2022年5月30日月曜日

もうすぐ!6月3日は開館記念日♪

 若狭公民館は6月3日で30周年です!
ここまでやって来られたのは応援して下さっている皆さまのおかげです。
感謝の想いと、これからも頑張ります!という決意を込めて館内装飾をしました♪
ご来館の際は少し注目してもらえたらうれしいです。


まずは正面玄関!30周年だということを思いっきりアピールしております。今年度は、いろいろなプチ企画をしていく予定です。楽しみしていただけたらうれしいです。

臨時休館後の開館からはじまったあいうえお作文の階段装飾は来館される方にご好評いただいています。今回もみんなで考えました。こんな作文もできたよ~なんてご意見も大歓迎ですよ。


階段の途中のボードには若狭公民館のあゆみを展示。
開館してからの30年を振り返りましたー♪知らなかったあれやこれ、懐かしいあれやこれも載っているかもしれません。


今週中に2Fのロビーでは開館当時からのアルバムを閲覧できるブースを作ったり、思い出のコメントの寄せ書き掲示板などを設置予定です♪
近くに来たらぜひ、ふらっとお立ち寄りください。
まだ行ったことない!という方もぜひ、これを機に遊びにきてください。(sato)

本日はこのあと、記念トークイベントもあります。
オンラインで配信予定です。お時間がある方はぜひ、ご視聴ください。

【那覇市若狭公民館開館30周年記念トークイベント】

公民館及び社会教育の第一人者・東京大学大学院教授の牧野篤先生をお迎えして、若狭公民館の取り組み(主に直近10年間)と今後の公民館のあり方について語り合います。
その様子はオンライン配信し、またその要旨を30周年記念誌にも掲載予定です。

日時:2022年5月30日(月)18:30-20:30
会場:若狭公民館 第2研修室

YouTubeライブ配信URL:https://www.youtube.com/user/wakasakou

2022年5月27日金曜日

子どもの居場所フェスタ シンポジウム参加

 若狭公民館では今年度、児童館と連携して子どもの居場所事業に取り組んでいます。

5月27日に開催された子どもの居場所のシンポジウムにオンラインで参加しました!

子どもの居場所の必要意義や想いなどのお話からはじまり、県内の居場所が動画で紹介されました。
なんと、若狭公民館の地域にあるほのぼのカフェも登場!
ほのぼのカフェは、現在の場所での活動が始まる以前、パーラー公民館と連携。夏休みに青竹を設置して流しソーメンするなど、パーラー公民館にて子ども食堂をしてもらっていました。
先日行われたリッカ!ヤールーキャラバン!でも防災食の提供で大活躍でした。子ども会のない曙地域の子どもの居場所として地域になくてはならない場所になっているのがシンポジウムに参加している皆さんにも伝わったと思います。これからも応援しています。


動画の紹介の後は、県内で子ども食堂という名前がまだない頃から居場所の運営をされている方や、食糧支援の仕組みを作っている食料支援活動団体や、食料支援企業や、中間支援企業などが登壇。それぞれの立場からの話を聞くことで、子ども食堂にはたくさんの方や企業の協力があることを実感!改めて頑張らなければ!と気が引き締まりました。

「子ども食堂というと貧困層が対象だという印象があるかもしれないが、目指すところは、すべての子どもが安心できる居場所。社会の孤立を防ぐ手立てのひとつとしてありたい。お金があっても一人で食事をしている子どもでも使える居場所でもある。」というお話にドキリとしました。貧困にもいろいろあると知っているつもりでも、きちんと認識できていないこともありそうだと思いました。

今取り組んでいる居場所は、若狭児童館を拠点に「あっとほ〜む かめ屋〜」を運営していますが、若狭公民館で行われている体験活動に参加するなど、児童館と公民館を中心に、地域全体が子どもの居場所となっていくようなイメージをもっています。テーマは「子どもに優しいまち」です。
子どもたちが安心していることのできるまちを目指します。

