令和7年1月25日(土)に沖縄県トラック協会会館(津波避難ビル)にて避難訓練・防災体験が開催されました。
曙地域の子どもたち、高齢者、学校、まちづくり協議会、行政、企業と多種多様、老若男女が参加した防災訓練・体験となりました。
はじめに、曙地区での防災アドバイザーでも活躍しており、防災士・社会福祉士でもある稲垣曉さんより曙地区での災害時のリスクなどを阪神・淡路大震災の被災経験をもとにお話してくれました。
稲垣さんは先日のOTVの阪神・淡路大震災30年の特集にて取材がアップされていたので、稲垣さんの紹介も兼ねてこちらでも共有します。(動画が見れない方はこちらから)
講話では、災害時に一番怖かったのは「夜」で一番欲しかったのは「情報」だったそうです。
夜になると電気や発電機がないままに余震を経験すると怖くて大変だったこと、稲垣さん自身は友人宅の倉庫で寝泊まりしたそうですが、学校グラウンドに布団を敷いて昼夜を過ごす高齢者などもいたそうです。阪神・淡路大震災では、車からラジオを聞いて初めて地震だったことを知り、避難所情報や給水情報などを拾うことができたと当時の様子を振り返りました。
曙地区の昔の地図と現在の様子を重ねて、液状化リスクや水害のリスクなどを話してくれました。
講話の後からは各参加団体に分かれての訓練となり、曙小学校区まちづくり協議会はトラック協会1階から避難所予定となる4階まで車椅子の方を階段で一緒にあがる訓練となりました。
消防の方がリードしてくれ、車椅子をあげるのも初めての方々で力を合わせて上げていきましたが、「落ちないか不安だったと」車椅子の方は怖そうでした。
限られたスペースで車椅子を上げていると後ろがつっかえて長い列ができていました。
その間に玄関前では、歩行者困難の体験を行っており、聴覚や視覚、関節などを制限をかけて歩行しているスタッフの方々もいました。
曙小学校の子どもたちはドローンのシミュレーション体験などを行っていました。
5階のメイン会場に戻ってきてからは、防災食体験と段ボールベッドの設営体験をみんなで行いました。
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初めての防災食体験で作り方を学びながら体験 |
ご飯が暖まる前にポータブルトイレを設営して座ってみたり、凝固剤がどれだけの水分まで固まるのかと実験してみたりしました。
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曙小学校校長先生も座っていただきました |
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子どもたちも待っている間に段ボールベッドの設営体験 |
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ベッドを体験する参加者 |
最後は参加者で記念撮影をしました。修了証もいただきました。
ご参加された皆様、お疲れ様でした。