前回に引き続いて、泊外人墓地について書きます。
前にも書きましたが、ここにはペリー提督上陸之碑があります。
当時は発音をそのまま表記したので、ペリーではなくて、ペルリ提督、とあります。
その碑文の下には、次のような深いメッセージが刻まれています。
「琉球人の繁栄を祈り、且つ琉球人とアメリカ人とが常に友人たらんことを望む」
これはペリー提督が、1853年に大美御殿で行った挨拶でしゃべった言葉とされています。ペリーがやってきた目的からすると社交辞令でしゃべった可能性もありますが、現在、この言葉は重く、非常に重要な意味があると思います。
昨日はメモリアルディでしたので、すべての墓に星条旗とたむけの花が供えられていましたが、前にここでも書いた事のあるウィリアム・ボードの墓にも星条旗がありました。
また単に「american」とだけ記された墓もありました。
外人墓地を訪れながら、平和とは何か、戦争とは何か、について、深く考えざるをえませんでした。
私達が平和に暮していることの意味を、この墓地は教えてくれているのかもしれません。(小)