2011年3月7日月曜日

「沖縄県社会教育主事等研究大会」参加しました。

3月3,4日開催の「沖縄県社会教育主事等研究大会」に初日だけ参加しました。

このような研究大会、参加すると勉強になるとわかりながらも、公民館事業と重なることも多く、なかなか参加できないのですが、
今回は、忙しい時期ではありましたが、どうにか時間をつくって、宮城と上江田が参加しました。


会場は北中城村のあやかりの杜。
開会行事のあと、「地域のリーダーの育て方」というテーマのもと<学校><家庭・地域><行政>それぞれの立場から3つの事例発表がありました。



さすがに、それぞれの活動は興味深く熱のこもった素晴らしい発表でした。

事例発表のあとは、6つのグループに分かれて研究討議。



各グループごとに様々な意見が出たようですが、そのなかでも5グループの発表は興味深かったです。

60年代ごろから盛んに活動された子ども会や婦人会(女性会)も80年代でピークを迎え、今は会員の減少やリーダーの担い手が課題となっている。
とここまでは、他のグループと同じような展開なのですが、このあと
「現代の社会状況において、このような既存の組織は果たして必要なのか」
という問いがなされました。
「地域のリーダーの育て方」がテーマで話し合っている中、そもそも「地域のリーダーとは何を指すのか」「どのような役割を担うのか」という原点に戻る本質的な問いは新鮮で、核心を突いたもののように感じました。

リーダー育成が課題となっている既存の地縁組織が果たして来た役割や意義、それを理解したうえで、現代の社会状況に応じた新たな枠組みを提案していく必要性を感じます。

助言者の大城喜江子さん(なはまちづくりネット代表)のコメントも参考になり、公民館という地域の中核を担う教育施設がどのように機能していくべきなのか、あらためて考える研修となりました。

「沖縄県社会教育主事等研究大会」の様子は、なはまちづくりネットの「沖縄県委託事業 社会教育委員等資質向上支援事業」ブログでもレポートが掲載されています。
→ こちらからどうぞ。