2024年11月11日月曜日

竹中俊さんのお話会 開催

 11/5(火)に、ネパールで孤児院の経営をしている竹中俊さんのお話会を開催しました。
大人から子供まで45名の方のご参加がありました。

竹中さんは2016年からネパールをおとずれた際に、ご飯が食べられなかったり、家がなかったりする子どもたちと出会ったことから、ネパールで支援活動をはじめられたそうです。

今日はネパールの話だけ2時間するから!と宣言すると、ネパールで出会った多くの子どもたちのお話を聞かせてくれました。

竹中さんはネパールのカトマンズで孤児院の運営をしていますが、ネパール中のあちこちを回りながら、困っている子どもを見かけては支援しているそうです。

今回のお話会のように寄付をつのって、毎年日本中、世界のさまざまな場所でお話会を開催しています。また、子どものたちの仕事の創出のために、お茶や布ナプキンなども作って販売しています。


ネパールの子どもたちの生活や、なかなか理解が難しいヒンドゥー教におけるカーストの話、コロナ禍で日本に強制帰国となり、数年間子どもたちに会えなかった話などを、沢山の写真や映像でたっぷりと伺いました。

今回、会場には赤ちゃんから大学生まで、15名以上も未成年の方が来館していました。
沖縄を出たことない子どもたちにとって、世界にはさまざまな生活、状況で暮らす多様な人々がいることをイメージするのは、なかなか難しいことだと思います。竹中さんのお話をどのように聞いていたのでしょうか。

参加者からは

今までで深く考えることのなかった世界の問題などについて触れ、考える機会ができた ・親のことばよりも、カッコいい大人のことばが、どれだけ子どもの心に響くか、実感した ・ネパールがどういう国でどのような状況にあるのかを詳しく聞けて貴重な経験になった といった感想をいただきました。

今回の講座は、施設の利用申請に来られた際に、ネパールで孤児院運営している方のお話会だと知り、共催で開催することになりました。

若狭公民館地域には、多くの外国人が暮らしていますが、その多くがネパール人留学生です。


講演会には、2名のネパール人の参加があり、感想をもらうことができました。
ネパール献血者協会の代表・ラフルさんは、「俊さんは自分と似ていると思います」と言っていました。ラフルさんは沖縄で献血の活動をしていますが、ネパールでは孤児院運営もしているそうです。

講演会のはじめに、若狭公民館ではネパール人との交流が活発なこと、新年を祝う祭を毎年一緒に開催していたり、地域の祭に参加してもらうなど地域住民として交流していること等をお伝えしました。 公民館で行われている活動についても知れてよかったという声もいただきました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。(sato)


竹中俊note


【2024年11月 読書の秋】

 

テーマは「読書の秋」です。
9~11月は秋だと言われることもあると思いますが、 夏がずっと続いているように感じています。




 

2024年11月6日水曜日

那覇市生涯学習推進計画(素案)パブコメ勉強会

 那覇市では、市民が生涯にわたって学習することができ、その成果が活かされる社会の実現を目指すため、生涯学習推進計画を策定しています。

現行の計画期間が今年度で終了するため、現在、新たな計画に対する市民意見を募集しています。

※詳しくは、那覇市ホームページ「第3次那覇市生涯学習推進計画(素案)に対する市民の市民意見募集」をご覧ください。


市民の生涯学習の拠点である公民館としては、広く周知すると同時に、市民の意見や提案を出しやすくする必要があると考え、成人講座として「那覇市生涯学習推進計画(素案)パブコメ勉強会」を開催することにしました。

生涯学習推進計画ってなんなの?

「どのような内容になっているの?」

「市民としてどう関わっていけるの?」

などの疑問に答えられるように、生涯学習課の担当職員から「那覇市生涯学習推進計画(素案)」の概要について説明していただきます。

その後、質疑応答を交えながら、各自の感想や意見を共有する場を設けます。


講座内ではパブリックコメントを書くところまではできないかもしれませんが、参加者がそれぞれ計画(素案)の内容を理解した上で意見を出していただけるようにしたいと考えています。


「那覇市生涯学習推進計画(素案)」では、基本理念を『次世代の未来を拓き、豊かな学びと文化が薫る誇りあるまち』としています。

その理念の実現に向けて、生涯学習推進計画をより良いものにするために、一緒に考えてみませんか?




