結論から言うと実に意義深く、得るものの多い会議でした。
参加者も多く、こういったテーマに人が集まっていることにも驚きました。
どの辺りが意義深いと感じたかというと、公民館や自治会の未来について本当に真剣に考えている方々が着席者に多かったため、「じゃあこれからどうしたらいいのか」という話がされていたところです。
そもそも、のところでは「自治会や公民館は若者の目に入っていないのでは」ということや「若者に本当に来て欲しいのか?」など根本から問うシーンもありました。
確かに、多くの若者にとって「自治会や公民館ってなにしてるところですか?」という感じだと思います。わからないものは使いようがないし、用がない所には行かないのは当然ですよね。
私自身、公民館勤務なので公民館のことはある程度わかるつもりですが、自治会のことはほとんどわからないのが事実です。
なので、この日一番の収穫は「自治会は何のためのものなのか、どんなことができるのか」を知ろうと思えたことでした。わかれば、可能性についても考えることができると思うのです。
会議の途中で、グループで話し合うコーナーがありました。
お題は「公民館や自治会がどうだったら行きますか?」
私の加わったグループでは
「親しい人や、付き合いのある人から誘われたら行くかも」という意見や「自分に関係があると思えることをしていたら行く」などの意見がでました。
また、自治会などに行くと労働力にさせられてる気がするという声や、付き合いが面倒に感じる事もあるなどの、実際に参加している若者の本音も聞けました。
「絆」「つながり」というと聞こえがいいけど、しがらみでの苦労は大きな課題かもしれません。
しかし多くの課題を抱えているとは言え、自治会も公民館も意味なく存在しているものとは思えません。
時代の移り変わりとともにスタイルを変えていき、中心にいる人々が本来の役割を十分に認識し運営していく上で、多くの方が関わっていくと明るい未来があるんじゃないかなと思いました。
(真)
※以下、新聞掲載記事です。クリックすると拡大表示されます。
沖縄タイムス(2014.3,24掲載)
琉球新報(2014.3.25掲載)