムです。

この取り組みは、那覇市総合防災訓練の一環として実施され、若狭小学校、若狭まちづくり協議会、若狭小学校PTA、地域の皆さまの協力のもと行われました。


🎯 キャンプのねらい

  • 災害時の避難所生活を体験し、防災意識を高める

  • 自助・共助の考え方を学び、仲間と協力する力を育む

  • 地域・学校・公民館が連携した新しい防災教育の形を体験する


📅 1日目(7月10日)の流れ

🏫 集合(講堂)

子どもたちは6校時終了後にいったん帰宅し、入浴・荷物準備をして18:30に再集合。楽しみにしていた子どもたちの中には、集合の2時間も前から学校に来て遊ぶ姿も。




🍛 防災食体験

若狭児童館やPTA、地域の保護者の協力のもと、わかめご飯やトマトリゾットなどを味わいました。防災食を通じて味の好みや食のありがたさを考える機会に。




6年生PTAや地域の保護者なども運営で準備してくれ、夕食は若狭児童館より協力してもらい、「防災食」をいただきました。


わかめご飯やトマトリゾットなど味があり、子どもたちも食べ始めるまでは元気でしたが、食べ慣れていない「防災食」や味の好みなどもあり、美味しい防災食や合わないものなどを話し合ったり、お互いの味を分けたりして体験してくれました。



📢 防災講話(能登半島支援)

講師の“あーりー”さんによるクイズ形式の防災講話。楽しく参加しながら、災害時に必要な備えを学びました。




🔭 ほしぞら観察(月を望遠鏡で見てみよう)

残念ながら雲で星は見えなかったものの、中央公民館の宇久さんと田端さんが「心の目で星を想像する観察会」を提案。モニターを使った星座の解説もあり、豊かな想像力で星空を楽しみました。




星が見えない間は元ほしぞら公民館の館長でほしぞら案内人の田端さんにも来ていただき、モニターで星の動きや8月の星についてのお話もありました。

🛏 おやすみ準備(学校たんけん)

子どもたちが一番楽しみにしていた「夜の学校たんけん」も開催。保護者・先生によるクイズラリーで学校中が盛り上がりました。



保護者や先生たちがクイズラリーを作成してくれ、ちょっとした遊び心も加えて子どもたちを解放。
学校中が悲鳴や騒ぎ声など夜の学校が楽しく過ごせるようになっていました。



就寝

就寝時間も寝る子と寝れない子に分かれながら子どもたちは楽しく過ごしてくれました。



レポート2では朝はラジオ体操からはじまり、朝食をとったらそのまま学校へ登校。
ふりかえりと防災と演劇WSとつながります。

2日目の様子はこちらから

📸 昨年までのレポートはこちらから:
👉 なは防災キャンプ公式ブログ


主催:那覇市若狭公民館

共催:那覇市若狭小学校区まちづくり協議会/那覇市防災危機管理課/若狭小学校PCA/

協力:那覇市社会福祉協議会/(一社)災害プラットフォームおきなわ/若狭小学校/株式会社 TEAM SPOT JUMBLE

2025年7月4日金曜日

🌙 なは防災キャンプ’25夏(若狭小学校)

 



〜今回は募集していませんが、取り組みをぜひ知ってください!〜

那覇市若狭公民館では、2025年7月10日(木)〜11日(金)にかけて、那覇市立若狭小学校6年生を対象とした「なは防災キャンプ’25夏」を実施します。

この取り組みは、那覇市総合防災訓練の一環としても位置づけられ、実際に避難所として指定されている若狭小学校の校舎に子どもたちが宿泊し、翌朝学校へ登校するという実践的な防災学習プログラムです。


📝 概要

  • 事業名: なは防災キャンプ’25夏(那覇市立若狭小学校)

  • 日 程: 2025年7月10日(木)18:30 ~ 7月11日(金)8:00

  • 会 場: 那覇市立若狭小学校 校舎内

  • 対 象: 若狭小学校6年生(希望者)