那覇市若狭公民館 成人講座
『那覇市生涯学習推進計画(素案)パブコメ勉強会』

日時:11月26日(火)18:00-20:00
会場:若狭公民館 第1研修室
対象:関心のある方はどなたでも
定員:20名
申込:電話、メール、申込フォームより
    ①氏名 ②所属 ③連絡先
    を記載の上 11月25日までに申込み
    
TEL:098-917-3446

→ 申込フォームはこちら。

なは防災キャンプ'24秋(那覇市立上山中学校)(2024年11月1日-2日)レポート2

 11月1日〜2日の日程で「なは防災キャンプ'秋」を開催しました!会場那覇市の指定避難所に指定されている『那覇市立上山中学校』です。



レポート1では、天妃小学校区まちづくり協議会の炊き出し訓練の様子や防災講話、防災かるた、テント設営などをレポートしました(レポート1はこちら


レポート2ではチームAMMAとの朝食会とふりかえりをレポートしていきます。



早朝もまだ暗いうちから、昨日使用できなかったガス式の発電機で炊飯器を動かしてみようとPTAとおやじの会の皆さんが動いてくれました。

ただ、大きなサイズの炊飯器はすぐに許容を超えてしまうみたいで、電源が落ちてしまうので、小さな炊飯器でゆでたまごを作ることに。



初めて動かすガス式の発電機がうまく稼働して炊飯器でゆで卵ができるのか半信半疑でしたがやってみることに。



朝の最初はラジオ体操から始まりました。



在沖ネパール人学生と協働でつくる防災に強いまち作りに取り組んでいる「チームAMMA」の皆さんが「チャイ」を作ってくれました。


チームAMMAのみなさん


チャイの中身はなにが入っているかをクイズしました



早朝から作ってくれていたゆで卵も子どもたちに食べてもらいました。


若干半熟たまごにお塩をかけていただきました


他にも那覇市防災危機管理課より提供いただいた防災カレーや那覇市社会福祉協議会より提供いただいた備蓄パンなども参加者と試食しました。





朝食後は全体でのふりかえりを行いました。

ここでは、昨日の夕方から今朝までの経験から考えたことや感じたことを一人一人話してもらい、アウトプットとインプットをみんなで行います。





上山中学校PTA会長 与那覇さんより防災キャンプを開催した思いを参加者に伝えてもらいました。

津波警報の時に剣道部と少しの生徒は春休みだが学校にいた。学校には警報を聞いて周りの地域の人たちが上山中学校に避難してきた。その時に実際避難所となった場合はどうなるんだろう?イザという時に備えて、避難所の運営の仕方をその時(4月3日の津波警報時)に学ぶべきだと感じた。そのためにまずはみんな(生徒)と宿泊したいと思った。


それから参加者で防災キャンプを通してのふりかえりをシェアしました。


上山中学校の生徒さんたちより

・防災かるたをして楽しかった。キャンプ用品を披露してくれたのは今後の勉強になった。

・学校にあるけど、今まで知らなかった備蓄倉庫の中身を知れたことや宿泊体験ができてよかった。

・初めての炊き出し体験やキャンパーのリュックの中身を見れたことは勉強になった。

・帰ったら家族と防災について話したい。

・防災食を体験できたのは楽しかった。

・寝る時肩がいたかった。

・家に帰ったらどのようなキャンプ道具があるか確認してみたい。

・体育館は災害に強いということを初めてしった。今後の取り組みに活かしていきたい。

・いつも学校で使っている給食搬入口に防災倉庫があるのと、中身を初めて知ることができた。

・いつも部活で使っている体育館倉庫に災害時用の備蓄があるのを初めて知ることができた。

・災害時は暇潰しのものがあるといいと思った。


参加者より

・前回は屋外での防災キャンプを体験したので、体育館の建物の中は防犯的に安心感があり、守られている感じはありました。

・防災危機管理課の職員さんの講話で地域の歴史を知ることによって、災害のリスクを知ることができた。

・防災講話で語られた羊羹(ようかん)などの手軽な備蓄はよいと思った。

・日頃からの備蓄が大事だと思った。

・宿泊を体験して1日も早く家に帰りたいと思った。

・防災キャンプを通して当たり前が当たり前じゃないことを気づいた。なんでもあって当たり前と思うことが間違いだと気づいた。那覇市の防災キャンプの取り組みをうるま市に持っていきたい。