支援してくれる企業には、声を拾っていくことももちろん大切だけれども人数や数値など定量的なレポートを出すことも必要といったお話もとても勉強になりました。公民館ができることとして、さらに支援が広がる手助けになるような報告書もしっかりやらなくては!とまたまたドキリ。
たくさんの気づきをいただきました。参加してよかったです。

明日は子どもの居場所応援フェスタのイベントが開催されるそうです。
沖縄県総合福祉センターにて11時から16時まで開催されています。
遊びや工作体験ブースやステージ、飲食ブースもあるそうです。お時間がある方は行かれてみてはいかがでしょうか?(sato)




2022年5月24日火曜日

リッカ!ヤールーキャラバン!in あけぼの公園開催!(レポート2)

  5月22日(日)にあけぼの公園にて「リッカ!ヤールーキャラバン!」を開催しました。

「リッカ!ヤールーキャラバン!」は、神戸で生まれた『イザ!カエルキャラバン!』の沖縄版として2016年に開発されました。防災訓練プログラムとおもちゃの交換会「かえっこバザール」を組み合わせた楽しい防災訓練イベントです。(これまでの活動はこちらから

レポート1では、会場設営からヤールー体操、そして、バケツリレーまでをお伝えしています(レポート1はこちら




バケツリレーが終わると子どもたちはヤールーポイントをゲット!
防災プログラムを体験することで、ポイント分のスタンプがもらえます。

かえっこバザールでは、おもちゃとポイントを交換することができます♪
不要になったおもちゃを持ってくると、ヤールーポイントがもらえます。また、もらったヤールーポイントを使ってかえっこにある好きなおもちゃと交換することもできるんです。

ヤールーキャラバン最後に行われるかえっこオークションで、豪華景品を手にいれるためにはたくさんのポイントが必要です。
子どもたちはがんばっていろんなプログラムを体験してポイントを貯めていきます。

どのおもちゃがいいかな〜?

後少しポイントが足りないと頭を抱える子

「欲しいおもちゃのポイントが足りない〜」と防災プログラムへ向かう子どもたち。
ポイント欲しさに防災プログラムを何回も繰り返し体験することで、反復して学習することができ、自然と防災知識が身につきます。


受付ブースでは、子ども食堂がアルファ米の炊き込みご飯作りの実演をしてくれました。


水を入れて、1時間半ほどすると美味しい炊き込みご飯ができあがりました。段ボールで蒸らすのが美味しくつくるポイントだそうです♪


一つ一つビニール袋に分けて、お土産に参加者に配布しました。
感染予防対策もバッチリです!


それでは今回行ったプログラムを紹介していきます。



まず最初は
水消火器で的当てゲーム



このプログラムは、水消火器を使って、消火器の使いかたと火を消す時のポイントを学びます。
お兄さんがフリップで消化器の使い方を説明。



説明を受けたら、的を狙って水をあてます。

うまく消火できるとヤールー君がでてくるしかけになっています。

全部倒すことができるかな〜?


【ジャッキアップゲーム】
ジャッキアップゲームでは、車に搭載されているタイヤ交換用の機材「パンタグラフジャッキ」を使って、重いものを持ち上げる方法を学びます。
実はどの車にも乗っているんです。知らない方も多いのではないでしょうか?

気になる方は一度ご自身の車を調べてみてはいかがでしょうか?

このプログラムでは、扉の下敷きになったヤールーくんを、ジャッキを使って救出するという設定で学びます。扉の上にはさらにアグーくんが乗ってしまってかなり重い!手で持ち上げることはできそうにありません。



まずは、フリップでジャッキアップの使い方、瓦礫から救助する方法を学びます。


うまく救出できるかなー

無事に救出成功ー!