※この取り組みは一般募集は行っておりません
関係する児童・保護者・地域の方と連携の上、限定的に実施いたします。

🛏 宿泊を通して「防災」を自分ごとに

避難所に指定されている若狭小学校で一夜を過ごすこのプログラムでは、
防災かるたや講話、防災食体験、望遠鏡を使った夜空観察など、五感を使って体験する学びを大切にしています。

そして翌朝には、そのまま学校へ登校。
「いつもの学校」が「もしもの避難所」になることを、実感として子どもたちの中に残すことをねらいとしています。


📸 活動のようすや過去のレポートはこちら:
👉 なは防災キャンプ公式ブログ


主催:那覇市若狭公民館

共催:那覇市若狭小学校区まちづくり協議会/那覇市防災危機管理課/若狭小学校PCA/

協力:那覇市社会福祉協議会/(一社)災害プラットフォームおきなわ/若狭小学校/株式会社 TEAM SPOT JUMBLE



2025年6月2日月曜日

✨親子で体験!「リッカ!ヤールーキャラバン!」事前合同研修会を開催しました!

 2025年6月1日(日)、若狭公民館3階ホールにて、

**「リッカ!ヤールーキャラバン!事前合同研修会」**を開催しました!



🌟 子どもたちが夢中で防災を学べる体験型プログラムとして開催しています。

これまでのリッカ!ヤールーキャラバン!の流れはこちら!


🧸 リッカ!ヤールーキャラバン!とは?

「おもちゃの交換会」×「防災訓練」を組み合わせたユニークな体験型プログラム。
震災時に必要な「知識」や「技」を、ゲーム感覚で子どもたちが楽しく学べる内容です。

2016年に沖縄で開発され、県内各地に広がっています。


🏡 この研修会をきっかけに…

実際に2024年度には、以下の2か所でリッカ!ヤールーキャラバン!が開催されました✨
「リッカ!ヤールーキャラバン!in おろく」開催報告
宜野湾市 救急・消防フェアに参加(令和6年度)

今年もこの研修を通じて、さらに多くの地域での開催につながることを期待しています。



📸 当日の様子

 日時:2025年6月1日(日)
🕘 時間:10:00〜12:30(受付 9:30〜)
📍 会場:那覇市若狭公民館 3階ホール

前半ではリッカ!ヤールーキャラバン!の仕組み・理念・事例紹介やかえっこバザールの仕組みと展開方法を実演を交えながら行いました。


後半は実演を交えてプログラムの説明を行いました。

ジャッキアップゲームでアグー君が乗ったガレキに挟まれたヤールー君を救出します

家具転倒ワークショップではミニチュアの家具と実際の道具を見比べて行います。

応急手当ワークショップでは参加者に実際にプログラムを体験してもらいました。

スタッフの親御さんも来て和やかな感じで進んでいきました

紙で作った箱を帽子代わりに


防災カードゲーム「なまずの学校」では小さい子から大人まで参加できるカードゲーム。話を真剣に聞いてくれて答え合わせも積極的に参加してくれました。

参加者の皆さんからは、
「開催までのイメージが持てて良かった」「地域でやってみたい!」
という声をいただきました。


今回の事前合同研修会のリッカ!ヤールーキャラバン!の仕組み・理念・事例紹介やかえっこバザールの仕組みと展開方法を実演を動画にしています。(こちらから




📌 詳しくはこちらでもご紹介しています:
▶ リッカ!ヤールーキャラバン!公式ページ
👉 https://cs-wakasa.com/ryc/


2025年5月19日月曜日

☀️ なは防災キャンプ'25春(曙小学校)レポート2

 


~顔の見える防災から、考える・感じる防災へ~

「なは防災キャンプ’25春」では、地域・学校・公民館・PTCAが連携し、曙小学校体育館を避難所に見立てた1泊2日の体験型プログラムを実施しました。
本記事では、2日目の様子と参加者のふりかえりをお届けします。


