2017年12月14日木曜日

第4回こども国際映画祭 in 沖縄 KIFFO

報告が遅くなりすいません・・
第4回こども国際映画祭 in 沖縄 KIFFO(キフォー)が
11月24日〜26日、若狭公民館で開催されました!

KIFFOは「映画は、ココロの栄養だ!」をキーワードに
様々な人が共存する社会を「みんな違って当たり前」、それぞれの抱える色々を大事にしようという思いが込められています。
こどもスタッフが司会・照明・音響・舞台監督・受付・誘導係・審査員として運営する映画祭です。

昨年から会場が若狭公民館になり、若狭公民館が映画祭一色になる夢の様な3日間です!

 今回も事前に映写及び照明、音響機材のセッティングを行いました。足場を組み立てて、慣れた手つきで作業していきます。
 ご覧ください、映画祭のために公民館にミラーボールが設置されました!!照明が当たるとムード満点!とても綺麗です!
映画祭が終わってもそのまま残してほしいくらいです・・笑

 他にも照明用のスモークやレーザー照明など、コンサート会場さながら本格的に仕上がってきました。笑


 照明や飾りつけなど、大人スタッフの皆さん連日朝早くから作業していました。
とてもチームワークが良く、てきぱきと動いていましたよ~。


高校生スタッフも集合し、全体で流れをみんなで把握します。いよいよ本番間近、若干緊張感が漂います。。



ギリギリまでオープニングの練習もしました。
子どもたちの特技、琴やピアノ演奏、バレエに空手演舞、、舞台監督はこれらをどう組み合わせるか、かなり悩んだそうですが、いざ合わせてみると奇跡的なほどマッチング!!本番が楽しみです!

24日の前夜祭では、
県内から公募した短編映画コンテストノミネート(60秒動画)作品と

短編映画『マリアムのしあわせ』(日本初上映)を上映しました。




マリアムの幸せ

本作は、2016年11月にパレスチナのガザ地域のこどもたちが中心となり「映画を通して世界にガザのことをもっと知ってほしい」という思いでできた作品。沖縄在住の映像クリエイター森琢磨さんがプロデュースに関わったことで注目を集めました。

60秒動画のエントリー作品は前年を超えるクオリティの作品ばかりで「クスッ」とさせられたり「映像美」に感動させられたりと、60秒の中に魅力がギュッと詰まった作品ばかりでした!

『マリアムのしあわせ』は内容もさることながら映画をとるきっかけとなった背景やガザ地域の現状のことも考えさせられ、とても興味深い作品でした!作中に映る街並みが日本とは全く違うとても異国情緒あふれる映像でとっても引き込まれました!

今年も高校生を中心に結成したこども実行委員会「10plus(テンプラス)」のメンバーが大活躍!
テンプラスのメンバーの中には過去にこどもスタッフとして参加して、成長につれテンプラスに加入したベテランスタッフもいます!こどもスタッフへの気配りはもちろん、自主的にどんどん動く姿は頼もしい限りです!

テンプラスの決めポーズ!
たまーに大人スタッフに怒られつつ笑、その反省を成長に活かし映画祭本番を迎えるころにはテンプラスは「なくてはならない存在」になってました!
 前夜祭が終わった後も大人スタッフは遅くまで調整・準備をします。
無事に本祭迎えれますように~!
すでに披露困憊の事務局長。笑
一生懸命動いて全体を引っ張ってくれます。あと少し、ちばりよー!

25・26日、いよいよ映画祭本祭です!本祭では、
「さとにきたらええやん」(日本)   「タングカッター」(ノルウェイ)   「地球にやさしい生活」(アメリカ)
の3作品を上映。今回は全作品ドキュメンタリーで選定されており、とても考えさせられる内容でした。
最初こどもスタッフには少し難しい様子だったのですが、隣で解説してあげると3作品しっかり観てくれて「おもしろかった!」と言ってくれました☆

 今回も装飾で館内がとっても素敵な映画祭会場に変身していました~!


こどもたちの発想による様々な魚たちが会場に来たお客様を見送ってくれます☆

映画上映の他に「プロジェクションマッピング」や「買い物ゲームでエコを学ぼう! 」、「ストリートワークアウト沖縄
など多彩な催しで多くの方に楽しんで体験していただきました!




今年は例年以上に音響、受付、照明、など大人が操作せず極力こどもスタッフに役目を任せました。ワークショップで一生懸命練習したりメモを取ったり、本番でもこども同士で声を掛け合いトラブル対処したり・・
そんなこどもスタッフのたくましい姿に終始感動してました。泣

今回上映前には円陣を組み士気をあげました!次の上映まで準備バッチリ、エンジン全開です!
2日目の「タングカッター」上映後には主役の声優さんお二人に登場していただきトークショーもありました!
KIFFOに対する熱意も感じる素敵なトークショーでした!

3作品の上映が終わり、さぁいよいよグランプリの発表です。
こども審査員が3作品の中から1つを選びグランプリ作品を決定します。今年もこども審査員が悩み、話し合いながら今年のグランプリ作品を決定しました。
発表された瞬間、みんなの予想外?のグランプリ作品決定に「おぉ~!!」と声があがりました!



映画祭が終わるとみんなで協力して片付けです!素敵な飾りつけを沢山装飾してくれたので、片付けるのがもったいないくらいです。。
あっという間に普段の公民館へ戻りました。毎年思いますが、夢が覚めるようで少し寂しい気持ちになりました。泣


普段住んでいる場所も感じ方もそれぞれ違う皆が集まって、協力し助け合うことで今年も映画祭をやり遂げることが出来ました。映画祭を通じてこどもスタッフは何倍もたくましく成長したように感じます!また、エンジン全開なこどもスタッフをやさしく、時にビシッとひきしめてくれる大人スタッフの皆様にも感謝でいっぱいです!


沢山の笑顔に包まれた夢のような3日間、第4回こども国際映画祭 in 沖縄 KIFFO(キフォー)
これにて閉幕!では、また来年~!!




                                 (小)