・パーテーションの中は寝苦しかった。

・息子は楽しかったと言っていました。手軽な備蓄としてちっちゃめな羊羹を買いにいく。

・今回の経験を家族や知り合いと情報を共有していきたいと思う。

・防災食もいろいろあるが、手軽で身近なドライフルーツも防災食として使っている。

・初めて防災キャンプに参加して慣れない環境であまり眠れなかった。

・外国籍の方々も避難するということを感じてほしい

・防災キャンプを毎年やりたいと思った。

・災害時体育館が停電なっていたらどうなっていたんだろうなと感じた。

・季節は暑いのはどうにもならないなと感じた。

・避難所の中でのルールを考える必要ができた。

・那覇は在留外国人・観光客・身体が不自由な高齢者が避難所に来た時にどのように過ごせるか、対応できるかを考える必要がある。

・自助と共助が大切。

・少しだけでも普段の生活が変化するとものすごく不自由な生活があった

・電気や水が止まった時にどうしたら良いか本当にわからない。


などなど多くの気づきがありました。


上山中学校での防災キャンプはここで終了です。

参加された皆様、炊き出しのボランティアの皆様、天妃小学校区まちづくり協議会の皆様、お疲れ様でした。



【関係・協力団体

主催:天妃小学校区まちづくり協議会/那覇市若狭公民館

共催:那覇市防災危機管理課 /NPO法人地域サポートわかさ /  (一社)災害プラットフォームおきなわ / 那覇市社会福祉協議会 

協力:(一社)人も犬も猫も幸せなまち創り隊Okinawa  / 上山中学校PTA / 上山中学校おやじの会/那覇市立上山中学校/天妃ぼうさい井戸端会議 / Team AMMA


なは防災キャンプ'24秋(那覇市立上山中学校)(2024年11月1日-2日)レポート1

  11月1日〜2日の日程で「なは防災キャンプ'秋」を開催しました!会場那覇市の指定避難所に指定されている『那覇市立上山中学校』です。



まずは、「防災キャンプ」ってなに?という人もいると思います。

防災キャンプとは「防災訓練×キャンプ」をかけあわせて、宿泊しながら擬似避難体験をしようという企画です。
防災キャンプには3つのルールを設けています。
①自己完結
②シーズン毎にやる
③できれば宿泊する
日帰りの訓練だと、終わったら帰宅してお風呂に入り、ご飯を食べますよね。では宿泊となるとどうでしょう?
防災キャンプでは、公園など避難所になるような場所で過ごすためにはいったい何が必要なのか、自分で考え、そして季節に合わせてどのように過ごすかをそれぞれ考えてほしいという狙いがあります。
そして宿泊体験を通して様々なことに気づき、今後に生かしていくことを1つの目的としています。  



11月1日(金)の今回の防災キャンプは平日夕方から開始です。

今回は中学生が参加者のメインとなり、学校の先生方にも様子をみてもらいやすいように平日の夕方より防災キャンプをすることになりました。



主催である天妃小学校区まちづくり協議会の有志の方々が集まり豚汁の炊き出しを行いました。参加者の中学生も学校終わりに炊き出しを手伝ってくれていました。

食材の多くは那覇市社会福祉協議会より寄贈いただいたものを調理しました。



地域の方やPTA、天妃まち協で荷物の運び出しから食材の切り出し、豚汁を作っていきました。炊き出しに参加していただいた皆様、ありがとうございます。



今回は那覇市の指定避難所に配備されているガス式の発電機を初めて使用してみることに。

いざ動かそうとするとガスの他にもエンジンオイルが必要なことがわかり急遽買い出しにいくことに。

後に、那覇市防災危機管理課に確認したところ、配備時にはエンジンオイルとガス発電機は一緒に提供しているそうですが、整理の際や荷物を移動の際にバラバラになっている可能性があるとのことです。

オイルを入れて、ガスを設置すると無事に稼働することができました。


無事に稼働できて拍手がうまれました!