🍳 朝の活動

2日目の朝は、すでに暑い体育館で起床してグラウンドにてラジオ体操からスタートしました。

毎朝曙小学校のグラウンドでラジオ体操をしている「曙願寿会」の皆様と一緒にラジオ体操です。





早起きした子どもたちは、自分たちで使った寝具を片付けて、朝食をいただきました。
今回の朝食は、地域の方と協力して実施する炊き出し訓練。備蓄パンと特性スープなど、シンプルだけれども“もしものとき”に役立つ食事メニューを体験しました。





🗣 ふりかえりの時間

朝食後は、ふりかえりタイム。

子どもたちは、昨日の防災かるた、講話、持ち出し品シェアタイム、そして体育館での就寝体験などを思い出しながら、一人ひとりが感じたことを話してくれました。




💬 参加者の声(一部抜粋)

  • 「夜は蒸し暑くて、実際の避難生活の大変さを体感しました。」

  • 「虫対策の大切さを実感しました。備えに虫よけも必要ですね。」

  • 「防災かるたが楽しかった!」

  • 「硬い床で寝るのは大変でした。寝具の準備が重要だとわかりました。」

  • 「子どもたちと一緒に過ごしながら学べて、よい時間でした。」

  • 「普段話さない方と協力し合えて、地域のつながりを感じました。」


🧩 地域との協働のかたち

今回の防災キャンプでは、地域の方々の協力が欠かせないものでした。

  • 食事づくりを担ってくれた炊き出しチーム 【子ども食堂ほのぼのカフェの皆様】

  • 荷物や備品の準備・片付けを手伝ってくれた保護者・スタッフ 【曙小学校PTCA/曙小学校の先生方・曙小学校区まちづくり協議会の皆様・曙願寿会の皆様】

まさに「地域ぐるみの防災」の実践の場となり、**“つながりこそが災害時の力になる”**ことを体感できた時間となりました。



📝 今後に向けて

今回のキャンプを通じて、「ただ学ぶ」から「体験する」へのステップアップが実現しました。


ご参加いただいた皆さま、ご協力くださった地域の皆さま、本当にありがとうございました!

レポート1はこちら👉 なは防災キャンプ’25春レポート1


主催:那覇市若狭公民館/那覇市曙小学校区まちづくり協議会

共済:那覇市防災危機管理課/曙小学校PTCA/(一社)災害プラットフォームおきなわ/那覇市社会福祉協議会

協力:那覇市立曙小学校






2025年5月18日日曜日

🏕️ なは防災キャンプ'25春(曙小学校)レポート1

 


公民館×地域×学校でつくる、新しい防災のかたち

2025年5月17日(土)〜18日(日)、那覇市立曙小学校体育館にて、
**「なは防災キャンプ’25春」**を開催しました!

この防災キャンプは、事前調整会議を重ね、プログラムを決めていき曙地域の皆さん、PTCA(保護者・地域・学校・公民館)が連携しながら作り上げた、“体験型”の防災プログラムです。



📅 開催概要

  • 日程:2025年5月17日(土)〜18日(日)

  • 会場:那覇市立曙小学校 体育館(指定避難所施設)

  • 対象:曙小学校区の地域の方・那覇市内に在学・在勤・在住の方・興味がある方

  • 定員:20組(先着順)

  • 参加費:無料





受付が終わった後は子どもたちと一緒に備蓄品が普段ある場所へ。

いつも使っている体育館に避難所として活用されるものがあると知ると驚きと興味で荷物運びなども一生懸命行ってくれました!



開封から設営まで自分たちでやってみるような子どもたちもいました。



🛠 プログラムの内容(抜粋)

