2011年11月24日木曜日

市民講座「若狭の昔むかし」報告

市民講座「若狭の昔むかし」の様子をご報告します。

11月11日開催の第1回は、「若狭町村今昔物語」と題して、島袋文雄さんにお越しいただきました。
若狭の隣町、前島の兼久にお生まれになり、元 小学校校長、那覇市教育史主任編集委員、沖縄大学地域研究所特別研究員を歴任され、平成20年には那覇市政功労者として表彰もされています。




多くの方が参加されました。

島袋先生、20年前に若狭公民館に社会教育指導員としても勤められ、その時に行なった講座の成果をもとにお話くださいました。
その成果の一つが、これ。昭和19年の若狭町を復元した立体模型です。



みなさん興味深くご覧になっていました。

島袋先生の話の内容は、こちらをご覧ください。
第1回の様子をUSTREAMで録画しています。

残念ながらネット環境の不具合で冒頭は少し切れてしまいましたが、接続されてからは最後まで途切れずに持ってくれました。



11月20日開催の第2回は、「若狭町の拝所を20年ぶりに歩く」と題して、古塚達朗さんにお越しいただきました。
古塚さんは、20年前にも若狭の婦人会に招かれて、拝所を巡り歴史的背景を説明されたとか。
今回も同じコースを回り、街の変化も見つつの講座となりました。


雪崎(ユーチヌサチ)、雪と書くが本来は海に突き出る斧(ユーチ)に似ている岩を表したのだとか。


ユーナヌカー(若狭の村の井戸)、旧那覇では井戸水には潮が混ざっていましたが、この井戸だけでは甘い美味しい水が湧き出ていたのだとか。


拝所や旧跡を巡って、町を歩きます。


隣町、辻の御嶽も見に行きます。


三文殊(サンモウジ)。程順則、蔡温、山田親雲上の三賢人が国について語り合ったという伝説に基づきます。


最後は、波上宮、護国寺、久米至聖廟の解説で終了となりました。


2時間半に渡って若狭とその周辺を歩き、充実の講座となりました。
ご参加のみなさま、並びに第2回の移動学習の安全指導にご協力いただいた地域の交通指導員、上原さん、饒平名さんに感謝致します。

(一柳)