2024年2月5日月曜日

喫茶むすぶ⑭ 新年の初釜体験

新たな年のスタートに、茶道裏千家の山田先生をお招きし初釜体験を実施しました。

和室を茶室に模様替え、赤い毛氈を敷きお正月用の風炉先屏風と炉縁に、床飾りには軸と結び柳、福鈴、お香棒、なつめ、寿棚に獅子舞や日本人形の飾りを施し、公民館の和室が優雅な茶室になりました。

床飾りの軸には「日々是好日」の文字が書かれています。意味は毎日が良い日になるように、自分の行いが、自分の未来、将来を生み出す」という禅語になります。

また、結び柳は、天井から畳まで長く流れるほど縁起が良く、途中に太い柳で輪を作り一つに束ねるのは、皆を一致団結し邁進させる意味が込められているそうです。



 

先ずは、先生方と正客によるお手前を拝見しました。

茶道で重んじる「一期一会」は、「その茶会を一生に一度だけの機会と捉え、おもてなしに最善を尽くし、お互いにそのひとときを大事にすること」とされています。

お菓子をいただくときも「お先に」と言葉をかける、またお茶碗の向きも相手に見えるようにするなど作法にも細かい心遣いが感じられました。


実際にお客様をおもてなしする側にまわり体験してみました。

お菓子は初釜ということで、花びら餅をいただきました。
花びら餅とは、みそあんと甘く煮たごぼうをお餅で包んだ新春を祝う年始にいただく伝統的な和菓子です。


お抹茶の立て方

シャカシャカと細かい泡が立つように抹茶を点て、ひらがな「の」の字を書いて茶筅を取り出し完成です。

お茶碗にもお正月仕様の絵柄や金箔塗など素敵なものがたくさんあって、お抹茶を引き立てていました。

茶道の経験のある方もおり、先生との会話も弾んでいました。

喫茶むすぶはシニア向け居場所づくりを目的として、月に2回、第1,3金曜日の14時から開催します。毎回、お茶を楽しみながらゆるりと行います。                 

お茶代として参加費100円!ご興味のある方はぜひご参加してみてください。

次回2月は物づくり「ペーパークラフトでかごを編んでみよう!」です。