2023年3月2日木曜日

【報告】2022年度 国際交流基金地球市民賞 授賞式

2月22日、「2022年度 国際交流基金地球市民賞 授賞式」が執り行われました。

国際交流地球市民賞は、1985年に創設され、今年で38回を迎えます。
全国各地で、国際文化交流活動を通じて、日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深め、互いの知恵やアイディア、情報を交換し、ともに考える団体を支援する賞として、これまでに115団体が受賞されています。

対象となる活動は、「文化芸術による地域づくりの推進」「多様な文化の共生の推進」「市民連携・国際相互理解の推進」などです。

2022年度は、若狭公民館の指定管理者、NPO法人地域サポートわかさを含む3団体が受賞しました。

<20220年度 受賞団体>
・特定非営利活動法人 アレッセ高岡(富山県高岡市)
・特定非営利活動法人 Peace Culture Villege(広島県広島市)
・特定非営利活動法人 地域サポートわかさ(沖縄県那覇市)



授賞式の会場は、グランドプリンスホテル高輪(東京品川)。


授賞式会場(グランドプリンスホテル高輪
授賞式会場(グランドプリンスホテル高輪)

エントランスには受賞団体を紹介するパネル展示


本来であれば、上原廣保理事長が出席するところですが、沖縄を離れられない用があったため、館長の宮城(法人事務局長)、職員の佐藤、安次富が出席しました。

格調高い立派な会場で、気後れする私たち....。

緊張する宮城と佐藤

受賞3団体の紹介ムービー

授賞式では、各受賞団体の取り組みを動画で紹介されました。
地域サポートわかさについても、とても素敵にまとめてくださって感謝です。
この動画は、後日、国際交流基金地球市民賞HPで閲覧できるようになる予定ということです。
公開されましたら、お知らせいたしますので、お楽しみに!

さぁ、いよいよ授与式。
表彰状を宮城が、目録を佐藤が拝受いたしました。


表彰状を受け取る宮城

目録を受け取る佐藤

表彰状を拝受した後は、各受賞団体のスピーチです。
他の2団体とも素敵な活動をされていて、その活動の源となる熱い想いが伝わる素晴らしいスピーチで、大変感動しました。

と、人のスピーチに感動している場合ではありません。

上原理事長の代わりにスピーチをすることになったので、大緊張。
でも、せっかくいただいた機会なので、個人的背景も交えながら、取り組みの留意点と全国公民館連合会が1967年に出した「公民館のあるべき姿と今日的指標」に示されている公民館の理念に沿って、”誰一人取り残さない地域社会の実現”に向けて模索していることを話させていただきました。


写真では伝わらないかもしれませんが、緊張のあまり(多分、緊張していなくても...?)ものすごく噛み噛みで、立ち会ってくれた知人からは「原稿読んでいて、こんなに噛んでいる人初めて見た」と言われました...。

本当に、自分でもおかしくなるくらいに噛み噛みでした。
お聴き苦しかったと思います。失礼しました。



授賞式の最後に、国際交流基金理事長、受賞3団体、選考委員長が並んで記念撮影。

貴重な写真。いい思い出になります。


ちなみに、地域サポートわかさの受賞理由は、以下の通り。(国際交流基金地球市民賞HPより)

<受賞理由>

ともに考え、住民の活動を創造的に後押しする地域づくりの要

地域サポートわかさは、沖縄県那覇市若狭地域で住民主体のコミュニティ形成を担うNPO法人である。住民の宝である那覇市若狭公民館の民営化に際し、管理運営を担うべく近隣住民が協力して2005年に設立。住民自治を尊重し、地域住民の自発的な活動を後押しする一方、アーティストとの協働などユニークな視点で企画する質の高いプログラムや細やかな情報発信に定評があり、全国的にも注目の存在となっている。

「誰一人取り残さない」をモットーに、地縁組織に属さないひとり親世帯やさまざまな家庭環境にある子どもたち、在留外国人も意識し、セーフティネットの役割も果たす。近年は増加するネパール人住民の活動も支援し、住民との交流と相互理解に一役買っている。


このような評価をいただけて、大変光栄です。

これも、これまで私どもと共に活動してきた多くの当事者団体、NPOや専門家、関係機関、そして地域の皆さまのおかげです。
あらためて、感謝申し上げます。



さて、緊張の授賞式終了後には、レセプションがありました。

他の受賞団体とも交流でき嬉しかったです。
それぞれ大変素晴らしい活動をされていて、私たちの今後の活動のヒントや刺激をたくさんいただきました。
今後も交流していけたら幸いです。


他の受賞団体と交流

また、これまで連携・協働してきた関係者もお祝いに駆けつけてくださいました。

授賞式に参加したスタッフで記念撮影(宮城・安次富・佐藤)

ユーチュー部の顧問、藤井光さんと

「パーラー公民館」の評価検証でお世話になった大澤寅雄さん

常に親身になって寄り添っていただいた国際交流基金の担当者、平井さんと

全国公民館連合会の村上さんも駆けつけてくださいました

元職員の一柳さんをはじめ、関係者の皆さんと記念撮影


この授賞式の様子は、翌日のQAB(琉球朝日放送)ニュースで放送されました。

取材を受ける宮城

QABニュースアーカイブはこちら。→


また、琉球新報、沖縄タイムスの県内2紙にも大きく取り上げていただきました。
そのおかげで、公民館利用者や地域の方々から「おめでとう!」とよく声をかけられます。
新聞やテレビニュースの反響は大きいですね。

この栄誉ある賞に恥じることがないよう、ますます精励していきます。

(宮城)