🟧 防災かるた

「楽しく、でも真剣に」。
遊びながら自然と身につく防災の知識に、子どもも大人も夢中になりました。






🟩 持ち出し品シェアタイム

「あなたなら何を持って逃げますか?」
各家庭が実際に用意した持ち物を紹介し合い、日頃の備えを見直すきっかけに。






🟨 講話「能登半島の現状から学ぶ」

2024年1月に起きた能登半島地震の状況や課題、現地からの視点を交えた貴重な話を有村さん(あーりーさん)がお話してくれました。



能登半島へ長期的に支援をして感じたこと、体験したことを直接話す機会となりました。

支援に関わった経緯

  • 能登半島地震発生直後から支援に動いた。

  • 阪神淡路大震災や東日本大震災といった過去の災害支援経験が背景にある。

  • 現地でのネットワーク(人脈)や経験を活かし、素早く支援を展開した。

能登入した時の現状

  • 石川県能登地方の被害は深刻。インフラの寸断、物資の不足、避難所生活の困難さが続いていた。

  • 一部地域では、復旧の見通しが立たない場所も。

  • 避難所では「寝るのも不安」という声もあり、精神的ストレスの高さがうかがえる。

能登半島での支援

  • 支援物資の運搬、現地ニーズの聞き取り、被災者とのコミュニケーションなどを行った。

  • 地元大学生やボランティアとの協力体制を構築。

  • ワイヤーや工具、暖房用品など、現地で本当に必要とされるものを届ける工夫。

  • 限られた時間・人手の中で迅速に動けるよう、チームワークが重視された。

気づきと課題

  • 「何が必要かは現地に行ってみないと分からない」ことを再確認。

  • 現場にはまだまだ継続的な支援が必要。

  • 一人ひとりの支援の形があり、できることから関わることが大切。

みんなに伝えたいこと

  • 多くの人の協力で支援活動が成り立っている。

  • 被災地の状況を知り、忘れないこと。

  • 「災害はいつでも起きる」という意識を持ち続け、日ごろの備えと地域連携が重要。



3Dメガネで海溝の深さなどが浮き出てくる特殊な地図を持参してくれ、これから起こる可能性がある地震の箇所や大きななどを目で見えるようにわかりやすく説明してくれました。



那覇市総務部防災危機管理課の源河さんより避難所と避難場所の違いや那覇市の避難所や備蓄品の状況などを説明していただきました。


区分 避難場所(ひなんばしょ) 避難所(ひなんじょ)
📌 意味 災害発生時、まず身の安全を確保するために逃げる場所 災害後、一定期間生活を送る場所(避難生活を送る施設)
🕒 使用タイミング 地震・津波などの直後(一次避難) 被害を受けて自宅に戻れない時(二次避難)
🏫 具体例 学校の校庭、公園、広場などの屋外空間 学校の体育館、公民館など屋内施設
🧭 目的 命を守る(建物倒壊・津波から逃げる) 生活を守る(住居喪失後の仮住まい)
🧯 設備 特になし(空き地や広場) 備蓄品・水・トイレ・間仕切りなどがあることも

📝 例でイメージすると…

たとえば、大きな地震が起きた直後に「津波警報」が発令された場合:

  1. まず逃げるのは「避難場所」(高台や広場、公園など)
     👉 命を守る行動

  2. その後、自宅に戻れず過ごすのが「避難所」(学校の体育館など)
     👉 安全を確保し、食事や睡眠ができる場所



🍛 炊き出し体験(夕・朝食)

地域の方々と一緒に準備・調理・配膳まで。
食を通して生まれる「つながり」が、防災の基礎力になることを実感しました。

曙地域で活動しているこども食堂「ほのぼのカフェ」と地域の皆さんがボランティアで炊き出しのお手伝いをしてくれました。







🤝 公民館と地域と学校、そしてPTCAの連携で

このなは防災キャンプでは、地域の自治会や育成会、PTA、公民館職員がひとつのチームとなり、子どもたちや市民が安心して参加できる場をつくりました。

単なる訓練ではなく、**「顔の見える防災」**をテーマに、
曙という地域ならではの共助の力が形になった2日間でした。


次回、レポート2では、参加者の声やふりかえりの様子、
活動の裏側を写真とともに紹介する予定です。どうぞお楽しみに!(こちらから


主催:那覇市若狭公民館/那覇市曙小学校区まちづくり協議会

共済:那覇市防災危機管理課/曙小学校PTCA/(一社)災害プラットフォームおきなわ/那覇市社会福祉協議会

協力:那覇市立曙小学校