【応急手当てワークショップ】
応急手当てワークショプでは、身近にあるものを使って骨折時の応急手当てと、止血方法についてを学びます。



聞紙やビニール袋の入った応急手当てキットを使って、どれをどう使ったらいいのか考えるプロブラムです。「こういう時は、どうしようか?」「これを使ったら血が止まるかも」など、考えてながらクイズ形式で応急手当てを学びます。


【毛布で担架タイムトライアル】
毛布で担架トライアルは、毛布を担架に代用する方法を学びます。
大型災害の際は、担架の数が足りず、ドアや畳に乗せて怪我人を運んだそうです。それでも足りない時は毛布を使って担架の代わりに使った経験から生まれたプログラムです。

ヤールーキャラバンでは、ケガをしたヤールーくんを毛布担架で運ぶタイムを競います。


息を合わせて、ヤールー君を運んでいます。

怪我をしたヤールーくんの下に毛布を敷いて持ちやすいように毛布をまるめます。やり方は紙芝居でしっかり学びます。
担架ができたら、グループでコーンをジグザグしながらタイムを競います。

毛布を工夫して担架にすることや、ヤールーくんが怖くないように、すばやく運ぶことができるように学びます。


タイムは良かったかなぁ?

【家具転倒防止ワークショップ】
ミニチュア家具を使って、家具転倒防止グッズの使い方や、より効果的に使う方法について実演で説明するコーナーです。家具転倒防止グッズを使わないと大変なことになってしまうのも実演しました!


「L型金具はどれでしょうか?」と実物と比較しながら学びを深めていきます。


説明を真剣に聞いてくれています。

以上が、今回行なったプログラムです。
リッカ!ヤールーキャラバン!には他にも魅力的なプログラムがありますが、今回は会場の関係で以上7つのプログラムを体験してもらいました。


最後は待ちに待ったかえっこオークションです。



集まったオモチャの中で特に素敵なオモチャはオークション棚に置かれ、オークションを行いました。ヤールーポイントで交換できます!

落札できず、泣いてしまう子がいたり、喜んでいる子がいたりとドラマがありました。

天気に恵まれ、ケガもなく無事終了することができました。
ボランティアスタッフの皆様、学生の皆様、曙小学校区まちづくり協議会、曙小学校PTCAの皆様、ご協力ありがとうございました。


主催:曙小学校区まちづくり協議会・那覇市若狭公民館

協力:曙小学校PTCA・NPO法人地域サポートわかさ

リッカ!ヤールーキャラバン!in あけぼの公園開催!(レポート1)

 5月22日(日)にあけぼの公園で「リッカ!ヤールーキャラバン!」を開催しました。

「リッカ!ヤールーキャラバン!」は、神戸で生まれた『イザ!カエルキャラバン!』の沖縄版として2016年に開発されました。防災訓練プログラムとおもちゃの交換会「かえっこバザール」を組み合わせた楽しい防災訓練イベントです。(これまでの活動はこちらから


毎年、若狭小学校区まちづくり協議会にて津波避難ビルにて9月に開催しています。今回はじめて曙小学校区まちづくり協議会との共催で開催されました。

天気が心配されましたが、日頃の行いが良いのか綺麗な青空を見せてくれました。


天気予報では雨、事前会議でも雨が降る想定で、当日の朝まで曙小学校のピロティで開催すると思っていたメンバー。

急いで荷物を公園へ運ぶ作業から始まりました。

車に乗らない机などは、ボランティアの大学生が運んでくれました。

机の運搬作業お疲れ様でした!


受付としてパーラー公民館を設置。各自レイアウトを確認しながら体験ブースをつくっていきます。


曙小学校区まちづくり協議会事務局長の松前さんと副会長の玉寄さん


曙小学校区まちづくり協議会副会長の玉寄さんが挨拶をして、リッカ!ヤールーキャラバン!開始前のミーティングを行いました。


防災体操のお兄さんとお姉さんは最後まで動きを確認!


徐々に子どもたちも集まってきて、ついに始まりました「リッカ!ヤールーキャラバン!inあけぼの公園」

最初のプログラムは防災が学べる沖縄版「ヤールー体操」です!