参加者が揃ったところで、上山中学校の校舎内にある那覇市の防災倉庫の見学に向かいました。

こちらは普段中学校生徒さんたちが利用する場所に設置されているのですが、中を見るのも初めてということで、皆さん興味津々で倉庫の中を覗いていました。




夕飯は天妃小学校区まちづくり協議会の炊き出し訓練で作った「豚汁」とご飯、ご飯のお供などを準備していただき、参加者でいただきました。

天妃小学校区まちづくり協議会の方々ありがとうございました。




夕食をいただきながら、那覇市防災危機管理課の源河さんより防災講話を行っていただきました。

防災講話では、地域の名前から災害リスクについて知ることや、地域の歴史や古地図などと現在の地図などを照らし合わせて埋め立てでの液状化リスクや川の氾濫、土砂崩れなどの危険性をお話してくれました。



講話の後は若狭児童館の当山先生が「防災かるた」のやり方を教えてもらいながら、実際にやってみることに。
大人も子どもたちも大盛り上がりな時間となりました。



防災かるたの後は、「なは防災キャンプ」の発起人であり、災害プラットフォームおきなわやキャンプ沖縄事業共同組合の副代表をつとめている宮平未来さんよりキャンパーのもちだし品を紹介する時間でした。

キャンプは野外・屋内で自分のスペースや生活空間を作る技術を使用していくので、災害時の避難生活で役立つ荷物や装備がいっぱいあり、一つ一つ丁寧に紹介してくれました。


小さいカバンにはこのような大きなブランケットも入っています。


学校の体育館に配備されている避難所用のパーテーションを実際に活用しての宿泊です。

学校に配備されていますが、開封もしたことがないために箱のまま保管されています。



防犯や災害時のプライベート空間や体育館の室内温度について考えて、自分たちでどこの場所が良いかを提案して配置場所を決めました。



これで、レポート1は終わりです。

レポート2では、チームAMMAとの朝食会、ふりかえりをレポートします。(レポート2はこちら


【関係・協力団体

主催:天妃小学校区まちづくり協議会/那覇市若狭公民館

共催:那覇市防災危機管理課 /NPO法人地域サポートわかさ /  (一社)災害プラットフォームおきなわ / 那覇市社会福祉協議会 

協力:(一社)人も犬も猫も幸せなまち創り隊Okinawa  / 上山中学校PTA / 上山中学校おやじの会/那覇市立上山中学校/天妃ぼうさい井戸端会議 / Team AMMA

2024年11月5日火曜日

11月5日 令和6年度 那覇市総合防災訓練 参加



 11月5日10時〜「令和6年度 那覇市総合防災訓練」が那覇市全域で開催されました。(那覇市からのお知らせはこちら

11月14日更新
防災食が抽選で当たりました。


今回は5年保存できる野菜カレーとなっていました。ありがとうございます!



大規模地震・津波の発生を想定し、エリアメールや防災行政無線で地震発生(シェイクアウト訓練)と津波避難訓練の放送と「緊急速報メール」の配信がありました。



那覇市若狭公民館も津波緊急一時避難施設として、地域の方や近くの園から園児の方々が避難訓練を行ってくれました。


10月 曙パーラー公民館「ちょこっとハロウィン」開催!!

  10月26日の午後、那覇市あけぼの公園で「パーラー公民館 ちょこっとハロウィン」が曙小学校区まちづくり協議会主体となって開館しました。





移動式屋台型公民館「パーラー公民館」は、生活圏内に公民館がない地区に、パラソルと黒板テーブルを持っていって、居場所をつくるという取り組みです。2017年より3年間にわたって若狭公民館からスタッフを派遣して開館していました。
地域の方々がパラソルの下で、多くの人が集い、互いに学び合いながら、楽しい空間になっています。詳しい内容はこちらから
誰もいない公園ですが、「パーラー公民館」が設置されると自然と人が集まり、世代を超えての交流が生まれます。


ハロウィン間近の週末だったこともあり、公園では各テーブルごとにお菓子ブースをもうけて子どもたちにまわってもらい、お菓子を受け取ってもらいました。



お菓子をもらったあとは、紙芝居の読み聞かせをボランティアスタッフのジョーさんが行ってくれました。よくみるとちょこっと仮装していますが、わかりますか?


次回は11月に開催予定です。


(崎枝)