若狭公民館では、毎年、那覇中や上山中の生徒がやってきます。大人の働きぶりや仕事の内容を中学生が学ぶだけでなく、公民館について知ってもらう良い機会でもあります。若狭公民館では、より充実したキャリア教育となるよう、職員全員でプログラムを工夫しています。
プログラム内容
施設紹介
公民館内を案内し、各部屋でどのような活動が行われているのかを説明します。また、掲示物の配置や内容にも触れながら、施設全体を見学してもらいます。
庶務・雑務体験
どの職場にもある庶務や雑務を実際に体験してもらいます。細かな仕事を知ることで、働く現場を身近に感じてもらいます。
館長のお話
若狭公民館の運営目標や取り組みについて、館長から直接お話を伺います。公民館の指標である「つどう・まなぶ・むすぶ」がどのような意味を持ち、若狭公民館はどのようにして実現しているのかを知ってもらいます。
逆面接
生徒が面接官となり、公民館職員が面接を受けます。面接官といっても、面接をまだ経験したことのない生徒たち。「志望動機は?」など、面接でよく聞かれる質問をそこで知ることができたり、職員の履歴書を見て自分たちが聞きたいことを考えたりします。また、質疑応答を通じて、職員の人間性やキャリアについて理解を深め、大人がどのような思いで働いているのかを知ることができます。
ブログ作成
生徒がブログを作成し、公民館がどのような視点で情報発信をしているかを学びます。また、人に伝えるための文章の書き方や構成の仕方についても実践的に学びます。
生徒の作ったブログはこちら↓↓
上山中学校職場体験で若狭公民館へ!(作成:上山中学校)
ふらっとサークル訪問(青空民謡)(作成:那覇中学校)
講座(素案)の提案
公民館について理解を深めたうえで、講座の素案を考え、チラシを作成します。完成後は職員と意見交換を行い、企画のブラッシュアップを体験します。
今回の職場体験では、中学生のみなさんに若狭公民館の活動や役割を知ってもらうと同時に、働くことの魅力や大変さを感じてもらえたのではないかと思います。公民館が幅広い世代にとって身近な場所であることや、職員の工夫や思いに触れることで、新たな発見があったのではないでしょうか。この体験が、これからの学びや進路を考えるきっかけになれば嬉しいです。
(平岡)