今回は大学生のヤールーお兄さんとお姉さんの2人が担当してくれました。
ヤールー体操には、地震や台風などの災害を表した動きや、バケツリレーや人命救助の動作が組み込まれています。

みんなで一緒に「たすけて〜」

ヤールーポーズはコツがいりますね。

元気いっぱいヤールーポーズ

ヤールー体操の全体の動きを踊っている動画があるので、気になる方はご覧ください。



ヤールー体操が終わって、みんなで「バケツリレー」です。



阪神淡路大震災の際には、市民によるバケツリレーで消火が行われました。ゲーム形式で消火訓練を行うことで、いざという時に消化できるようになります。

2チームに分かれて、バケツリレー対決!スタート!!

ヤールーチーム

スイカチーム

スイカチームとヤールーチームに分かれて、みんなで掛け声をかけ合いながら水を運びます。
水が入っているのはバケツだけではありません。
ヘルメットや炊飯器の釜などバケツ以外でも水を運ぶことができるものはなんでも使います。いざという時に、水が入れられればなんでもいいんだとういうことを経験して知ることができます。子どもたちは「あっ!ヘルメットがきたー!」と驚きながらも一生懸命水を運んでいました。


今回はスイカチームの勝利!両チームとも頑張りました!

レポート2へでは各体験ブースとかえっこバサールを紹介します!



主催:曙小学校区まちづくり協議会・那覇市若狭公民館

協力:曙小学校PTCA・NPO法人地域サポートわかさ

2022年5月23日月曜日

『照屋勇賢 展』那覇文化芸術劇場なはーと!

 アートな部活動で美術鑑賞に行ってきました♪

・・・・・照屋勇賢 展 CHORUS / コーラス 歴史と自然と私達・・・・・

照屋さんはニューヨークやベルリンを拠点に活躍している現代アーティストです。これまで、沖縄戦に派生する戦後の米軍基地問題や、沖縄の自然環境などをテーマに作品を創作しています。今回なんと!!ご本人から作品のお話を聞くことが出来ました!!

部員たちに分かりやすく話して下さる勇賢さん


 一番大きな作品「自然/コーラス」は、やんばるの森をイメージして山を作りたいと思ったそう。運送で使用する板木(パレット)を300枚も集めて厳選して積み上げ、ステンシルの技法を使い木炭で木を描いたとのこと。大きなプロジェクトや作品というのは、いろいろな人の協力のもと出来ている。一人では無理なこともみんなで協力したら可能になるという大事なお言葉。
 後ろにまわると、板木の空間に本・やちむん・足袋・新聞などが隠れている。そこから、歴史や世界のことなど想像が膨らみ、大きな山と対話が生まれてくる。このやんばるの山からの声を聞き言葉を感じよう。

ティファニーの紙袋から木を創りだす繊細で美しい作品


イギリスに実際に存在している木を再現しているそう。木にこだわっており、みんなが知っている素材を使用することにより色々な対話が生まれるとのこと。


 そして、赤い風船の作品「歴史/鉄の暴風」は、日米の基地だったり沖縄戦の痕跡がポップな風船により持ち上がり自由で美しく広々とした空間が現れてくる。また、砲弾の破片も風船によって浮き上がる作品もあり、ぜひ手に取って感じて欲しい。


 「私達/紅型」は、とても美しく綺麗な演出の作品である。その美しい紅型の模様をよく見ると…軍用ヘリや平和祈願者など沖縄の歴史や世相が美しい色彩と型のバランスに取り込まれている。


 中学生部員の素朴な疑問・突っ込んだ質問・際どい話まで、勇賢さんは真摯にひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。

「アートはマジック!絵を描いたりしているみんなも魔法を使っている!」

「表現にはルールがない。いろんなやりたいこと事をやろう!」

「自分しか思いつかない事がある!ひとりひとりの発想やアイデアを大切にしよう!」

アーティストからの視点と優しいお人柄からのお言葉に感謝でいっぱいです。
勇賢さんの作品の数々が、部員たちみんなの心に響いた貴重な鑑賞会となりました。

那覇文化芸術劇場なはーと 2022年6月26日(日)まで
11:00〜19:00(第1・3月曜休館)無料