2022年7月12日火曜日

子どもの居場所7月の報告会

 NPO法人地域サポート若狭は4月から若狭児童館を中心とした子どもの居場所”あっとほ〜む かめ家〜”を行なっています。
この居場所は那覇市保護管理課の「公共施設管理運営団体等が実施する子どもの居場所運営事業」の支援を受けて”子どもに優しいまち”をテーマに地域を巻き込んだ子どもの居場所を展開中です。

私たちの他には那覇市母子生活支援センターさくらも支援を受けています。

昨日はこの4,5,6月の活動報告会でした。
私たちはこの4月から始めたばかりで手探りの状態ですが、現在児童館では夕方軽食の支援と食後の学習の時間があり、利用時間も17時半から19時半までと延長されています。

若狭児童館は自由に遊べる子どもの居場所です。基本的には子どもたちはそれぞれがやりたいことを自由に行い、のびのびと過ごしています。利用時間が延長され、軽食時間や、学習時間ができたことによって、どんな変化が起こっているのか項目に分けて報告しました。

質疑応答で「この居場所ができたことによってどれくらい利用者が増えましたか?」という質問がありましたが、児童館の開館時間が伸びたからといって利用者が急増するということはありません。もちろん、昼間学校に行けない児童生徒のための学校以外の居場所としても開いているため、近隣の学校に通う児童生徒以外からも多くの問い合わせをもらったり、利用を希望して活用されていたりするケースもあります。

”あっとほ〜む かめ家〜”を始めたことによる大きな変化は、軽食提供や、それに伴う体験活動(収穫・調理・配膳・片付け)、学習支援を通して職員との関係性が今まで以上に深まったことです。

これまで公民館を利用して学習や卓球などをしてた児童生徒も、かめ家〜に登録してもらうことで公民館職員が利用者の把握ができ、これまで以上に円滑なコミュニケーションをとることが可能になりました。また、時間の延長によって公民館で行われているイベントに児童館職員が誘導しての参加ができるようになり、これまで以上に地域を巻き込んだ大きなつながりが生まれています。

この事業をはじめる前には、第1回地域連絡会議(仮)を開催し、関係者で情報を共有してからスタートしました。そして、6月末には第2回目の地域連携会議(名前が変更になりました)を開催しました。
1回目の会議の目的はこういった事業がはじまることを近隣の小学校や中学校、寄り添い支援員、児童委員、保護管理課、社協などの今後関係してきそうな方々へ周知し、相談しやすくするためでした。
実際、居場所が始まってまもなく寄り添い支援員を通して生徒指導の先生に繋げていただきました。
2回目の会議は居場所がはじまり顕在化してきた問題などに対し、具体的に関係者で情報を共有し、どういった対応をしたら良いのか意見交換などを行いました。公民館で行われているアートな部活動、ジュニアジャズオーケストラおきなわにも参加してもらい、”あっとほ〜む かめ家〜”を中心とした子どもに優しいまちネットワークの構築に向けてのスタートをきったような会議になりました。
地域連絡会議は2ヶ月ごとに開催していく予定です。

今回は、はじめての報告会は様子がわからず少し長めの報告になってしまいました。
次のさくらさんは継続して支援を受けている居場所です。さすが慣れていてとてもわかりやすい報告でした。次回は10月の中旬以降に開催されるようです。

もうすぐ夏休みもやってきます。さらに魅力的な居場所を目指して活動していきます。